2009年3月アーカイブ
「お花見を兼ねて谷本さんの展覧会に」と不良の友達を誘ったら
「じゃあ、花見らしく、いや、谷本展開催を祝して?!蕎麦屋で一杯やってから行こう」ということになりました。
岡崎の「権太呂」は、軒の下に席が作ってあり、お天気のいい日は、外でおそばをいただくことができます。
私は、一杯の気分だけ、ということで。
谷本さんの展覧会。
下手な感想は書きにくいので、省略(笑)。
とくに「メテユンデのゆかたを持っている」「ほぼ日ハラマキを使っている」「通崎好みやソデカガミのデザインが好き」等々、どこかで谷本さんの仕事に触れておられる方には、是非とも足を運んでいただきたい展覧会です。
ギャラリーすずきを出たところは、こんな景色。
すぐソコが東山。
手前が少しピンクになりかけています。
このあたりは、少し花が咲き始めたところ、という感じでしょうか。
角をまがって南禅寺方面に行くと、充分見頃、という桜もあります。
週末、この南禅寺のあたりは観光バスの渋滞も予想されますが、今日はまだ、人もまばら、な地域もありました。
今週のおでかけは、ギャラリーすずきへ。
南禅寺あたりの「ザ・京都」もいいですが、京都最古の宮と言われる、日向大神宮もちょっとしたピクニック気分が味わえる、穴場かもしれません。
3月31日(火)から4月5日(日)まで蹴上の「ギャラリーすずき」(ウエスティン都ホテル向かい)にて、谷本さんの展覧会があります。
どうでしょう、桜。お花見を兼ねるにも絶好の場所なのですが。
今回の谷本さんのカード、とてもステキです。
作品面はもとより、地図と文字情報のレイアウトにもカンゲキしました。
すっきりなんとも美しい。
この展覧会では、メテユンデでの谷本さんとは、また別の顔が見られると思います。
あっ、谷本さんへ業務連絡。
これ
今年も早速注文が入っています。
本年度用、白生地手配してもらっていますので、見本のご確認お願いします。展覧会の搬入が終わった頃を見計らってご連絡します。(笑)
「オーケストラ」と「定年」は、普通あまり結び付かないイメージかと思いますが、もちろんオーケストラにも定年退職の制度があります。
昨夜の京都市交響楽団の定期演奏会は、打楽器の名プレーヤー奥村隆雄さん京響メンバーとして最後の演奏会でした。音色、音程、タイミング、どこからみてもセンス抜群!「これしかない」と思える音楽を聴かせていただきました。
例えば、ピアノだと楽器のメンテナンスは調律師に任せる部分が多いですが、ティンパニという楽器は、自分で太鼓の皮を張り、ペダルで音程の調整をするという点で、楽器そのものをあやつる技術も必要です。奥村さんは、矢竹を加工してバチも自分で作っておられたし、そのあたりの職人気質のようなものも含めて天才的だったのだと思います。
それにしても、奥村さんは若い!
これからもフリーのプレーヤーとして、どんどん活躍していただきたいです。
ところで、京都市で公立小学校に通う子どもは「音楽鑑賞教室」で、必ず京都市交響楽団の演奏を聴きます。私は、子どもの頃からマリンバをやっていたこともあり、京響の打楽器のみなさんの顔は小学生の頃から覚えていました。
堀川高校音楽科で教えていただいた村本先生、そして後に一緒に仕事をさせていただくようになった北川さんや奥村さん...
