2008年12月アーカイブ
『天使突抜一丁目』にも書いていますが、幼なじみの春美ちゃんとクッキング・スクールのおせち料理教室に参加したのは、平成2年。それから、毎年かかさず、2人でおせち料理を作っています。
『天使突抜一丁目』の111ページ、座布団に寝かされている赤ちゃん、壮一郎くんはもう小学校2年生になりました。
レシピはあるのですが、いつの間にか私たち風に。
で、スクールで習った「堀川ゴボウの射込み」はいつも省略?!していました。京野菜の「堀川ゴボウ」はとてつもなく太く、扱いにくいし、すり身を射込んで蒸すのも手間が掛かる、わりに映えない...
でも、今年は、ちょうど堀川ゴボウをいただいたので、なんとかせねば、と。
アドリブで、真ん中を梅型でくりぬいて京人参をはめ込んでみました。
出汁で煮ているところ。
手間が掛からずかわいくて、結構美味しい。
これは、レパートリーに出来そうです。
もうすぐ新年。
今から、今年最後のひと練習をして、おけらまいりに出かけます。
みなさんも、どうぞよいお年をお迎えください。
手間のかかる「栗きんとん」
得意の「たたきゴボウ」
などなど。
今日は、マレットを包丁に持ち替え?!がんばりました。
今日からぼちぼちおせち料理の準備です。
数の子の塩抜きからスタート。
そして、錦市場へ買い出しに。
大混雑の錦市場を取材するカメラマンさんを見つけました。
明日京都新聞朝刊にはこの角度からの写真が載ると思います。(笑)
30,31日だと、錦の卵屋さん(卵しか売っていない)には、長い行列が出来ます。今日は、まだそうでもなかったけれど、お店の方総出で、だし巻きを巻いておられました。
私は、錦ではなく、近所のちょっとコワイおばちゃんのいる卵屋さんでだし巻きを予約します。
はい、愛想なし!
でも、磨き上げられた調理具からは迫力が感じられます。(笑)
今晩から、棒鱈と黒豆あたりを仕込んで、
明朝から野菜類の調理です。
昨日は、マリンバのクリニックで奈良県桜井まで出かけました。
よく「マリンバ人口」を尋ねられますが、「日本木琴協会」 という組織があり(私は会員じゃないのですが...)その会員数だけでも約2000人というので、多いかな...少ないかな...とにかく、プロ・アマ合わせて、相当の数の方がマリンバを弾いておられると思います。
今回は、興味を持ってくださった方が名古屋など遠方からもお越しくださいました。 普段ソロで活動していると現場で同業者と会うこともほとんどないので、将来有望な高校生をはじめ、いろんな方と出会えて楽しい時間になりました。
主催の「ザ・マリンバ・コネクション」高橋さんと土家さん、ありがとうございました。
それから、木琴協会の阪神支部支部長をしておられる佐藤梨栄さんも神戸からお越しくださいました。
打ち上げにて右から佐藤さん、土家さん、高橋さん。
佐藤さんは、以前からお名前はよく存じ上げていたのですが、最近になって、親しくおつきあいさせていただいています。オモテウラのない、というのはこの方のためのコトバ、という感じの楽しい方です。
なんと佐藤さんは、3才から78才の方まで教えておられるそうです!
すごい!!
12月26日。
今日で、京の師走を彩る南座の顔見世も終わりです。
床の間の、お気に入り!「助六」も取り替えなきゃ、です。
と、思っていたら、平佐さんの奥さまから型絵染め作家・塩野圭子さんの作品「丑」が届きました。
ありがとうございます!
つい最近のことと思っていたこんなこと
からもう約1年が経ちます。
額を入れ替え、また心機一転です。
まだ来年と思っていることも、もうすぐです。
先ほど、あわてて、ゆっこちゃんのライヴのチケットを予約しました。
さすが谷本さん!なチラシも素敵です。
詳しくは西邑由記子さんのHPをご覧ください。
クリスマス・イヴのディナーは?
たぬきそば、でした!
