川畠成道さん10周年コンサート
日曜日は、川畠成道さんのリサイタルにゲスト出演してきました。
昨秋京都公演に続いての東京公演、川畠さんにとってはデビュー10周年ツアーの最終日。
800席の紀尾井ホールがほぼ満員。
お客さんがとても楽しみに足を運んでおられる様子が会場の雰囲気から伝わってきて、こちらまでうれしくなるようなコンサートでした。
昨年、初めてお目にかかる前に川畠さん関連の本を2冊読んだのですが、ここにあるものすごいドラマと飄々とした様子のご本人とのギャップが、新鮮でした。
講談社のオビにある文章は「突然視力を失った息子の才能を信じ、天才ヴァイオリニストとして開花させた父親の闘い!」ですけれど、明るく清らかな川畠さん音色は「闘い」から一番遠いところにあるようなもの。もちろん、そこに到達するまでのご苦労はまさに闘いだったのでしょうけれど。
川畠さんの周りにおられる方...事務所のみなさんそしてファンの方々も雰囲気がいわゆるギョーカイっぽくなくて、なんというか...ほっとしました。
ところで、今回は、秋に川畠さんの演奏を聴いて感激したという両親も聴きに来ていました。前日は、私より早く家を出て、当日は私より遅く帰宅。東京観光も合わせて楽しんだようでした。
おもしろいのは、銀座でぶらっと入ったアンティークショップで父が母に向かって「これ、戸矢崎さんの好みやなあ」と言ったら、お店の方が「えっ!戸矢崎さんをご存じですか。戸矢崎さん、よくここに寄ってくださいます」と驚かれたそうです。
なんだか、つながっていますね。
そうそう、客席には、団鬼六さんがおられたとか。
話ししてみたかった。(笑)
それにしても、川畠さんと団鬼六さん、どこでどうつながるのやら。