昨夜で、当時おられたメンバーが全て退職されたことになります。
まさに世代交代を感じました。
楽屋の出入口には寒い中、一言「おつかれさまでした」を言おうと若い打楽器奏者や学生さん達がいっぱいでした。
いつも生地を買うお店に新着があると聞き、PC袋を縫製して下さっている田中英美さんと待ち合わせ。
いい生地!を仕入れました。
まずは、ドットとストライプを表裏に。
マッキントッシュの生地とブルーの麻。
すっごくきれいなピンクのシルクリネン。
今回は、PC袋の他に、最近別注が多い、PC付属品入れやデジカメ・ケースも登場予定。
それらの生地を探していたのですが、ストールにしてもよさそうな生地を見つけましたので、ついでに購入。私の分と、少し余分に買ってありますので、よろしければお揃いをどうぞ。 仕上がったら、またお知らせします。
とても軽い上質なシルク。
春先、襟元にくるくる、しなやかなてざわり。
仕上がりが楽しみです。
演奏活動としては、このブログの「出演情報」に掲載する以外で、企業の顧客対象であったり、何かの集まりに呼ばれるという仕事があります。
そういう場合、前もってリクエストをいただくことがよくあります。
例えば「高島屋」であれば「バラに関係ある曲を入れてください」とか。
主催者の方が好きなので「美空ひばりを一曲」とか。
基本的に、あまりに無謀、支離滅裂でなければ、リクエストにお応えするようにしています。
なので、「悲しい酒」も弾けます。
基本的に、あまりに無謀、支離滅裂でなければ、リクエストにお応えするようにしています。
なので、「悲しい酒」も弾けます。
でも、プログラムの中で「悲しい酒」が一番良かったといわれると、ちょっと悲しい気がします。(笑)
で、先日、とある仕事のプログラムを出したところ、リクエストがありました。
「にほんのうた」はリクエストに多いので、春夏秋冬、対応できるよう、マリンバにアレンジしたレパートリーを持っています。この日は、「みかんの花咲く丘」と「しゃぼん玉」を入れていたのですが、その「みかんの花咲く丘」。
これは終戦直後に歌われた歌で好きな曲だけれど、その曲を聴くとその時代を思い出し、戦争を連想するので、変更してもらえないか、ということなのです。
はぁ、想像もしていませんでした。
調べてみれば特に戦争と関係があるわけではないですが、その時代を思い出すと言われれば「わかりました」です。
さわやかでステキな野田さんのアレンジなので、残念ですが。
しかし、そういいだすと、実は「しゃぼん玉」もあまり良いとはいえないのです。
「屋根までとんで こわれて消えた」
「生まれてすぐに こわれて消えた」
と歌われるこの歌詞は、作詞の野口雨情が自身の娘が亡くなったことを書いたと言われているからです。
お祝いの会で「天使の死」をリクエストされる方もあるので、ホントに人それぞれ。
そういえば、京菓子司「末富」さんの会で、ご主人がほんとはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾いてもらいたいんだけど、タイトルを見て何か言う人もいるだろうから...とおっしゃってましたっけ。
「みかんの花咲く丘」を変更することくらいは、なんでもないのですが、妙に「はぁ、そうなんだ...」と思った出来事、でした。
日曜日は、川畠成道さんのリサイタルにゲスト出演してきました。
昨秋京都公演に続いての東京公演、川畠さんにとってはデビュー10周年ツアーの最終日。
800席の紀尾井ホールがほぼ満員。
お客さんがとても楽しみに足を運んでおられる様子が会場の雰囲気から伝わってきて、こちらまでうれしくなるようなコンサートでした。
昨年、初めてお目にかかる前に川畠さん関連の本を2冊読んだのですが、ここにあるものすごいドラマと飄々とした様子のご本人とのギャップが、新鮮でした。
講談社のオビにある文章は「突然視力を失った息子の才能を信じ、天才ヴァイオリニストとして開花させた父親の闘い!」ですけれど、明るく清らかな川畠さん音色は「闘い」から一番遠いところにあるようなもの。もちろん、そこに到達するまでのご苦労はまさに闘いだったのでしょうけれど。
川畠さんの周りにおられる方...事務所のみなさんそしてファンの方々も雰囲気がいわゆるギョーカイっぽくなくて、なんというか...ほっとしました。
ところで、今回は、秋に川畠さんの演奏を聴いて感激したという両親も聴きに来ていました。前日は、私より早く家を出て、当日は私より遅く帰宅。東京観光も合わせて楽しんだようでした。
おもしろいのは、銀座でぶらっと入ったアンティークショップで父が母に向かって「これ、戸矢崎さんの好みやなあ」と言ったら、お店の方が「えっ!戸矢崎さんをご存じですか。戸矢崎さん、よくここに寄ってくださいます」と驚かれたそうです。
なんだか、つながっていますね。
そうそう、客席には、団鬼六さんがおられたとか。
話ししてみたかった。(笑)
それにしても、川畠さんと団鬼六さん、どこでどうつながるのやら。
- 出演情報
3月22日(日)14時開演
川畠成道デビュー10周年コンサートツアー東京公演紀尾井ホール
- 出演情報
3月21日(土)
NHK-FM「名曲リサイタル」放送(予定)NHK-FM(ラジオ全国放送)
あれ?!やらせではありません。
床の間をみると、木田さんと戸矢崎さんが仲良くおりました。
木田さんの版画は、構図の大胆さと彫りの緻密さのバランスが魅力です。
その緻密さは、近くで実物を見ないとわからないのですが...ちょうど同じものが図録にあったので、作品の一部をアップ。
これでも、わかりにくいですね...