京都で「たぬきそば」と言えば、
しょうがたっぷりのきつねのあんかけ、です。
心も身体もあたたまる!好物の一つです。
末富さんの羊羹で、メリー・クリスマス!
まちは、すっかりクリスマス。
ですが、私は、今朝はお墓参りに行きました。
お墓の前から失礼します。
家から自転車でまっすぐ松原通を走り鴨川を越え六波羅蜜寺の前を通って東山に出て、高台寺の前から「菊の井」
の前の坂を上ると、墓地の入り口です。
ほとんど、観光コース、といった感じ。
このあたり、11月末はどうしようもない混雑ですが、今日はあまり人とも出会いませんでした。
お墓の写真ばかりもどうか...と割愛しますが、ここから町を見下ろす眺めは最高です。圧巻!のお墓の数も。
ところで、先日眼鏡を買った新風館「POKER FACE」の店長、美野淳恵さん。とっても高貴なお名前なので、思わず「お家、お寺さんですか?」と尋ねたのでした。大当たりでした。
ご実家は、新潟の浄土真宗のお寺さんだそうです。後々は、お寺を継がれるのだとか。こんなご住職がお参りに着てくださったら、檀家さんは楽しいでしょうね。(笑)
それにしても、おしゃれな眼鏡屋さんで、宗派の話しで盛り上がってしまい、少々反省。
眼鏡にも慣れてきました。
今日微調整してもらったので、ばっちりです。でも、マリンバを弾くときはやっぱりコンタクトレンズです。
最初の写真は、新風館。
昨日の夕方、姉から「日経新聞の夕刊一面、林光さんのエッセイにムツミのことが書いてある!」を電話があり、早速入手しました。
「なんとなくウマが合う」なんて書いて下さって、うれしいです。
「なんとなくウマが合う、の図」(写真:中川忠明)
全文はこちらから。
hayashi081219.pdf
元、天使突抜一丁目の住人、1903年生まれ、蝋型鋳金の作家、故加茂霊峰さんの作品がうちにあります。
箱は、古い新聞紙に包んだまま、よく見ると昭和54年。
加茂さんは、作家として広く知られた方ではありませんが、茶道のお家元に出入りされていたりと、正統派の作品をつくっておられた、知る人ぞ知る作家さん。
その加茂さんの作品「瑞鳥皿」。
同じ物2つのはずが...
こんなことになっていました。
右は、加茂さんから直接にわけていただいたもの。左は、お亡くなりになった後、お弟子さんから譲っていただいた物、ということで、もともとが違うものだったのかもしれません...
が、こんな錆びたままでは、しまっておくのも申し訳なくて...
「黄瀬さん、なんとかしていただけませんか」
とお願いしていました。
出来上がったと届けて下さいました!
金工作家のお友達、藤原昌樹さんに頼んでくださったそうです。
藤原さんは、何度も実験を繰り返して、見事に修復してくださいました!
かなり大変な仕事だったと思うのですが「わかりきったものを作るより、いろいろ試せて楽しかった」なんておっしゃってくださったそうで、有り難い限りです。
「スゴイ人のお友達はスゴイ、の法則」がまた実証されました。
はい、見事に生き返りました。
お菓子も映えます!
よくドラマで、結婚記念日を忘れて叱られる夫が出てくるけれど、それでも一周年くらいは、覚えてるよな...
と思います。
「通崎好み製作所」ブログ開設、一周年、すっかり忘れていました。
それにしても、誰も教えてくれないのも、すごいです。(笑)
当初は、ブログなんてね...と思っていたけれど、毎日読んでくださっている方もあるようで、最近は、出来る限り、ですが、毎日更新しよう、なんて思っております。
ブログをはじめてよかったことといえば、いろいろ、ありますが...
