製作所日誌

2011年2月アーカイブ

政治・文化セミナー

毎日いろいろなことが「勃発」するので、時々、ブログの更新が滞ってしまいます。

あっという間に2月も終わり、明日から3月。
そろそろ『天使突抜367』も、書店に並ぶかな。
たくさんの方にご予約いただき、感激でした!
ありがとうございました。
引き続き『天使突抜367』をよろしくお願いいたします。

ところで、明後日は、こんなセミナーでお話しをします。
shimogyo.jpg
「よきものを長く使う〜アンティーク着物と長屋の話」というタイトルにしたのですが「よきもの」とは何であるか、というのは難しい話ですね。
私はインターネットなしでは、もはや生活できない...というような生活ですが、家の電話はいまだに、ダイヤル式の黒電話です。だって、こわれないんだもん、という理由です。(笑)
たしかに、びっくりするくらい長く大事に使ってはいるけれど、そんな場合の黒電話は「よきもの」といえるのかどうか...
まぁ、屁理屈はそこそこに(笑)楽しい90分にしたいと思います。

ちなみに同様の講演、6月に佐世保でも行います。
最近長崎とご縁があるようです!


西村鮮魚店

本が出来た!予約受付!と華々しく宣言すること。
今度、初めて木琴のための新曲を書いてくださる作曲家の当摩泰久さんに資料をそろえて送る、という地味ながらニタっとする作業、など日々いろいろ。
ちなみに当摩さんは西脇千花さんのお知り合い。
デザイナー岡本一宣さんのHPの音楽は当摩さん作曲、西脇さんの演奏、です。

で、21日からはリコーダーの本村さんと明日のコンサートのリハをしています。
前日は、オペラをみたわけですが、そのスケール感とは180度違う音楽です。
本村さんの清らかな音色に接すると「まじめに生きていこう」という気になります。(笑)
今回は、茶道資料館でのコンサートということで、プログラムには「ルネサンス小品集〜千利休の時代の音楽」と題して、スザートやダウランド、バッサーノなどの作品を入れています。勉強することが山積みです。(笑)
(コンサートはすでに満席に達しております。ありがとうございます。)

それはそうと、21日、本村さんと、うちのまあまぁ近所の「西村鮮魚店」に行きました。
お昼は全くフツウの魚屋さんなのですが、夜は息子さんにバトンタッチで、カウンターのみ、魚中心の飲食店に早変わり。ちょうど現在発売中の『週刊新潮』の中の「とっておき私の京都」で東儀秀樹さんによって紹介されています。

sincho_nishimura.jpg
ここの店主と同級生、という常連さんとのふとした会話から、店主とその常連さん共に、私が同志社中学校に教育実習に行っていた時の生徒であることが判明しました。
「あっ、4本もって弾いてた弾いてた!」と盛り上がりました。中学生にとって、四本のバチをもってマリンバを弾く教育実習生は、かなりインパクトがあったらしい。
何を隠そう、私は、中学・高校の音楽教師の免許をもっております。似合いませんけど...
まあそんなわけで、西村鮮魚店もよろしくお願いします。(笑)

平野愛さん

『天使突抜367』のカバー写真、その他コレ!という写真はカメラマン平野愛さんの撮影です。
実は、年内に撮影するはずだったのですが、撮影は1月の末になりました。
というのも、平野さんが原因不明の高熱、癌の疑い?!で入院生活を送ることになったのです!そんな、事の顛末は、見所・読みどころたっぷりの平野さんのブログ(2月1日)に詳しくあります。
こちらでも『天使突抜367』を、素敵に紹介してくださっています。


