京都の師走といえば、南座の吉例顔見世興行です。
このところ、地味な演目が多かったのですが、
今年は「土蜘」「助六曲輪初桜」等、オーケストラで言えば「3大交響曲の夕べ」みたいな、メジャー演目も並び、なかなか華やかでした。
「石橋」などは、袖がないラメっぽい衣装に、体育会系の振り付けと、ちょっとウケをねらいすぎではなかろうか...とも思いましたが、楽しんでもらおう、という心意気は充分感じられました。
今年は「助六」があるということで、「助六」の帯を締めて出かけました。昭和の初めのものです。
数日前からうちの床の間も土田麦遷「助六」。
この足の細さが偶然にも仁左衛門さんと
同じで、お芝居を見ていてなんだか可笑しかった。