個人的には、各種の情報に加え、楽しいことやうれしいことを中心に書こうと決めていたので、毎日うれしいことや楽しいことを積極的に記憶にとどめるようになったことでしょうか。
今日も「男子向けちょっとしたクリスマス・プレゼント」を買いに行ったほんと数年ぶりのSHIPShttp://m.shipsltd.co.jp/で、店員のお姉さん。
「こんな風な人へのプレゼント」と説明したら「こんな感じ?!」と手を叩いて喜んでしまうくらいイメージ通りのものを出してきてくださり、大盛り上がり。
楽しいお買い物。
そんな時は、思わず撮影。
という態勢がフツウになりました。
このブログは「製作所ブログ」なので、当初は「スタッフによる製作現場のレポート」が中心のはずだったのですが、少しずつカタチがかわってきました。
これからも、まだ変わると思います。
1月には、京都で戸矢崎さんの個展もあるし、またみんな集まった機会に話しができたらと思っています。
が、とりあえず、
あれっ、最近、戸矢崎さんは?という方はこちらを。
谷本さんは?という方は、
大阪成蹊大学芸術学部のブログをご覧ください。
なにはともあれ、今後とも、よろしくお願い申し上げます。
昨日は、NHK大阪ホールへ、矢野顕子さとがえるコンサート2008「akiko」を聴きに行きました。
矢野顕子のファンなんです。
聴く度に、矢野顕子の天才ぶりに「すかっ」とした気分になります。
PAのバランス、他のバンド・メンバーの出来等々、細かい感想はいろいろあるけれど、「矢野顕子がいいので、もうそれでいい」です。
ファンだな。(笑)
でも、トークで2回も!「こんなご時世なので来年またこのツアーで大阪に来られるかどうか...」という内容の発言がありました。本意はうかがいしれないけれど、大変そうだな、と思いました。
でも、もちろん音楽は最高!でした。
京都駅まで帰って、お腹が空いていたので「リド飲食街」へ直行。
リドは、烏丸七条西入ル、にある昭和の風情たっぷりの居酒屋雑居ビルです。
そのリド飲食街、副会長のお店「じじばばDOS」に入りました。
ちなみに会長は向かいの串カツ屋「赤星」のお兄さん、らしい。
そういえば、と思い出したのですが、この秋の京都特集、講談社のキレイ系女性誌にオススメの店紹介を頼まれ、雑誌の毛色とは違いすぎる...と思いながらこのお店を紹介したら、ホントに掲載されました(笑)
カウンターのみ8人で満席、かな。
見ているだけで惚れ惚れとする手際のよさで、お兄さんが美味しい料理をつくってくれます。
なんというか「曲がったことは嫌いなんだろうな」というかっこよさがあるお兄さんです。
この日、生まれて初めて食べたもの、右の野菜、南アフリカ原産の「プッチーナ」。
名前が気になって家に帰って調べてみたら、現地でこう呼ばれているのではなく、この名前は日本での「登録商標」。プチプチはじける触感、そしてフランス語の「プチ」、野菜の奈「ナ」を合わせて日本でつけられたらしい。
そっか。
帰りに知らない方と、ツー・ショット。
もう、忘年会のシーズンですね。
昨日、源氏物語千年紀記念の女性フォーラムが終わりました。
800席ほどの会場がいっぱいでした。源氏人気ですね。
ブログ読者の方が「ちっちゃいけど...」と、写真をおくってくださいました。
様子はよくわかります!
ありがとうございます!!