イリス本番

20日は、イリスの本番。
客席で聴かせていただきました。
この日の舞台は「名演」でした。
この「名演」は、曲そのものがもたらしたというよりは、マエストロ井上道義の世界がもたらしたというように感じました。
お客さんも、多くの方が感動されている様子で、少しですがお手伝いさせていただき身内気分の私にとっては、大変うれしかったです。
この感動には、最初と最後に出てくる合唱の「衣装」も、かなり大きな一役を買っているように思いました。
iris_c.jpg
この合唱の衣装は、谷本さんのデザインに基づいて、室田泉さん&室田さんの学生さん、卒業生の方が手袋に至るまで、手染めで仕上げられたものです。「太陽賛歌」を表す大胆な色使いもさることながら、東京公演と京都公演で合唱団が違うので、サイズにもうまく対応できるよう考えられたカタチは「さすが!」という感じでした。80人が照明の下に並ぶと、シルク素材のドレープ感も美しかったです。やはりよい素材を使って手間暇かけただけのことはありますね。衣装製作の若者達に拍手を送りました!
このオペラ、道義さんにはまた再演していただき、さらに進化させてもらいたいです。
イリス役の小川里美さんは、容姿も歌声も美しかったです!
iris_ogawa.jpg
☆舞台の写真はゲネプロ時に撮影。

ところで、この日は、衣装デザイン谷本天志ということで、私も谷本さんデザインの着物を着ていったのですが(笑)この着物を着ると、いつも谷本デザインの、この帯。いろいろ合わせてはみるけれど、やはりこれが一番似合う。というわけで、帯締めだけアンティークの大胆なものに変えてみました。
obijime.jpg
で、この格好でロビーにいると、知らない女性から「ツウザキムツミさんですよね」と声をかけられ「はい」と応えると。
「あの洗濯娘の衣装ってメテユンデのゆかたの柄ですよね」と言われました。
す、す、すごい!
見ている方は、見ておられるものです。
洗濯をする村娘達の衣装は、道義さんが気に入られたメテユンデのゆかたの柄を、みんなが並ぶと虹色になるようインクジェットで染め、このオペラのための製作したものでした!



イリスゲネプロ・本見本

昨日は、オペラ「イリス」のゲネプロ(最終リハーサル)。
「衣装さん」として行くのは、これが最初で最後でしょう。(笑)
たいていは、一階の楽屋なのですが、昨日は地下の衣装さんの楽屋へ。
何かあったらすぐ作業が出来るようミシンも持ち込まれています。
iris_isyo.jpg
明日井上道義指揮/京都市交響楽団、マスカーニ歌劇「イリス」の公演。まだ少しだけ残席があるそうです。
衣装的見所は、やはり谷本さんデザイン、室田さんら制作のコーラス80名の衣装、壮観です。
キョウト(という役柄名)の着物も谷本さんならでは。
吉原の場面の衣装は私もお手伝いさせていただきました。
イタリア語上演ですが、日本語の字幕が出ますので、初めての方もご安心を。

そんなこんなでバタバタして、夜になってしまいました。
谷本さんと神野さんで、『天使突抜367』できあがった「見本」を見る。
たしかに、本になりました!
あのぼろぼろの367が、よくぞここまで、というちょっとちがった意味での感激もあります。
机の上には、お茶ではなくワイン!
mihonshi.jpg
多くの方に手にとっていただけるとうれしいです。引き続き予約受付中、よろしくお願いいたします!

大原和服専門学園

今日は、奈良にある大原和服専門学園の学校案内の冊子のための取材がありました。
大正13年から続く、歴史ある和裁、着物の学校だそうです。
若い理事長さんがとても一所懸命な方であること、学園寮の三食の給食が美味しそうなこと...学校に行ったことがあるわけではないのですが、良い学校な予感がしました。

カメラマンさんは、今日初めてお目にかかる、康輔さん。
(フジフォトハウスhttp://www.north5.com/fuji/
冊子の編集を請け負っておられる制作会社、ベックの方もいい感じの方で、楽しい取材でした。

そう、カメラマンといえば。
先日、書店で立ち読みしていたら「平野愛」さんの写真があったのですが、どうも「平野愛」さんの写真じゃない。平野さんがこんなタイプの写真を撮るかなぁ、と不思議に思ってよくよく見たら、そのかたは「平野愛」と書いて「ひらの・めぐみ」さんと読むカメラマン「平野愛」さんだったのでした。
なんてことはない出来事ですが、誰かに言いたくなった。(笑)





ご予約に感謝!本日の367

早速ご予約いただいているみなさま、ありがとうございます。
もちろん、これから千の単位で売れていかないと困るのですが、ここで最初にこうして一冊ずつ、メッセージ付きで申し込んでいただくというのは、著者のワタシにとって、大変贅沢でうれしいことです。(あっ、メッセージなしでもうれしいです!)
特典のポストカードのデザインも仕上がり、ただいま印刷中です。このポストカードは、宛名面にも、さすが谷本さん!な、デザインがされています。
お楽しみに!

