コンサート情報
現代日本を代表する作曲家のひとり、林光さんとのデュオリサイタル情報をお知らせします。
この日は、光さんの新アレンジ、マリンバとピアノのためバッハ作品で幕開け。光さんの唯一のピアノの生徒だった武満徹の娘、真樹さんのためにかかれたピアノ作品をマリンバとピアノで...と一部はピアノのソロもとりまぜ進みます。
2部では、親しみのある素敵な小品を並べて演奏します。
少し色の違う曲も、ということでマリンバ・ソロでは、高橋悠治作品を弾きます。
一昔前までは、弾きたい曲があると「この間、○○さんの演奏会で聴いた作品を私も是非演奏してみたいので、楽譜を送っていただけないでしょうか」というお願いの手紙を直接作曲家に送ったものですが、今は、高橋悠治さんなどHPから無料で楽譜をダウンロードできる時代です。
便利なような、さみしいような。
今も残している、この「橋をわたって」を送ってくださった封筒を見ると、なんだか感慨深いです。
初めて林光さんにそんな手紙を書いたのは、もう15年ほど前になるでしょうか。
以前、林さんとのデュオの演奏を初めて聴いてくださった方がこうおっしゃいました。
「林さんのピアノって、子どもがはじめてピアノを弾けるようになって嬉しい〜!って喜びながら弾いているような演奏ですね」と。
音楽の喜びがあふれた初々しい演奏、とでも訳しましょうか。う〜ん、うまく説明できませんが、なかなか出会えないホンモノの音楽に違いありません。
是非、ご来聴ください。