焼津市文化センターはすごいです。
10月16日、雲一つない晴天の焼津。
焼津市文化センターでコンサートがありました。
文化センターの企画担当栗田さんから「チラシのデザインもお願いしたい」という連絡があった時から、「ちょっとこれは怪しいぞ」(笑)と思っていたのですが、かなりインパクトのある仕事となりました。
そのインパクトの発信源は、館長の三岡さん。
今回は、展示もすることになっていたのですが、演奏と展示・スタッフなしという状態で、実際どうなることかと思っていました。しかし、現場に着くと、館長さん自らが作ってくださった展示台が用意されており、照明まで仕込まれていました。
びっくりしました。
業者に依頼して作った物ではなく、ホールにある備品(敷物は近くの博物館?からの借り物、らしい)で手作りというのがうれしいです。
着付けには、なんと担当栗田さんのお母様とその着付けの先生が来てくださいました。着付けの先生というと「こわいおばさま」かと思っていたのですが、とても素敵な方で、襟の抜き方などワタシ流に見えるよう気を配って着付けてくださいました。
先生と
栗田母。
銘仙コーナーもこんな感じ。
そして、販売コーナーも、設営していただき、販売までお世話になりました。
実は、こんな宣伝カーもありまして。
これはこのお二人が、ツウザキイメージカラーの赤と黒にこだわって作ってくださったそうです。
焼津市文化センター、すごいです!
コンサートには、たくさんの着物姿の方も来てくださいました。
演奏中は、カメラを持つわけにもいかないので、写真がありません...
マジメな話「着物好きで今回初めてコンサートに来る」という方と「クラシックファンで耳の肥えた方」が客席に混在しているわけで、両方の方に満足していただきたいと思うと、プログラミングやトーク内容など、考えなければなりません。しかし、結果、概ね、楽しんでいただけたかな、という感触で、ほっとしています。
アンケートも「着物で来たかったけれど、稲刈りで時間がなかった」とか、ほのぼのといい感じ。そうそう、このブログを見て名古屋から来てくださったという方もあり、うれしかったです!
コンサート終了後も着物姿のみなさんと記念撮影など、盛り上がりました。
片付けが終わった後、周りが真っ暗なので「このあたりでこの時間にビールを飲めるところありますか」とお尋ねしたところ、これまた館長さん自ら案内してくださり、このとおり。
三岡館長、夜の顔。
「明日の予定は?」と尋ねられ「夕方に京都に戻ればいいので、自転車でもあれば...」と何気なく話すと、なんと翌朝ホテルに自転車が届きました!
なんでも、焼津でレンタサイクルの事業がはじまり、ちょうどその日に新車が2台、レンタサイクルの「基地」の一つである文化センターに届いたのだとか。
まっさらの自転車、初乗り!
地図もご用意いただき、またもや館長さん!が観光ポイントなど教えてくださいました。
平林さんと御機嫌にサイクリング。
あれって、まぐろ?
近くによってみましょう。
さすが、焼津の迫力です。
こうして、全国各地に運ばれていくんですね。
ちょっとした社会見学。
京都で染織というと着物か風呂敷か、というところですが、
ここは「大漁旗」。
気になった場所で立ち止まれるのは、自転車ならではです。
そんなこんなで、焼津をすっかり楽しんで帰ってきました。
ビールを飲みながら館長さんが「余分なことが大切だ」と楽しそうにおっしゃっていたのが印象的でした。たぶん、職員の方はこの館長の下で働くと、仕事が増えて大変なんでしょうけれど(笑)。私はとても気持ちよく演奏させていただきました。
きらびやかなシャンデリアや豪華な椅子はないですが...(失礼!)焼津市文化センターにはそれ以上の物がある!とかなり感激。 長くなりましたが、このへんで。
館長さんはじめ焼津市文化センターのみなさま、お手伝いくださったみなさま、聴きに来てくださったお客さま、そしてピアノの平林さん、ありがとうございました。あっ、それから谷本さん、チラシは好評で「保存用にもう一枚欲しい」という方もあったそうです。