「三十三間堂」です。
お彼岸にあわせて?ちょうど父が掛け替えたところのようでした。
下にあるのは、ボタンの盆栽。
実は、父がコレクション(というほどのものではないが...)したボタンで戸矢崎さんに作っていただいた作品です。
年初の個展に出品されました。
「幸せの黄色い実」
これは、「長寿の白い花」と対になっています。
この写真は、戸矢崎さんが写してくだったうちの両親です。
掛け軸の下にあるのが「〜白い花」です。
この白い花、黄色い実=古いガラスでできたボタンと父が着ているシャツ(小川雅代さん制作)のボタンは色違いです。
ところで、今年のメテユンデですが、戸矢崎さんは男性用を制作してくださることになっています!
山崎さんは子供用!
世の中の女性を裏切らないのは谷本さんだけです。(笑)
版画家の木田安彦さん、と聞いて「あぁ、知ってる」と言う人は少ないかもしれませんが、入浴剤「旅の宿」のパッケージ(各地の温泉の版画)や、NHK大河ドラマ「新撰組!」のタイトルバック、といえば「あぁ、見たことある」となるでしょう。
木田さんとは、もう10年以上のおつきあい。
きっかけは、骨董祭で店主と間違えられたこと。
Kida「着物で店番か、えらいな」
Tsuuzaki「店員じゃないです」
K「じゃあ、なんや」
T「客です」
K「仕事は、なにやってんの」
T「音楽です」
K「大学どこや」
T「京都芸大です」
K「じゃあ、後輩や。阿波踊りやらへんか」
T「やりません !」
そういえば、大学に阿波踊りの連がありました。木田さんが主宰しているとは知らなかったけど。
「じゃあ、うちに遊びにおいで」
と名刺を渡されたけれど、ヘンなおじさん...というところ。
あまりに強烈でした...
家に帰って両親に名刺を見せたら、
「この先生の舞妓さんの絵の風呂敷、うちで作ってたわ!!」と。
そんなご縁でおつきあいさせていただいています。
で、その木田さんと戸矢崎さんが展覧会のレセプションで親しくなられ(だったかな、詳しいところを忘れてしまったけど)一度戸矢崎さんが木田さんちに遊びに行くという約束ができ、私がお供することになっていました。
それが、やっと実現しました。
ふっ、長い説明。
お二人の作品だけを見ていると「このひとたち、ホントに話しが合うのかなあ」と心配しましたが、考えればお二人とも古いもののコレクターだし、濃い系かクール系かの違いはあれど、増殖していく感じの作風はどこか共通点があるのかも。 人間のねばりの質、みたいなものかな。
楽しい一夜になりました。
これは、木田さんによる、ちょうど10年前のワタシ。
小説新潮の表紙です。
ちなみに左下でバンドネオンを弾いているのはピアソラ!!
意外な方が毎日ブログを見てくださっていて、びっくりすることがあります。
高校時代の先輩である、チェンバロ奏者の井幡万友美さんもその一人。 古楽にはまっているのを知って「気が向いたら遊びに来て」と誘ってくださいました。「向く、向く、気が向く!」というわけで、厚かましくお邪魔してきました。
高校で2年上といえば、とっても先輩、な感じなので、久しぶりに会っても「先輩!」と呼んでしまって自分でも可笑しい。
それにしても、井幡さんは、美人でやさしく、チェンバロの優雅なイメージにぴったり。
HPにリサイタルのチラシが載っていますが、美し過ぎて冗談みたいです(笑)
が、修正しているわけではなく、ホントにこういう方、です。
一緒に弾かせてもらいましたが、私の方は、絵的に違和感が...
