若手・中堅・ベテラン・巨匠
週末は、「sowaka」 で開催中の展覧会「ARTIST RECOMENDED ARTIST」のシリーズ、中村友香/中塚弘の展覧会を観に行きました。http://www.sowaka.co.jp/
これは、タイトルの通り、アーティスト(この製作所でもお馴染みの、岩野さん、室田さん、谷本さん)に推薦された、若手アーティストによる展覧会。2月15日までの「1」では岩野さん御推薦、お二人の作品が展示されています。
中村さんは、徳島の木琴作りワークショップでお手伝いに来てくださったこともあり、顔なじみ。
作品の前で「はい、写真写すよ〜」というと、ピースサインで応えてくれました。
これは作品の一部、是非会場で全体をご覧ください。さわれます。
鉄の溶接による作品ですが、その手法の男っぽいイメージに反して、作品には「いいお母ちゃん」になりそうな女らしさがありました。
初めて会う中塚くん。
熱心に作品を解説をしてくれました。
丁寧な仕事ぶりが好印象。
「書くのが楽しい」という雰囲気が伝わってくる、これらの原画(スケッチというのかな?)も素敵でした。
ところで、一番右の絵「源氏香みたいね」と言うと、二人には通じませんでした。(笑)
お二人の次なる展開を楽しみにしたいと思います。
続けて、もう中堅組、ギャラリー中井で「かのうたかお陶展」。そしてギャラリーにしかわでは、ベテランの域、染織家八幡はるみさん、モスリン・シャツの新作展をみました。いずれも15日まで開催中。
ちょうど翌日、父がとあるところで見つけてきたとうれしそうに出してきたのは、藤平伸(1922-)の茶碗。なんともいえない味があります。おいくつの頃の作品かわからないけれど、こちらは巨匠ですね。軽やかです。
続けていろいろな年代の作家さんの作品をみて、この間読んだ猪熊弦一郎の本の一節を思い出しました。「私は、芸術家は死ぬのなら二十代までに仕事をし終えて死ぬのがいいと思う。それに死に遅れてしまえば、これは九十までも百までも努力して生き続け、うまずたゆまず仕事をする以外にないという気がしている。」