源氏物語について、私は、一夜漬けではなく「一ヶ月漬け」でしたが、林真理子さんは「一年漬け」だとおっしゃっていました。 (笑)
源氏物語を毛嫌いしていた私が、今回源氏物語にふれて思ったことは、なんでもいいからまず通読すること、です。私は時間を考えて大和和紀のマンガ「あさきゆめみし」を選択しましたが、これは、紫式部の研究者の山本淳子先生もひとつの方法としてオススメ、でした。
文庫全巻箱入りで4673円です。
そして、今回は谷崎、円地、田辺、瀬戸内、橋本訳読破は絶対不可能なので、巻ごとに縦に読み、訳の違いをみました。
でも、読めば読むほど、やっぱ原文、が知りたくました。
そこで、男子向き?!エッチなシーン満載すぎて、前述の山本先生は「あそこまで書かれると困ります」と不快な様子でおっしゃっていましたが、マンガの中に全て原文が記載されている江川達也のものは「めげずに原文を知る」という点で、おもしろいと思いました。
現在、第七巻「紅葉賀」までが刊行されています。
あと、大塚ひかりや寂聴さんの解説書も、とにかく通読してから読めばふむふむ、という感じ。
そうして、いろいろ見てみると、「和楽」に連載中の林真理子さんの「六条御息所 源氏がたり」は視点も新鮮でおもしろい。
新しい源氏物語です。
実際シンポジウムは、打ち合わせアリ、で司会者の質問に沿って順番に答えるといった形式で行われ、自由な討論ができなかったことが、かなりの心残りです。一ヶ月漬けの私でさえ、知ってることがほとんど...でしたから。もっと、より専門的なことをよりおもしろく伝えられる(知る)機会だったと思うと残念です。
でも、楽屋では真理子さんといろいろお話しできたし、着物素敵ですねとか、って褒めてもらったし!ツーショット写真も撮ってもらったし、
(「先生とファン、の図」)
機嫌を直すことにします。
それから、はじめてお目にかかった池坊由紀さんはとても上品で素敵な方。長屋育ちの私は「これがホントの京都のお嬢様やわ」と思いました。そして、私から見ても小柄!な山本淳子さんも、学者ぶったところがなく、紫式部好きのお姉様という様子の、かわいらしい方でした。
そうそう、基調講演をされた『女性の品格』でお馴染み坂東眞理子さんからは、サイン入りの新刊をいただきました。やっぱり、女性の品格的には、すぐに礼状、ですか。(笑)
この機会に、源氏物語を読めて、まあ、よかった、かな。
さすがに30冊ほどの一気読みには、自分の身体に流れる「体育会系の血」を感じましたが...(笑)
今はもう見たくない。
しばらくは、さらば源氏。
以前このブログでも紹介した、小池一介さん。
自転車の写真撮影のために京都へ来られているということで、ご自身がデザインされた自転車を見せに来てくださいました。
先日のサイクル・ショーに出品されて大評判。1000台近い自転車の中から選ばれて、今月20日発売のサイクルスポーツ誌にも載るそうです。
ワタシのような小柄、にも対応する自転車です。
なので、小池さんと写ると、かなりかわいらしく見えます。(笑)
機能重視ながら、デザインもよし。シンプルな中にちょっとかわいげもある、素敵な自転車です。
なにより、軽くて走りやすい!
写真はドロップ・ハンドルですが、アップ・ハンドルも製作中だそうです。
どうも、目の調子が悪くて、眼科に。
中京区の「高橋眼科」
の評判がいいというので、早速行ってみたところ、とにかくびっくり。
よくある感じの町の開業医なのですが、玄関をはいると、そこには患者さんが50人くらい!少しくらい待つつもりはしていたけれど、 唖然。
でも、この日を逃すとまたずるずると引き延ばしてしまいそうなので、受付をすませ、一度家に帰り、2時間後に出直す。
まだ30分以上待ちましたが、無事、診察にこぎつけました。
待ったかいのある診察、でした。
ワタシの一回り上の世代かな、女医さんで、丁寧に診察、その後、理路整然と病状と治療内容を説明してくださり、納得しました。
簡単に言うと、「極度の疲れ目」でした。(苦笑)
あと、ワタシは「まばたき」が極端に少ないそうで、もっとまばたきするように、と。
これからは、まばたきに気をつけます!(笑)
コンタクトは、出来る限り短い時間にして、眼鏡を使用すること!と言われ、「眼鏡を持っていません」というと、呆れられました。が、約30年振りの眼鏡というと、処方箋を書くのに、これまた丁寧に度数合わせをしてくださいました。
ワタシ、本人より、あ〜でもない、こ〜でもない、とこだわってくださったのは、眼鏡初心者にとっては有り難かったです。
