伊勢崎 その1
この夏、軽井沢でのコンサートを聴いてくださったという学校の先生からこのブログを通じて「是非自分の勤務している小学校の子ども達にもマリンバを聞かせてやりたい」という内容のメールをいただきました。
その内容はとっても情熱的で、てっきり若い先生かと思っていたら、実は校長先生!
実際に聴いてくださり、是非とお声を掛けていただくのは本当にうれしいことで、早速事務所と交渉していただき、話しが成立しました。
私は、アンティーク着物、特に銘仙のコレクターなどと呼ばれていますが、実は、産地には行ったことがないのです。デザイン系のレクチャーなどで「銘仙の五大産地は、伊勢崎、秩父、桐生、足利、八王子です。」なんて、何度となく言っているのですが...
そんなわけで、今回お邪魔するのが、その銘仙の産地、伊勢崎の「伊勢崎市立境島小学校」ということで、喜んで出かけました。
当日は、晴天。
電車の中では、うとうとするどころか、うきうきしていました。
途中、「足利」なんて通ると、私の持っている銘仙の生まれたところだわ、とちょっとコウフン。
境町駅には、校長先生が出迎えてくださいました。
そして、車で学校へ行く途中、早速「島村観光」。
島村は、利根川で南北が分断されていて昔から渡し船があるのだそうです。
最近はモーターボート。橋も出来ています。
この船が通るところは、県道です、と校長先生の観光案内スタート。
学校までの道は、とってものどか。
美味しそうなネギ。
学校に到着したら、「この学校には、板垣退助も大江健三郎も来ています」と校長先生。
なんだかスゴイ小学校です。
江戸時代から蚕種(さんしゅ・蚕の卵)業で、そしてその後銘仙を中心とする織物業で大変栄えた村ということで、政治や文化に対する意識も高かったようです。
大正5年に制定されたという校章のデザインは、文字が繭(まゆ)で囲まれ、その周りは、くわの葉、間には蛾がいるという、この地域ならではのものです。
さすが、織物の産地、と感心しながら学校に入ったら、むむっ?!
先生、着物姿ではないですか?!
あれ??
あれ???
あれ????!!!
つづく。