チェンバロが似合うようになるには、かなり時間がかかりそうです。
日曜日の音楽会。
会場ロビーにぽつんと不機嫌な様子の男の子。
「何してんの?」
「ぼく、人混みきらいやし」
そっか。
これだもんね。君の気持ちもわかる!
「どこから来たん?」
「奈良。でも、ぼくが来たかったんと、ちがう...。」
「そっか、それは気の毒やな」
「でも、ココにのってる歌は全部知ってるで」
「へえ〜そうなん?!」
(私の顔を見て)「何する人かも知ってるで」
「ほんまに?じゃあ、中で聴いてよ。一番前の特等席用意しよか?」
「一番前?!いや、ぼくは2年やし。」
「ごめん、それは失礼しました。」
「....う〜ん、ここで、聴いてるわ」
彼がどんな風に聴いて、どう思ったか、是非感想を聞きたかったのですが、終演後「聴いてくれた?」と尋ねたら「知らん」と言われました。なかなか素敵な坊やだったので、また会いたいです。(笑)
たくさんの子ども達、楽しんでくれた様子でした。
毎年、この音楽会に林光さんが「うた」を作曲されますが、今年は、アメリカ先住民の詩(金関寿夫訳詞)に曲をつけた「クリークのこもりうた」。マリンバ伴奏を想定して書かれたものでした!
私が一番楽しんだかも?!
前夜泊まりだったので、夜中2時前まで宴会兼リハーサル。
で、朝10時から本番ですからね...
林光さん、そしてみなさん、お疲れ様でした。
昨年10月、法然院にて開催した田口ランディさんとの朗読×マリンバの会「転生」。
機会があれば、再演したいなと考えていました。
そんなところに、四ッ谷の「コア石響」山本さんより
「1991年に開設以来、皆さまにご愛顧いただいたコア石響も20年を数えます。
これを機に、心残りながら4月末にて幕を引くことといたしました。」
とのご連絡をいただきました。
コア石響と言えば、1992年、まだ右も左もわからない...という頃、マリンバ奏者の吉岡孝悦さん
とデュオ・コンサートを開催させていただいた、思い出の場所です。
なんとなく、ピン!ときて、ランディさんにご連絡させていただいところ「転生」の再演、実現の運びとなりました。
せっかくなら、新作を、という話しもあったのですが、今回は少し練り直した再演。
プラス、私はマリンバのソロで、高橋悠治作曲「橋をわたって」を演奏します。
このタイトルをイメージしたランディさんの詩の朗読もあります。
もちろん、トークも。
これまでも、いろいろな音楽家の方と共演させていただいておりますが、ランディさん、小説家にしておくのはもったいない!というような「耳」の持ち主です。 若い頃、お芝居をされていた、という経験も大いにあるのでしょう。
以下、概要。定員70名となっております。
是非、という方は、お早めにお申し込みください。
2009年4月17日(金)18時半開場 19時開演
コア石響
160-0011 東京都新宿区若葉1-22-16 ASTY106
電話:03-3355-5554 http://www.syakkyo.com/
前売3000円 当日3500円
☆ご予約方法
お名前、ご住所、電話番号、チケット枚数をご明記の上、メールまたはお電話でお問い合わせください。
info@j-spirit.com
075−255−4743
電話受付時間 : 12時から18時 ( 火曜定休 )
担当:次田
前回来てくださった時のこと。
押し入れの中の「つっぱり棒」。「ここに、かばんをたくさん吊すとすぐ落ちちゃうんです」 と愚痴を言っていたところ、今回、棒をうける金具まで作ってきてくださいました!!!
棒の下に、木片でも打ち付けてもらえればと気軽に考えて言った愚痴でしたが、こんなに立派なことになりました。
もう、落ちる心配はありません。
ちなみに、この金具は、以前「木琴の足」を作ってくださったときの、残りの部分を加工した物、だそうです!
