製作所日誌

ぎゃふん、って感じ。

「是非367を見学させてください」と今日の午後、不動産関係の方が4名お見えになりました。
しかし!
玄関から「これ何ですか?」。「えっと、これは漆和紙の壁で、ウレタンで塗装しています。」と説明する。おかしいなぁと思ってよく聞くと、代表の方一人が本をぱらぱらとご覧になった、という程度で他の3名を連れてこられた。だから、みなさんこの工事の顛末をご存じではないらしい。話の流れからして、そんなこととは思いもよりませんでした。
世の中にはこんな人もいるんだなぁ、と正直びっくり。
白い壁の素材を聞かれ「アクリル絵具」というと「へぇ、絵具」と、フツウに笑われた。ぶちぎれそうになったけれど、最近オトナになっているので、がまんした。
ちょうど顔を出したツウザキ父は「まわし読みしはったら1ヶ月はかかりますわなー」と言い放って、出て行った。あぁあ、言っちゃいました...が、この「京都弁」通じてるかなー(苦笑)
まぁ、ほんと、いろんな人がいるものです。
こちらもそれなりに時間を取られることなので、これから、こういう見学希望者には気をつけないと、と思います。見せて欲しいと言ってもらえるのは、とてもうれしいけれど、漆壁や版築壁の工法は、きちんと本に書いてあるので、せめてそのあたりを読んで興味を持った、という方に来てもらいたいものです...(今回も、てっきりそうだと勘違いしていたわけですが)
その上で、話がはずんで時間が経つのは楽しいことだけれど、本に書いてあることを一から説明させられるのは、ごめんです。

業界の方なので、つっこんだ話ができるか、と楽しみにしていたのですが、ほんとにもう「ぎゃふん」って感じ。
まぁ「世の中に出る」ということは、こういうことなのかもしれません。
たまには、愚痴を書きました。

と、いやなことは忘れて、今日は確定申告の準備!
kakuteishinkoku_aya.jpg
恒例、一年分の領収書を月ごと、項目ごとに並べて、一気に入力するスタイル。
現場メシは「接待交際費」になるのかなー(笑)
例年通り、絢ちゃんが段取りよく手伝ってくれて、予定より早く終了。
その後、367を見学。
「この壁の白の下は色とりどりなんですよねー、わぁ〜じっくり見るとブルーが見えてきました〜、すご〜い」と、ナイスなコメントを連発してくれたので、すっかり機嫌がなおりました!


2012年8月

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筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

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