昨日、茶道資料館でのコンサートが終わり、今秋の演奏関連はこれで一息。
12月からいよいよ冬、という感じ。
今日は、いくつか、そのままになっていた取材原稿の校正など。
PDFで届くと、iPhoneでも見られるし、ほんとに便利な時代です。
とはいえ、私の場合、プリントアウトして見るわけですが(笑)
367が登場する『エクラ』(集英社)「樋口可南子のいいものを、すこし。」は、12月28日発売です。
校正が届くと、話したことと全然違うことが書かれていて「いらっ」とすることも多いけれど、清野さんの文章はパーフェクトで「ニコっ」。
367にたたずむ樋口可南子さんの美しい写真にもご期待ください!
あと。
一冊、本を読んだ。
最近、資料の本ばかり読んでいるので、仕事じゃない本は久しぶりかも。東大病院循環器内科の稲葉さんからご紹介いただいたもの。
矢作直樹著『人は死なない』(バジリコ株式会社)
東大医学部教授が「人は死なない」って何ですか?!ってタイトルです。9月1日初版で、今8刷なので、かなり関心が持たれている本のようです。
内容的には、現代医学の限界、代替治療のこと、そして宗教的な話、臨死体験など非日常のこと、いわゆる「スピリチュアル系」のお話し、などが、個人的な体験(これが凄い!)も踏まえて書かれています。
「実際の臨床医である私がこんなことを言うと顰蹙をかうかもしれませんが、実際の医療の現場ではわからないことだらけというのが本当のところです。」
「自分の身内は、絶対に東大病院に入院させたくない」という人が少なからずいた。(←平成11年の話)
等々、「あーあ、言っちゃった...」という話がたくさんでてきます。というか、東大医学部の教授が真面目に誠実に『白い巨塔』と正反対のことを語っている、というのが、この本の存在価値かもしれません。
あまり内容を書くとこれから読まれる方の楽しみを奪うので、やめておきますが、『白い巨塔』の次はどなたかに「矢作直樹物語」を書いてもらいたいくらいです。何よりも、飄々とコレを書いちゃう、矢作さんという人物が面白いのです。金沢大学を出られてから現在に至る道のりなど、関心があります。(笑)