367は本も出来て、家も完成のはずですが、まだちょこちょことありまして。
今日は、黄瀬さんがクローゼットの取っ手をつけにきてくださいました。
取っ手なし。
tsumami_nashi.jpg
取っ手あり!
tsumami_ari.jpg
この取っ手そのものも、黄瀬さんのお手製、ローズウッド製です!
この扉にも
tobira.jpg
コレが付きます。
tobira_tsumami.jpg
あと、この間あれっ?!と欠けてしまった箪笥の背の板。
tansu_kake.jpg
これも黄瀬さんに補強してもらいました。
修理中。
欠けたところをきれいにボンドで貼ってもらう、くらいに思って気軽に話したのですけれど、黄瀬さんは修理も丁寧でした。
tansu_shuri_.jpg
明日は、一つ取材がはいっているので、367の方で対応しようかな。
あっ、着る着物、決めなきゃ、です。

『天使突抜367』目次

『天使突抜367』の予約がスタートしました。
tenshi_hyoshi_.jpg

右横のバナーをクリックしていただければ、予約フォームに飛びます。
早速、ご予約くださっているみなさま、ありがとうございます!

どんな本か?
目次をご紹介します。

○家と出会う
○家を買った
○工事のメンバー
○もったいない
○地鎮祭、ではなくて。
○建物解体
○設計図ができた
○基礎工事
○版築
○漆和紙の壁
○まーくん奮闘記
○黄瀬さんの仕事
○谷本さんの夏休み
○現場メシ
○着物と箪笥の引っ越し
○気合いで買い物
○完成の日
○あとがき

以上、カラー写真も含め、144ページです。

今日の私は、24日のコンサートで弾くことにした、J.Dowland(1563-1626)のリュートの曲を練習しています。せっかく茶道資料館で演奏するので、千利休(1522-1591)の時代の曲もプログラムにいれようと思って。
こちらは、ほぼ満席だそうですが、まだ数名はいけそうな様子です。
ゲストはリコーダー奏者の本村睦幸さんです。

お申し込み特典

『天使突抜367』をこのサイトからご予約くださった方に、特典として、何かプレゼントすることになり、何がいいかと考えていました。
なぜ、特典をつけるのか?
特に、意味はないのですが、何かもらえるのは、なんとなく楽しいかな、ということで。(笑)

平野さんは、367で使って余った部材が欲しいです!とか言っていたけど、そのプレゼント、うれしい人もいるけど、もらって困る人もいるよねーという話で、結局、先着100名様に発売記念ポストカードをプレゼントすることになりました。
写真2枚、そして谷本さんのイラスト1枚、豪華3枚セット!です。
写真は、私が写っているものなので「なんか、自分の写真のポストカードをプレゼントするってヘンじゃないのー」と思いましたが、谷本さんに「いや、ツウザキさんをプレゼントするんじゃなくて、平野さんの写真をプレゼントするということなんで...」と言われ、そう言われればそうか、と納得しました。
素敵な写真とかわいいイラストのカードですので、是非お申し込みください。(笑)

ところで、今日は、朝からミカちゃんのレッスン。
最近、随分うまくなってきたので、この調子でがんばってもらいたいものです。
もうすぐ中学三年生ですからねー
めずらしく、演奏を録音して、自分で聴いてもらった。
「どう、思う、自分の演奏?」と尋ねると、フツウの子なら「急いでいるのがよくないと思います」とか「アルペジオで音がはずれている」とか、まぁそういう平凡なことを言うのだろうけど、ミカちゃんはポツリと言いました。
「聴くのがツライです...」
この才能を伸ばしたいものです。






『天使突抜367』校了!