これで、おしまい。
と誰もが思う、と思うのですが、まだあります。
以前、マリンバの鍵盤をコントラバスの弓でこする、という奏法のために購入したコントラバスの弓とケース。
フツウ弓といえば数百万円のイメージなのですが、こういう奏法ではそんなに違いがでないので、とりあえずネットで調べて、一番安い弓とケースを別々のショップで買ったところ、弓がケースからはみ出す...
弦楽器のトモダチに「そんなことある?」と聞いたら「そんなことない」と言われ、ケースを購入したショップへ尋ねてみたところ「中国製の弓の場合、サイズがまちまちなことがあります」って、教えていただきました。「Music-ave」さんhttp://www.rakuten.co.jp/music-ave/
ありがとうございました。
で、3600円だったかな、の弓だったので、のこぎりで切ってもらいました!
フツウ、絶対、こんなことは、しません。
さすがの川合さんも「バランスかわりませんか」と心配してくださいましたが、鍵盤をこするだけなので...
きれいにやすりをかけてくださり、
何事もなかったかのように、ケースにおさまりました!
「木琴を見に」来てくださったはずの川合さん、そして黄瀬さん、ありがとうございました!
実は、もうひとつ、やっていただいたことがあるのですが、さすがに呆れられそうなので、省略させていただきます。
押し入れの棚を支えるこの金具
既製品ではなく一つ一つ、黄瀬さんの手作りです。
押し入れの中で、この金具の取り付けてくださっているのは、川合さん。
本業は漆芸です。「木琴プロジェクト」では、平岡シロフォンの新しい台を製作する際、木枠の塗りを担当してくださいました。ちなみに、黄瀬さんは全体の設計からその他の細かい作業まで。
そんなわけで、川合さんもこの機会に「木琴を見に来てくださった」はずなのですが、施工のお手伝い。
見事に長細いケース
が押し入れ上部におさまりました。
そのすぐ下にも棚板を設置。
奥の方に物を入れると取り出しにくい、ということで、奥のもの用に、クルマがついた台まで作ってきてくださいました。
台には紐がついているので、ひっぱればするすると出てきます!
ここの金具ももちろん手作り。台が高くなると空間がもったいないので、埋め込み式になっています。金具の手作りと言われても、ふつうピンときませんが、鉄を溶接する、というのは黄瀬さんの日常?!、専門分野なのです。
その他、細かいところに気配りの技が満載。
おかげさまで、すっきりした押し入れになりました!
でも、まだこれだけでは、終わりません。(つづく)
今日は黄瀬さんが来てくださいました。
お約束の、木琴の修理。
ネジをきりなおし、
中を綿棒で丁寧に掃除して
さび止めのスプレーを穴の中に。
予告通り、見事5分で、ネジはするすると、しっかり、
しまるようになりました!
そして、今日のメインは押し入れの棚設置。
うちの押し入れの一部は、前面が書棚になっており、その奥が空洞なのです。
空洞のところには、段ボールに入れた捨てられないもの、例えばこんな
30年以上前、子どもの頃に使っていたスケート靴とか...が入っています。 とはいえ、段ボールも天井まで積み上げているわけではないので、その空洞上部の空間に棚を設置して、木琴ケースをいれようと言うわけです。
こんな感じ。
黄瀬さんがのぞきこんでいる、書棚の裏には、人がいます。
さて...(つづく)
今日は、午前9時にランディさんと待ち合わせ。
御池通の様子が、?
