帯のデザイン
毎年、ゆかたづくりでは同時に帯もデザインしています。いろいろと制約もあるのでそれを考慮してデザインしなければなりませんが、ほとんどの場合、技術的なことはあまり意識せずにはじめます。ここ数年、帯のモチーフにはトランプのマーク(スート、スーツというのが正式だそうですが)が採用されました。(ボツ案もいろいろあるのです)昨年はクラブ、その前年、前々年はダイヤモンド、ハートとなっています。となると今年はスペードで決まりなのですが、決めてしまうのも楽しくないし、「やっぱりスペードですかと」言われるのも悔しい・・・。そこで今はスペードからどんな風にイメージを広げるかを検討中です。昨年は中途半端にトランプマークについて調べてしまい、クラブのモチーフがアーサー王伝説の『ロンギヌスの槍』ではないかという俗説にひっかかり、何故か『新世紀エヴァンゲリオン』と『コンスタンティン』という映画を見る羽目になってしまいました。(まったくデザインに反映されていませんが)結構シンプルなデザインも意外な寄り道の末、出来ているんです。
メテユンデの帯
メテユンデの帯
(tanimoto)