12月4日の演奏会が近づいてきました。
15年ほど前から「弾きたい!」と思っていたヴィヴァルディの協奏曲を初めて弾きます。弾きたい!と思ったとき楽譜を買ってぱらぱらと弾いていたのですが、弦楽合奏との仕事というのもなかなかなくて、目先のことに追われ、弾きたいと思いながらそのままになっていた曲です。
このところバロックに目覚め、改めて考えると、マリンバではなく木琴にぴったり。
この曲は通称「ピッコロ協奏曲」と呼ばれていますが、当時は現在の「ピッコロ」が存在していないので、おそらくオリジナルは「ソプラニーノ・リコーダーのための協奏曲」ではないかと、言われています。で、バロック、リコーダーとくれば、本村睦幸さん!
昨日、ちょうど「関西レッスン」を兼ねてうちに合わせに来てくださった本村さんに無理を言って、レッスンしていただきました。私にとっては、願ってもないタイミング。(笑)
バロック独特の語法のようなこと、そしてリコーダーで演奏した場合の特色など。とても勉強になりました。
本村さんは全てにおいて論理的なので、レッスンがおもしろい。今年スタートされた「関西レッスン」。来年も季節に一度くらいは、と計画されていますので、アマチュアの方もプロの方も、そしてリコーダー奏者に限らず他の楽器でバロック作品を演奏される方にも、お薦めです。
この日のお昼は合同現場メシ。
本村さんには、ご飯の後、谷本さんとまーくんに、リコーダーを見せていただきました。
木で作った楽器はやはり興味深いようでした。
さて、4日のコンサートですが、レパートリーを渡して、演奏する曲は弦楽アンサンブル側に選んでいただいたので、自分自身の企画だと、たぶん組み合わせないだろうな、というプログラムとなっています。バイキングで友達に盛ってもらったものを食べる、って感覚でしょうか。(笑)
ヴィヴァルディ全楽章の他、ロサウロのマリンバコンチェルト第1楽章、野田さんアレンジのパガニーニ、西邑さんアレンジのピアソラ、山田耕筰にチャルダシュ、ラフマニノフのヴォカリーズもあります。
盛りだくさんのプログラム、がっつり、弾きます!
なかなか弾く(聴く)機会のない曲もありますので、是非ご来聴ください。
高槻現代劇場、14時開演です。お問い合せは072-671-9999(高槻現代劇場)
話、飛びすぎですが...
この日のまーくんは、引き手をつけてくれていました。
谷本さんは、ほんとに狭いスペースなのですが、版築前を素敵な庭に仕上げてくださいました。
また、ほんとに話が飛びますが、今日は、オペラの衣装の打ち合わせ。私はちょっとしたヘルプ!で入っただけなのですが、谷本さんはすでにすごい仕事量をこなしておられます。すっかり道義さんのお気に入り!
出来上がりつつある衣装の写真をお見せしたいところですが、本番までがまん。
それにしても、京響の練習場に谷本さんが来て、みんなに「衣装の谷本さんです」と紹介されるのを見るのは、なんだか、愉快!
いつから「衣装の谷本」になったの?(笑)
公演詳細はこちら
オペラ「イリス」衣装デザイン谷本天志です。
成蹊大の研究生さん達も、ばっちり仕事をこなしてました。