見事に修復
元、天使突抜一丁目の住人、1903年生まれ、蝋型鋳金の作家、故加茂霊峰さんの作品がうちにあります。
箱は、古い新聞紙に包んだまま、よく見ると昭和54年。
加茂さんは、作家として広く知られた方ではありませんが、茶道のお家元に出入りされていたりと、正統派の作品をつくっておられた、知る人ぞ知る作家さん。
その加茂さんの作品「瑞鳥皿」。
同じ物2つのはずが...
こんなことになっていました。
右は、加茂さんから直接にわけていただいたもの。左は、お亡くなりになった後、お弟子さんから譲っていただいた物、ということで、もともとが違うものだったのかもしれません...
が、こんな錆びたままでは、しまっておくのも申し訳なくて...
「黄瀬さん、なんとかしていただけませんか」
とお願いしていました。
出来上がったと届けて下さいました!
金工作家のお友達、藤原昌樹さんに頼んでくださったそうです。
藤原さんは、何度も実験を繰り返して、見事に修復してくださいました!
かなり大変な仕事だったと思うのですが「わかりきったものを作るより、いろいろ試せて楽しかった」なんておっしゃってくださったそうで、有り難い限りです。
「スゴイ人のお友達はスゴイ、の法則」がまた実証されました。
はい、見事に生き返りました。
お菓子も映えます!