今日は、京都市教育委員会の社会教育委員会議。
前回、議題になっていた、生涯学習のパンフレットのデザインを検討。私としては「谷本さんにお願いすればどうですか」と言いたいところですが(笑)おとなしく、出てきた中で検討する。
前回は、デザイン事務所から、いろいろと新しいキャラクターがプレゼンされていたけれど、ふと目にとまったハチの絵が結構よくて「新しいの考えなくて、今までのコレでいいんじゃないですか」と言いました。
聞いてみると、これは生涯学習のキャラクターで「マナビィ」。石ノ森章太郎のデザインなのだそうです。やはり、それなりのなりたちがあったんですね。
今日、いわれなど、聞いたのですが、3本の触角は「学」の字の冠の「ツ」を表している。なるほどー。よく見ると、壺のもようもマナビィの「M」ですね。
で、この壺にはいっているのは、蜂蜜ではなく「マナ」なのだそうです。「マナ」とは旧約聖書「出エジプト記」にでてくる食べ物。イスラエルの民がシンの荒野で飢えた時、天から降ってきた食べ物を「これは何だろう」と言った。その「これはなんだろう」を意味するヘブライ語が「マナ」なんだそうです。なるほどー。「これはなんだろう」という探求心は、まなびの基本です。
で、家に帰って、早速「聖書」を開いて、出エジプト記を読んだところ、たしかに第16章に出てきました。「コエンドロの実のように白く、その味は密を入れたせんべいのようであった」。コエンドロとはコリアンダー。どんな味がしたのでしょう。
個人的には「マナ」と「まなび」を掛け合わせる言葉遊びのようなこと大好きですが、よく考えると特定宗教に通じるものをこういうキャラクターに忍び込ませていいのかなぁと素朴な疑問がわいてきます... 思わず、調べてみましたが、石ノ森章太郎さんには戒名があるので、キリスト教信者じゃなさそうです。(笑)