「あーでもない、こーでもない、の図」先生は左。
受付は11時。終わったのは15時、でした。
でも、美人で素敵な先生に診ていただき、爽快な気分?!でした。
で、早速眼鏡を購入。
何か慣れない物を買う時には、店のリサーチから商品の性質など、調べて買わないと気が済まないのですが、今回は目のためを思って即日手に入れる!「必要以上にこだわらない」をコンセプトに出かけました。
じゃないと、眼鏡屋さん5軒くらいまわって1週間くらいは、手に入れられないので。
眼科からすぐの、新風館「poker face」。
ここでは親切なお兄さん(あとでお名刺をいただいたら店長の美野さん、でした)が、
ノリよく熱心につきあってくださり、「この店の中でのみ、こだわって」無事購入。前髪がまっすぐなので、眼鏡の上のラインがまっすぐなものだと、なんだか可笑しい...等々、なるほど的確なアドヴァイスが有り難かったです。
海外ブランドのおしゃれな眼鏡もいろいろありましたが、試した結果「福井県鯖江製」(ワタシのマリンバと一緒!)のものを選びました。
福井の眼鏡職人の中でも長老的存在の「正義作」とのこと。
セルロイドのちょっと無骨な眼鏡ですが「正確なヤスリ使い、鮮やかな研磨技術、何度も手磨きすることによる独特の光沢...」などの説明にも惚れて選びました。
まぁ、普通の黒い縁の眼鏡、です。
眼鏡も凝り出すと、奥が深そう。
眼科、そして眼鏡屋さん、
目の調子が悪かったことも忘れて、すっかり楽しんだワタシです。
昨日は、今年最後の関西テレビ番組審議会。
『天のゆりかご』というタジク族を美しい映像で追った番組の審議でした。http://ktv.jp/ten/index.html
審議委員をもう5年も務めさせていただいているので、プロデューサーのお名前をみると、おおよその予測がつくことがあります。
今回は、期待大、兼井プロデューサーの番組。
興味深い内容でした。
新たな編集で別ヴァージョンの放送予定もあるそうなので、是非。
いわゆる「会議」は、かなり苦手なワタシですが、この審議会は、何かを決定するのではなく「とにかく意見を言う」というのが特徴。多数決で何かを決める、なんて言われると(裁判員制度ってそれでしたっけ...)興味が薄れるけれど、自分の意見を述べるだけなら、一所懸命やります。専門分野が違ういろいろな先生方の意見は面白いし、また統括する部署の藪岡さん(会議終了後、12月恒例の懇親会にて)
は、心の通うとてもいい方だったりして...
昨日は、美味しいお食事もいただき、
来月もがんばろっ、て気分です。
翌朝、三島で平佐さんと別れてから、 伊豆に「通崎」という地名があると聞いたことを思い出し、ふらっと三島駅前の観光案内所に入って、尋ねてみました。
案内所の方はご存じなかったのですが、「土肥(とい)というあたりらしい」と言うと、土肥温泉の観光案内所に問い合わせてくださり、何処かが判明しました。案内書のお姉さんとおじさん、ありがとうございました!
「ツウザキ」ではなく「とおりざき」というそうです。
バスの時間や沼津からでる高速船の時間など調べてくださったのですが、かなり遠くて断念。
で、案内書で無料の!レンタル自転車を借りて町を巡ることにしました。
自転車があれば、ゴキゲンです。
名所をいくよりも、自転車で思うままに走った方が、町の様子がわかることが多いです。
電車もかわいいし、
こんなマネキンさんが現役のブティックや
こんなかわいい眼鏡屋さんを見つけると、うれしくなります。
機嫌良く走っていると、雨が。
新潮社の八尾さんに教えてもらった鰻屋さんを見つけるには時間がかかりそうなので、目の前に現れた鰻屋さんに入ることに。
どこでも、そんなにハズレはない、と聞いていたけれど、確かにそうでした。
「桜屋」。
ていねいに手入れされた古い建物で、
の作品が掛かっていたり、
「センス」を感じるお店でした。
思わず、帰り際「壁に掛かっている作品はご主人のご趣味ですか」と尋ねると「おかみが作家さんと知り合いで」ということでした。
なるほど。
そんなわけで、東京芸術劇場でオペラ「イリス」を鑑賞→練馬で鷹羽さんとの練習→池田さんと沼津観光→これがメイン!「三島でのリサイタル」→伊豆長岡の温泉→三島巡り、と充実の3泊4日が終わりました。
もちろん、帰りは乗り換えなしで「こだま」に居座り?!「源氏物語」を読みながら帰りました。
最近は源氏物語を読みすぎて、ちょっとアタマがイタイだけで「物の怪か?」と思ってしまいます...
