ずっと前に購入したアンティークの日傘。
一部ほつれていたので、張り替えようかと、先日、近所の手作り傘屋さん「Satou」へ。
土日だけ開いているこのお店。
いつもは奥さんがおられるのだけれど「細かいことがわからないので」とのことで、昨日は職人さんであるご主人がわざわざお越しくださり、張り替えについて、説明してくださいました。
この傘は、こういうところとか、
こんなところも、
「傘屋さんも、感動!」という代物なのだそうです。なので、結局、ほつれのみ補修してそのまま使うことになりました。
その代わりに、そこまで貴重というわけではないけれど、そこそこ味のある傘を張り替えることにしました。
傘の布地は真っ黒にして、外側にミシン目ステッチを3本入れてもらうことに。で、家から糸を持ち出して色見本としてお渡しする。
普段は「まっすぐが命!」の傘の三巻加工をされている佐藤さんですが、今回は、少し遊びのあるラインで、とお願いしました。最初は「やったことがない」とおっしゃっていたのですが、今回初挑戦してくださることに決定!
おまかせとか言いながら、4ミリと6ミリの幅で、2本は、まっすぐ、一本だけ少し回転させてということになりました。
生地が傷んだら張り替えがきくので、よい傘の骨は、代々使えるそうです。
みんなに傘を大事に楽しく使って欲しいという思いなどもお話くださり、楽しい時間でした。
うちの家業も、風呂敷のはしっこの三巻加工をしているので、傘のはしっこの三巻加工職人佐藤さんとは、とても話が合うような気がしました。
直線がこだわりの職人さんによる曲線が楽しみです!(笑)