今日は京都芸術センターで開催されたペトロフ・ピアノコンサートへ。「ピアニスト・文筆家」である、青柳いづみこさんの演奏会。いづみこさんは、池田逸子さんの紹介で知り合ったのですが、お祖父さまにあたるフランス文学の青柳瑞穂さんのエッセイを好きで読んでいたので、私の頭の中では、青柳瑞穂の孫。いづみこさんは、ピアニストの経歴も素晴らしいですが、吉田秀和賞や、講談社エッセイ賞受賞などいろいろ、文筆家としても活躍されています。
今日は、林光さんの作品も演奏されましたが、そういえば夏、光さんと食事しながら、いづみこさんの話をしたっけ、と思い出して、ちょっとほろっとしました。光さんは今病院のベッドの上。
いづみこさんは、かなり我が道を行く状態でしたが、それもまた楽し、というライヴでした。いづみこ×ペトロフピアノで聴く「亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)」は、今ここでしか聴けないもの、という一種の迫力がありました。なんというか、そういう演奏家にとっての武器、みたいなものがあるのは、素晴らしい。
共演されたバリトンの和田ひできさんも、素敵でした。
今日は、生の音楽はいいなーと、ものすごく当たり前な感想を持ちました(笑)
12月は、アルティにて、1日に山本裕樹ヴァイオリンリサイタル(伴奏は西脇千花さん)10日には西邑さんの新曲も演奏されるサラ・デイヴィス・ビュクナーピアノリサイタルがあります。
サラ・デイヴィス・ビュグナーさんについては、西邑さんの先生、という以外何も知らないのですが「100曲の協奏曲を含む幅広いレパートリーを持ち〜」というプロフィールにはびっくり。
2つとも、谷本さんデザインのチラシ。来年東京で開かれる千花ちゃんのリサイタルのチラシデザインも谷本さんです。楽しみです。みんな谷本デザインの魅力にとりこ、ですね(笑)