本日、大阪福島の図書印刷さんへ出張校正!
編集者、デザイナー、カメラマン、著者。
四名でおしかけることは、フツウないそうです。
色がなおっていなかったら「暴れる」という計画でしたが...
(うそうそ・笑)
kousei_fukushima.jpg
この間、お願いした場所、かなりばっちりなおっていました!
もう一息のところを細かくチェックして指示を出します。
表紙も!
tenshi_hyoshi.jpg
写真のチェックが終わった後、神野さんと最終の文字チェック。

校正は、これにて終了、校了です。
ふぅ〜!

後は、図書印刷の比嘉さんに託して帰りました。
真剣な表情の比嘉さん。
kousei_higa.jpg
あっ、笑うとかわいいです。
higa.jpg
というわけで、18日に見本ができあがり、25日に取次(→書店の問屋さんみたいなところ)搬入。
月末には書店に並びそうです。

お世話になった皆さん、ありがとうございました!
って、この挨拶は、少し気が早いでしょうか(笑)

校正し続けて。

自分の原稿を読み返し続け、さすがに疲れてきました...
でも、もう一息です。
原稿をチェックする男、神野慎一郎。
ただいま23時半、これから谷本さんちに自転車を飛ばします!
編集者って大変ですねー。
って、私のせいです。
すみません。
kamino_kousei_.jpg
今日の幸せ。
午前中、プリンターのインクがなくなり、京都駅前のヨドバシカメラへ。地下2階で、添加物・保存料無添加、天然酵母のパン屋さんを見つける。ここで買った、焼きたての「石窯塩パン」が美味しかった。


初稿。

『天使突抜367』の初稿があがってきました!
いろいろ、ばっちり、滑り込みで間に合いました。
神野さん、谷本さん、平野さんに、平野さんのご主人も特別参加で、写真の色校。
syoko.jpg
平野さんのご主人は、平野さんの公私共々のパートナーで、こちら系の仕事をされているので、心強いです。

写真の細かな色合いなどチェック。
注文が山ほどありますが、図書印刷さん、なにとぞよろしくお願いいたします!
私が撮った写真も登場するのですが...
現場メシのページ、今かなりくすんでいますので、もう少し明るく、おいしそうな色でお願いします。(笑)

本の帯は、こんな感じです。
tenshi_obi.jpg
この本は、谷本さんが尊敬するデザイナー、西岡勉さんデザインの『天使突抜一丁目』とセットになるよう、工夫してデザインされています。是非、二冊そろえて書棚に置いていただきたいです。(笑)
まもなく、このサイトからの予約もスタートです。現在、特典検討中。



アドレナリン。

定期的な血液検査の結果。
この間から、アドレナリンが大量放出されていたことがわかりました。
納得。(笑)
おまけに、コレステロールと蛋白が足りないこともわかりました。
漢方のお医者さんに、ベジタリアンですか?と聞かれました。
いや、お肉も食べていますが、どうやら追いついてなかったみたいです...

わっかりやすい身体だなーという程度で病的なものではありませんので。
ぼけっとして、お肉を食べるのがよいそうです。(笑)

校正とか。

今日は、朝からレッスンの日。
還暦を前に、マリンバを始められた女性。まだ数ヶ月なのですが、どんどん上達され、教えていても楽しい。それにしても、どんどんうまくなるってすごいなーと思う。

昼からは、原稿をみながら、ひたすら校正。
近くの神社は「五條天神社」か「五條天神宮」か、正式名称があやふやなので、聞きに走る。
答えは「どちらでもいいです」
「え〜っ」

ついで、というわけではないのですが、節分の日のみ授与される日本最古「宝船の図」を買ってきました。
takarabune.jpg
今日のおやつは「福は内」。
fuku_ha_uchi.jpg
と、まいた気分で食べる豆。
setsubun_mame.jpg

2012年8月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

過去の日誌一覧

2009年9月以前の記事はこちらより閲覧できます。事情により、一部リンク切れや、正常に表示されない箇所があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

2009年9月以前の日誌

メテユンデ 通崎睦美プロデュース ゆかたブランド METEYUNDE(メテユンデ)プロモーションサイト