レコード・プレーヤーは随分前に処分してしまったので、うちではレコードが聴けません。
カセットテープは、つなげば聴けるけれど...という状態。
日々、出来る限りモノを増やしたくないと思っているのですが、先日、ついに、こんなものを購入しました。
レコードプレーヤー(LP/SP/EP対応)なのですが、カセット、ラジオ、CD、それにUSB端子が付いているので、再生したものをファイルに保存できるという優れものです。
線をつなぐのが面倒だし、常に置いておく場所もないので、使うときだけ出してこられる一体型を探し、機能と値段でこれに決めました。デザインは「なぜかレトロ」なところがビミョウですが。(笑)
オークションで買ったまま聴けていなかった、平岡養一がアメリカに渡る前のSP盤などを聴き、また新たな発見をしています。
ところで、これを買うには、SP盤などレコードを聴くという他にも、目的がありました。
この手作りの箱は、この2年ほど、横浜から時には夜行バスに乗ってコンサートに駆けつけてくださる平岡養一ファンの方からいただいた、すっごいプレゼントです。
中に入っているのは、ご自身が「昭和40〜50年代、真空管式のラジオのスピーカーの前にマイクを置き、ダブルモーター式の重いオープンリールで録音した平岡養一の演奏」を、編集して10巻のカセットテープにまとめてくださったものです!
これらが、120分テープなので、このまま聴き続けるのには不安があり、データで保存できないかと思っていたのです。
それぞれのテープには、これもご自身による「平岡養一」が描かれています。
曲目も、手書きによる冊子にまとめられています。
すべて「通崎好み」を意識して作ってくださったそうです。
よく見れば、箱の中も凝っています。このあたりが通崎好み、ですね!
かなり大変な作業だったと思うのですが、お手紙には「貴重な音源を誰かのために役立てたいと思っていたので、私としては大変嬉しいことです」と書かれていました。
貴重な音源はもとより、ここには、平岡養一に対する思いが、ずっしりと詰まっているようで、それも含めしっかり受け取りたいと思っています!