昨日、病院でのコンサートには、たくさんの方が聴きに来てくださいました。
どんな様子なのか、行くまでよくわからなかったのですが、やわらかな日差しが入るスペースで和やかな雰囲気で行われました。今年で12回目だそうです。
お客さまは、患者さん、患者さんの家族、地域の方、病院職員の方など。患者さんの中には、点滴をつけたままの方(写真の右上に注目)
ベッドごと、という方もおられましたが、それも自然な感じで違和感がなかったです。
この病院は、壁に飾られている絵も、ちょっと気の利いた感じのものが多く、そういうセンスが病院全体にあふれているのかな、と思いました。
院長先生はあいさつで「抗ガン剤など薬には副作用があるけれど、音楽に副作用はない」とおっしゃっていましたが、やはり頭が痛くなるような音楽とか、いらいらする音楽もあるわけで。そういう意味では、普段の演奏会より気を遣う部分もありました。
最後に、司会進行をされていた音楽評論家の日下部吉彦さんから「病院で演奏してみてどうでしたか」というようなことを尋ねられ、私は「早くよくなってください」くらいのことしかいえませんでしたが、松園くんは「音楽で何かみなさんのお役にたてたなら、音楽家としてこの上ない幸せです」というようなことを嫌みなくきれいな言葉で話していた。う〜ん、さすが准教授!(笑)と思いました。