今日は京都ハーフマラソンの開催日でした。知らなかったのでたくさんの人が走り抜けていく様子、びっくりして見ました。
ランナーの様子を激写!したのですが、以前知り合いが仕事をさぼってマラソンに参加し、その様子が新聞に載って会社にバレた、と言っていたことを思い出し、ここに載せるのはやめておきます。「米粒くらいの大きさでもばれるときはばれる」らしいので。(笑)
30分間横断できないと聞き、急いで地下道利用。
遅刻せずにすみました。
夕方四条烏丸を通ると、着物姿の人々がチラシを配布。
居酒屋のオープンかな、と思ったのですが...そうでした。これは、京都市が打ち出した雇用対策の一つ。着物姿になり、繁華街で観光チラシを配る、日給8000円、現在失業中であることが条件、というもの、でした。
京都観光と着物のPR、それが雇用対策とはなかなか洒落た試みですが、なんだか気がひけてカメラは向けられませんでした。もっとも、そんなことを気にする方はこの企画に応募されていないと思いますが...(笑)みなさん、楽しそうにお仕事されていました。
欲を言えば、もう少し上等の着物を...とか、コーディネイトが...とか、着付けが...とかありますが...年齢性別不問というところもいいし、なかなか楽しいアイディアではないでしょうか。
そんなわけで、今日は写真ナシ。
名古屋にいました。
今日は、絵に描いたような青空。
朝から、岡崎市美術博物館へ。
栄から岡崎まで電車で40分ほど、そこからバスにゆられて30分。時々不安になりながら、小高い丘の上(というイメージだけど、山かな...)にある美術博物館に到着しました。
ほんとにお天気で良かったです!
美術館の内部も光が差して、明るく気持ちがよかったです。
展示は、資生堂や花王石鹸の包装紙などをはじめとする大正末期から昭和初期の代表的な商業デザインが網羅されていました。考現学を提唱した今和次郎の直筆調査票なども「うわぁ〜ほんもの!」と、感激しました。
私が貸し出した「牧寿雄デザインの帯」も堂々と!(笑)村山知義の書籍と共にケースに収められていました。
本当はゆっくり美術館のカフェで昼食を、と考えていたのですが、バスの便の都合で(平日は、1時間に1本、土日は複数本の時間帯もあり)残念ながら、展覧会を見て、引き上げました。
のコンサートを聴きました。
CDで聴いて、今、かなりはまっている音楽(古楽アンサンブル)なのですが、生で聴くと、さらに冴えていて素晴らしかったです。一言で、簡単に、言えば「眠くならない古楽」ですね。
ところで、関西ではあまり知られていないと思うのですが、この素晴らしい音響の宗次ホール(約300席)はカレーのチェーン店「coco壱番屋」の宗次さんが会長を退かれた後、私財を投じて建設されたものです。ヴァイオリニスト五島龍のストラディヴァリウスも宗次さんのNPOからの無償貸与。
まぁ、そんなことも思い出したのですが、
帰りには、カレー!ではなく、味噌煮込みうどんを食べました。
昨日、夕食後になにげなくテレビをつけたら、NHKで由紀さおりと安田祥子さんが「仰げば尊し」を歌っておられました。
画面に歌詞が出ていたんですが「思えば いと疾(と)し この年月〜」
を見てびっくり。思わず、広辞苑に走りました。
みなさんはご存じだったでしょうか、「とし」という言葉。
私は、あまり考えず「いととし」は「愛おしい」というような意味合いだと思っていました。 「疾し」とは「すばやい、進みが早い、時期が早い」という意味なんですね。 「思えば いと疾し この年月〜」は 、歌の気分で言えば「思えば、あっという間の学生生活」、っていうような意味。
はぁ、知らずに歌っていました。小学校の卒業式。
もしや、と思って歌詞を調べてみれば、
最後のところ「いまこそ 別れめ いざさらば」。
この「いまこそ別れめ」は「わかれ目」じゃなくて、古典で習った、
係り結び、ですね。
「えっ、知らんかったん?当たり前やん」という方には恥ずかしいですが...私にとっては、新事実!!!でした。
それはそうと、4月17日(金)コア石響(東京・四ッ谷)にて田口ランディさんとの朗読×マリンバの会が決まりました。
詳細は、またお知らせします!
コンチェルトを弾いたり、ゲスト出演したり、ブライトンホテル等々いろんなスペースでの演奏というのはありますが、よく考えると「京都のコンサートホールでリサイタル」というのは、かなり久しぶりのような気がします。
10月23日、京都府民ホールアルティにて、京都音協主催「通崎睦美リサイタル」着々準備中です。
平岡養一生誕100年記念での構成「一部は木琴、2部はマリンバ 」というスタイルをシリーズ化して、いろんな意味で進化させていくというコンセプトを考えました。
今回のピアノは港大尋さんです。
先日、京都音協にて担当の岸本さんと、ヒラサ・オフィスの平佐さんと打ち合わせ。
撮影したてのプロフィール写真をお見せすると、喜んでくださいました!
