先日、お近づきになった後藤正治さんの新刊『奇蹟の画家』(講談社)を読んだ。
奇蹟の画家とは、石井一男さんという作家さんのこと。清貧の画家、と書かれてます。
この本では、石井さんや絵のことについて、というよりは石井さんを発掘された「ギャラリー島田」の島田さんや石井一男の絵に感動した人達のこと(彼らと石井さんの絵のつながり等々)に多くのページが割かれていた。
登場人物の多さに目が回りそうになりながら、ようやく読み終えようとしたところ、最後の下りに「〜この画家の仕事は描かれた絵がすべてを物語っているのであって、それに余分な言葉を添える必要はないのだ、と。」と書かれていた。
あっ、これが、本音!(笑)と思いました。
後藤さんったら...正直で、なんだか、かわいい。
本の最後にある、石井一男さんのポートレイト。力が抜けていてよい感じの方だな、と見えました。
石井一男さんは、来年1月17日TBS「情熱大陸」で紹介されるそうです。
と、ココまで書いて、一度アップしたのだけれど、ちょっと気になって本を開いて読み返す。
「余分な言葉」について。
石井一男自身が言葉を必要としないから、後藤正治が周辺を取材することで言葉集め本にした、ということか...
ブログに自分の考えを書こうとすると、ちょっと時間がかかります。
とにかく、気になる方はこちらへ、と書くのが正しいかな。
石井一男展 1月10日から2月3日まで(ギャラリー島田)
やっぱり、昨日池田逸子さんと食べた、高倉錦「さか井」の穴子丼が美味しかった!とかいう話題が気楽でいいなあ。