シンポジウムまで、あと3日、どこまでたどり着けるでしょう。
今回は、ヒラサ・オフィスの仕事だったので、平佐さんも一緒でした。
池田さんも、鷹羽さんも、翌日は朝から仕事なので日帰り、というわけで、
夜は!
平佐さんと二人で!!
温泉に泊まりました!!!
沼津楽友協会の会員の方が経営されているという、伊豆長岡温泉の旅館、ゑびすや、です。
ご主人は、コンサートにも来てくださってました。
虚弱体質(といっても信じてもらえないけど...)なので、強いお湯には身体が負けてしまうのですが、ここのお風呂は無色透明・無味無臭のアルカリ性単純温泉、やさしいお湯。
夜中の貸し切り露天風呂は気持ちよくて、和むのを通り越して、コウフンしました!
朝は、お部屋で豪勢な朝食。
もう「鷹羽さん、ごめんなさい」という気分でした。
(そうそう、鷹羽さんは、NHK音楽コンクールの課題曲となったアンジェラ・アキの『手紙』をアレンジして、合唱界ですっかり有名人です。)
最近は、個人的に仕事の御依頼をいただくと「所属事務所のヒラサ・オフィスに電話してください」と言うのですが、そのHPをご覧になると、所属アーティストに小澤征爾さんやシェレンベルガーさんなどの名前があり「電話しにくい...」とおっしゃる方があります。
でも、大丈夫です!
平佐さんを紹介します!!
これで、電話しやすくなったでしょうか(笑)
☆いつもは、スーツにネクタイ姿です。あしからず。
朝はのんびりして、昼前に沼津港へ行き、
池田さんオススメのお寿司屋さん「たか嶋」でお昼ご飯。
桜エビとか
その他いろいろ、感激の美味しさでした。
港のお寿司というと豪快なイメージですが、ここは、節度ある豪快、
といった感じでよかったです。
その後、海岸を散歩。
沼津は、なんだか南国っぽいです。
と、充分リラックスして、午後からは仕事モードに切り替え、
三島に移動。
三島と沼津は、JRの在来線で1駅の距離です。
だから、「沼津」楽友協会主催のコンサートの会場が、「三島」市民文化会館。
こじんまりとしてマリンバにとっては理想的な、素直に伸びる響きの会場。
この日は、久しぶりに鷹羽さん
との本番。久しぶりに共演すると、その間のお互いの変化に感じるところもあり、新鮮です。
ところで、私は、毎回、出来る限り、プログラムには、自分にとっても新しい何か、を入れるようにしています。
「今回の新しい何か」は、グレン・グールドの「ザ・リトル・バッハ・ブック」のコンセプトをお手本に、バッハの小品をランダムに選んで並べたもの。「G線上のアリア」ではじまり、林光編のインベンション等を交えた15分。鷹羽さんからもアイディアもいただき、いい流れができたように思います。また工夫を重ねて、いろんなヴァージョンの「リトル・バッハ・ブック」を作ってみたいと思っています。
なんだか、この秋は、特に個性的な主催者さんのコンサートが続いておりますが、この沼津楽友協会の方々も、相当に個性的で、打ち上げまで楽しかったです。
....その夜の出来事に、つづく。
今日は、お昼間、練馬で鷹羽さんと練習。
その後、明日三島でのリサイタルのため沼津まで移動しています。
日曜日、沼津の夜は、ちょっと寂しいです。
沼津銀座!も、ほとんどしまってます。
でも、執念で?!