何に喜ぶかって?
基本的に.... 2,3年に一度写しなおしてくれるのは助かるよね、というハナシです。
クラシックの演奏家の中には、フツウに10年以上、同じ写真を使う方もおられるので(笑)
「これもいいですよね。カメラマンは女性ですか。うん、そんな感じですよね。」と岸本さん。
京都音協主催ですが、チラシのデザインは谷本さんにお願いすることになりました。
って、まだ谷本さんには話していないのですが...
「いい加減に、せい!」というほど頼み続けている時は、気を遣いつつも勢いでお願いしてしまいますが、少し間があくと我に返り「引き受けてもらえるかなあ」と、それはそれでキンチョウします。しかし、間があく、といっても、ほんの1ヶ月ほどですね。
先日も、作曲の西邑さんに指摘されましたが(笑)こうやって、ブログを書くと、それにしても毎日、かなりみなさんのお世話になっていることがわかります。
みなさん、ありがとうございます!
(西邑さん新しいドビュッシーのアレンジよろしくね!)
黄瀬さんに、新しく古い木琴がきましたので是非見にいらしてください、とメールしたところ、早速来てくださいました。
「見に」というところにいろんな意味があることはお見通し。
ノギス持参、でした。
(今、ノギスと書いて、何語だろと気になって広辞苑をひいたら、「nonius」というつづりのオランダ語なんですね。発明者ポルトガルの数学者Pedro Nunes(1492~1577)の、ラテン名Noniusの転訛)
「ここの穴にこれ、ごそごそなんですけど」
「どれどれ」
「これは、もともと1ミリ余裕を見て作ってあります」
「へぇ〜」
とか、
「足がぐらぐらなんですけど...」
「どれどれ」
「これは、ゴムが劣化してますね」
「へぇ〜」
とか、
「この接続のネジがまわらないんですけど」
「どれどれ」
「これは、工具さえ持ってくれば、5分でなおります」
「わぁ〜い」
とか。
しっかり見ていただきました!
で、補修は、じっくり検討してから、ということにしました。
今日は、さらに、夏のワークショップの打ち合わせ。
いろいろ実験をしてくださっているようで、有り難い限りです。
せっかくなので、鍵盤の素材、厚みをもう少し検討することになりました。
お世話になりっぱなしでスミマセン!と言いながら、押し入れの中に、木琴ケースを収納するための棚を作っていただく約束までしてしまいました。
押し入れの中に、私が作ったちょっとした台がありまして...かなり気の毒な感じ、だったんだと思います...
もう、本当に、助かります。
黄瀬さん、引き続き、よろしくお願いいたします!!!
いいお天気なのに今日は室内の作業。
よく見ると、12段!
月ごと、項目ごとに分けられた領収書。
今年もこの季節がやってまいりました。
確定申告。
これを片っ端から入力するのは、ミツナガさん。
もつべきは、有能な弟子!
そもそも、マリンバ習いに来ていたはずだよね...
スミマセン。
助かっています!
あっという間に、3月です。
今月は、林光さんとの演奏があります。
3月15日(日)10時 関西セミナーハウス
「2009・こどもたちとつくる〜つめ草音楽会」
林光さんのことを簡単に一言で説明しようとすると「現代日本を代表する作曲家」ということになるのですが...
この日は、そんな林光さんの音楽が、おとな500円、こども200円で聴けます。
う〜ん、銭湯なみです。
この音楽会の中で、私のマリンバ・光さんのピアノというコーナーが30分あります。
どんな音楽会か...
説明がむずかしいです。林光さんの全集『林光の音楽』(小学館)編集長の大原さんも、昨年取材に来られ「こんな世界があったんだ」と心底驚いておられました。実は、一昨年出演させていただき、来年も、来年も、と3年連続での出演。いや、私も最初は驚きました。
そんな音楽会、です。(笑)
お問い合わせは個人のお宅になっているので、もし聴きにいってみたい!と思われる方がありましたら、詳細はこのブログの「お問い合わせ」からお願いします。