林光さんとの演奏を聴いてくださりご依頼くださった仕事で、大分県の中津まで行ってきました。
「自分が聴いてよかったので、他の人にも聴かせてあげたい」と演奏会をコーディネイトしてくださるのは、何よりうれしいことです。なんだか、張り切ってしまいます!
今回は、光さんとではなく、マリンバトリオでしたが、香織ちゃんも裕子ちゃんも、よい演奏をしてくれました!おつかれさまでした。
昨日本番だったのですが、今日は、裕子ちゃんも、香織ちゃんも、忙しくてすぐに帰ってしまったので、私一人のんびり(笑)
前夜の打ち上げで、中津の方に観光スポットを尋ねたところ「耶馬溪」と教えてくださったので、今日は、一人で耶馬溪に行ってきました。どうやって行くのかも調べずに、とりあえず駅まで行ってみたら、偶然にも「駅長おすすめ、JR九州のウォーキング」というイベントをやっていて、駅前から耶馬溪まで直通バス往復500円というのが出ていましたので、早速それに乗ってみました。
耶馬溪が何かよくわからずに行ったのですが、すばらしい景色でした。
紅葉には少し早かったのですが、お天気に恵まれ最高でした!
みんな下から眺めたり麓を歩いたりしているけれど、果たしてこの山は登れるのか?!
と思ったところ、入り口っぽいところを見つけたので登ってみました。
この山を越えるために、多くの人が命をおとす(コワイ....)と聞いた禅海和尚(この方です!)
が、ノミと槌で30年かけて岩を掘り進んでトンネルを作ったそうです。
それが「青の洞門」と呼ばれ、そのトンネルを通るのが観光コースとなっています。
それにしても、この標識「現代人へ なにかを語る・青の洞門」「なにか」って...無料駐車場の看板に書くには、あまりに曖昧、あるいは哲学的?!で、笑っちゃいました。
で、ピクニック気分で歩きはじめました!
しかし、5分ほどたっても、人と出会わない。そのうち、道なき道っぽくなってきて。
少し不安に感じ始めたところ、こんな看板が。
「この先断崖絶壁です。」
え〜〜〜〜〜っ!
駐車場から、ほんの少し歩いたくらいで断崖絶壁に行けるなんて!
ほんとの断崖絶壁は通行止めになっているようでしたが、とりあえず行ける方面に行ってみることにしました。
下調べがないので、どこにたどり着くのか、かなりスリリングではありましたが、実際にはそんなに時間もかからず「窟」に到達しました。
上を見上げると岩でした(笑)
ここから、少し進んでみると、さらにスリリング!
でも、地面には、前日の雨がまだ残っていたこともあり、普通の服と靴とバッグで、おそらくこの先は無理。まさに自分が「軽装備で登って滑落する人」に思えてきたので、引き返しました。
でも、誰にも会わず高いところでのんびりできて、最高でした!
駅に戻って、電車に乗る前に、もう一つのおすすめ、福沢諭吉記念館へ。
駅で、無料で自転車が借りられたので、すいすいでした。
「人の上に人を作らず...」で有名な福沢諭吉ですが、これまで「フツウの偉人」と思ってましたが、改めて資料をみてみると「かなりすごい偉人」だと思いました。いや「偉人」って呼ぶのがぴったりだ!と思いました。
それにしても、この諭吉先生の像。発注を受けた人は「胸から上をつくってください」と言われたのでしょうが、なんか空を飛んでいるみたいでかわいいです。胸からの下の部分が、台座に埋め込まれている方が、自然なのではないか、と思いますが、どうなんでしょう。
それにしては、台座が狭すぎるか(笑)
中津の街は、そう広くないので、自転車で走っていると地図にのっているところ、どこへでも行けてしまいました。
中津城
合元寺
それにしても、人がいない。
こんな入り口の素敵なカフェも貸し切りで、贅沢な気分でした。
全力で仕事をして、全力で観光をして(笑)
今日もがんばろう!という気分。