ビルの地下にあるいい感じのご夫婦のお店を見つけました。
「小兵衛」というお店。
池波正太郎の『剣客商売』からとられたんですね。
食いしん坊池田さんも満足の様子、です。
いただいた名刺の裏には手描きの地図がありました。
ちょっと予定変更。
明日は、いい演奏をするために?!
お昼池田さんがお寿司を食べに連れて行ってくださいます!
東京芸術劇場でイリスを観てきました。
先日紹介した、この写真
と比べてみてください!
谷本さんの絵を元に、室田さんにプリントをお世話になったドクロ
そして、京都タワーや大文字、金閣寺が描かれた「キョウト」(という名の登場人物)の着物。
10人の「村の洗濯娘」虹色のゆかた。
等々。
井上道義さんに「なんという奇跡!」と言わしめた短期間、低予算(笑)を見事クリア。
自分が全体をプロデュースするのではなく、今回は演出の道義さんの意向をうかがって衣裳の一部を製作するという仕事でした。全体的に観ると、もう少し時間があったらと残念に思うところもありましたが、大きなプロジェクトの一員として、与えられた仕事はできたかな、というところです。
それにしても、谷本さんがいなかったら、どうなっていたことか...
どうなっていたか...という前に、引き受けてなかったかな(笑)
インクジェットでの染めでお世話になった室田泉さん、居内商店さん、こまかい配慮で縫製をしてくださった仕立て屋さん「メイク・ユー」の宇多さん、超特急仕立てヘルプ!たまきちゃん、おまけしてくださった着物屋さんや染屋さんのおじさん。
みなさんのおかげ。ありがとうございました!
☆写真はリハーサル時(谷本さん撮影)
よく「忙しそうね」と言われますが、合間に時間があれば、ちょこっと「社会見学」など、出かけてます。
の実物をチェックしたり、
神戸に行けば、遅ればせながらIKEAとか。
それにしても、このところ14日の源氏物語フォーラムに向けて、車中や待ち時間は、ほとんど「源氏物語本」なので、
アタマの中は平安時代?!
なにかあると、ついつい和歌でも詠んでしまいそうになります。
詠めませんけど。(笑)
イリスの衣裳、
全て明日の公開リハーサルに間に合うよう納品完了しました。
今回は、衣裳デザインを協力させていただいたわけですが、かなり間際の依頼ですでに洋服系はその製作を文化ファッション大学院大学に依頼されていたりと、「どれが谷本さんのデザインかな?」と、観ていただくには、少しややこしいことになっています。
楽しみに出かけてくださる方のために、かなりざっくりとですが、こちらの仕事を記しておきます。
以下は、全て、井上道義さんのイメージを元に谷本さんがデザイン画を書かれたもの。
私は「悉皆屋」のような感じで、ここに染めを頼み、縫製を頼んで、途中で井上さんの意向を確認して...まぁそんな仕事をしました。
記載が(デザイン)のみのものは、谷本さんのデザイン画を元に、文化ファッションの方が製作されたものです。
調達というのは、谷本さんと私でお買い物。
以前ブログで紹介したこのチエコの衣裳は、
白いゆかたを買ってきて、近所の染め物屋さんに「貧しい目の見えない人風」の茶色に染めてもらったりと、書き出すといろいろあるのですが...
マスカーニのめずらしいオペラ「イリス」。
音楽好きの方は是非、聴きに・観に、お出かけください。
イリス ゆかた(デザイン・製作)帯(調達)
イリス きもの風衣裳(デザイン)
イリス ドレス(デザイン)
チエコ きもの・帯(デザイン・調達)
オオサカ 裃(デザイン)
キョウト 着物・羽織(デザイン・製作)
芸者(死の役)着物・帯(デザイン・製作)
村の娘ゆかた・たすき(デザイン・製作)
行商人(デザイン)