『ソデカガミ』救出作戦 おまけのできるまで 1

|

谷本さんと一緒に進めた仕事が新しい局面をむかえる時には、まずは谷本さんに連絡して意見をうかがうのですが、今回の救出作戦は、思いついたら、もう進めていました。

実は、おまけも手作りで何とかなるかと考えて。

しかし、日が経つにつれ注文の数が増え、手作りは無理と判断して、谷本さんに「救援」をお願いしました。やっぱり、最後はここにたどり着きます。

そもそも、今回は、いったん私が購入してみなさんに販売するというシステム。出版社から在庫処分に関しての特別割引はないけれど、手数料程度の「著者割引」があります。でも今回の場合、救出ということでご協力いただくのに、私が「手数料」を「儲け」にしたのでは、申し訳ない。ほんの数百円のことですが、これを「おまけ」の製作費にあてようと考えました。

はじめは、ポストカードなんかどうかな、と思っていました。実は、メール便で申し込んでいただいている方も多かったので、厚みが2センチを超えると送れない、という制約があったのです。ソデカガミの中のワンシーンや、ソデカガミに載っていない銘仙の写真をハガキにするのも素敵かな、と。しかし、谷本さんからは「あまり嬉しくないのでは」と。が〜ん。

代替案として谷本さんから出た「リサイタル時のライブ録音一曲だけ、などのCDは?」というアイディアに、わたしは「う〜ん」。「じゃあ、表具屋さんに作ってもらう「しおり」は?」といえば、今度は谷本さんが「う〜ん」。そのまま、日が経ちました。

人の出すアイディアに「ノー」とばかり言う人は山のようにいますが、これまでの経験で、谷本さんは「ノー」と言ったからには、必ずそれよりぐーんといいアイディアを出してくださるのです。

なので、ここはじっと待つ。

そうこうするうち、もう間に合わないというタイミングになり、谷本さんに電話してみると「五色豆」というアイディアが出てきました。

待ってました!です。それも、箱は、本のカタチ。

さぁ、ここからいよいよおまけ製作の本格的スタートです。

期限はあと約1週間。(つづく)

通崎好み製作所からメールまたは郵便で楽しいお知らせをお送りします。ご希望の方はこちらからお申し込み下さい。

2009年9月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
    通崎好み製作所SHOP
    melody name

筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

過去の日誌一覧

  • メテユンデ 通崎睦美プロデュース ゆかたブランド METEYUNDE(メテユンデ)プロモーションサイト