林光風呂敷・型完成
藤田染苑の亀井さん
「型が出来ました!」と、届けてくださいました。
実際布に染めるときには、赤と黒ですが、型に間違いがないかどうか、まずは、わかりやすい色で不織布に試し刷りしてチェックします。
とにかく「光さん直筆原稿に忠実に!」とお願いしておいたところ、黒い音符の塗り残しや、消しゴムで消したけれど消えていなかった音符まで、忠実に表現されており(笑)
そのあたりをほんとにどこまで忠実に再現するかについて、チェックしました。
「忠実」って、むずかしいのです。
型がまずいと「やり直し!」となるのですが、とてもきれいに仕上がっており、微調整をして本番の生地に試し染めしてもらうことになりました。
来週には、サンプルが出来上がる予定です。
次の山場は、五線や音符の細いラインがクリアにでるか、そして赤の色目がきれいにあがるか、です。
ところで、よく登場する亀井さん。
亀井さん扱い、のものには、亀のハンコがおしてあります。
これは伝統的な家紋「光琳亀」。
のようですが、よく見ると、亀の甲羅が「井」になっています。
亀井さんのオリジナルだそうです。おしゃれですね。