「お知らせ」の最近の日誌
「『ソデカガミ』救出作戦」本日の正午をもって、おかげさまで大成功に終わりました。
在庫処分の連絡がきたのが、1月8日午後。当初は13日までに、確保する部数を返事してほしい、とのことでした。
尋ねてみると、在庫数は840冊。
200冊くらいなら今後の販売を考え、だまって自分で確保するし、数千冊ならあきらめる。しかし、840とはなんとも中途半端な部数。もちろん840冊も、個人で確保不可能な数ではないけれど「勢い」で買い取っても、結局死蔵してしまうなら、それは意味がない。
そこで、思いついたのが『ソデカガミ』救出作戦!少しでも、この機会に『ソデカガミ』を知っていただき、愛蔵していただけるみなさんの元へお届けできないか、と考えました。
早速、出版社に返事をのばしていただく交渉をし、ジェイ・スピリットの次田さんに窓口をお願いして、ブログ内に申し込みフォームを作成していただきました。その完成を待って作戦を開始したのが、1月12日。
実は、当初、ここで100冊でも救えたら有り難い...と思っていました。
ところが、スタートした時点で、すでにこの本を持っておられる方から「好きな本なのでプレゼント用に」また「図書館で借りて読んだけれど、この機会に」等々、たくさんのご注文をいただきました。また日を追う毎に「読み返していたら、さらにプレゼントしたい人を思いついた」と2度目の注文をしてくださる方も現れ始めました。さらには、カヴァーを取り替えてうちで扱いましょうか、という出版社の方も。残念ながら「安く仕入れられるなら」というハードルを越えることができず実現はしませんでしたが、お話しだけでもうれしかったです。
そして、本日正午の締め切り時点で、このブログからのお申し込みがなんと「317冊!」となりました。これは、たいへんな数字です!みなさんのご注文一冊、一冊が、じんわりきいています。ほんの数人の方に個人的なメールは送信したものの、基本はこのブログでの告知のみ。ということで、義理買いもそんなにないはず。(ちょっとはあるかな? 笑)「317」は、純粋にこのブログを見てくださった方一人ずつ+口コミで集まった数字ですから、大変な重みがあります。
貴重な「317」に加え、資料や、今後ゆっくりと販売していくための在庫確保等々、全てを含め「675冊」の本が無事救出されました!
これは、全体のちょうど8割にあたります。本当にみなさん、ありがとうございます。
残り、165冊が処分されることになり、それについては寂しい限りですが、何もせずの処分ではありませんので、身勝手な言い方かもしれませんが、本も納得してくれると思います。
なお、今後の販売は「おまけナシ」ではありますが、在庫はしっかり確保してありますので、あっ、忘れてたとか、やっぱりもう一冊、とか。まだまだ大歓迎。今後とも『ソデカガミ』をよろしくお願い申し上げます。
それで、おまけについてですが、「これがいいかな」と思ったものがあったのですが、おまけ制作部隊の隊長、谷本さんからダメだしがありまして、再度検討中です。「おまけにつられて」という方も、約3名おられましたので(笑)もう少し検討したいと思います。
今月中を目標におまけを制作して、本と一緒に発送する予定です。
多くの方のご支援、ご協力に心から感謝し、以上、ご報告させていただきます。ありがとうございました。
いよいよあと半日で締め切りとなります。16日の正午まで。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ちょっとさみしいお知らせなのですが『ソデカガミ〜銘仙着物コレクション』(PHP研究所)が絶版扱いとなることに決まりました。
出版社の方針なのですが、一定期間、一定部数の売り上げがないと、在庫がなんと、焼却処分されるのです。
このご時世、在庫を置いておく場所代だけでもタイヘンということでしょう。
「焼却するならちょうだい!」と言ってみましたが、だめ。
「じゃあ、安く売って!」と言ってみましたが、だめ。
どうしてどうして?とにかく在庫は、従来の価格で販売する、できない分は全て焼却するのだそうです。
「本を作った誇りはないのか〜!」とか
「本を愛していないのか〜!」と叫んでも、ダメなんです。
はぁ...。
金銭的な問題だけで言えば、著者は刊行された時点で印刷部数分の印税をいただくので、出版社が売ろうが焼こうが関係ないのです。
が、そういう問題ではない!
と、愚痴を言ってもはじまらないので、緊急告知。
焼却処分になる本を少しでも救いたい!
『ソデカガミ』をまだお持ちでない方、またプレゼント用に使えるかなと思ってくださる方など、是非この機会にご購入を、ご検討ください。
まとめ買い大歓迎、一冊でも大歓迎。
もちろんお近くの書店やamazon等でお買い上げいただければよいのですが、せっかくなので!
こちらからお申し込みいただいた方には、心ばかりの「おまけ」を進呈致します。
詳しくは、このブログ右上の告知をクリックしてください。
なお、私もこの機会に少しまとめて購入しますので、今後も引き続きこのサイトや私関連の催し物ではご購入いただける予定です。
それから、これに関して2つ言いたいこと。
初版の部数から在庫数を引き算すると、たくさんの方がこの『ソデカガミ』を手にして下さっていることがわかります。そんなみなさんに、ありがとうございました。
そして、『ソデカガミ』誕生秘話。
実は、この本は別の出版社から刊行予定でした。仕上がり直前になって、その出版社の編集長から表紙のデザインがわかりにくいのでわかりやすくしてほしい、そして着物の着付けのことなども書き加えて欲しいと言われたのです。私は「あれはあの通りじゃないとイヤです」と言いました。いわゆる「わかりやすくする」ということは、この本の主旨にそぐわない。装幀は、谷本さんのあのデザインしかない、と思ったし、それを変えるくらいなら世に出さない方がよい、と思ったからです。中味についても、あれ以外、考えられませんでした。
それで、何度もやりとりしたけれど平行線で、結局決裂。書いた原稿も、撮った写真も、デザインも、全て反故に、なるところでした。でも、谷本さんもカメラマンのシゲさんも、外部編集者であるホンヌの中井さんも、納得いくカタチでの出版にこだわって下さり、みんな動じることなく「あ〜あ、やっちゃった...」と苦笑いしてました。
そんな時、私(=著者)の意向を尊重し一緒に「仕方ないか...」と言いつつ、それで終わらすわけにはいかない編集の中井さんが駆け込んだのがPHP研究所。そして「うちで出しましょう」と言ってくださったのがPHP研究所の渡部さん。少し手は加えるけれど、私(たち)の思いをそのままのカタチで出版して下さることになりました。本当に有り難かったです。そんな時、ちょうど取材でご一緒させていただいた樋口可南子さんが「そんな事情があるなら応援に」と、本の帯に一文を寄せて下さいました。これも、ホントに有り難い限りでした。
今回の焼却騒動は、さみしいハナシですが、『ソデカガミ』を世に送り出して下さったのは、PHP研究所さんであり....つらいところです。
まだ、言いたいことはありますが、とりあえず緊急告知、この辺で。
『ソデカガミ』は、デザインブックのようなつくり。絵を見るような感覚で老若男女それぞれに楽しんでいただけると思います。(amazonで内容がご覧になれます)是非、手に取っていただけると嬉しいです。
私は、これから「おまけ」を考えます!
陶器の制作をしている近藤です。今日は展覧会のお知らせをさせて下さい。
今日から北山の「ギャラリー翔」さんで二人展をします。
私は磁器に染付けをしています、今回は山水、花鳥etc..を絵描いてみました。
お時間がございましたら是非ご高覧下さい。
2008.6.10(火)-15(日)OPEN11:00-18:00(最終日17:00まで)
京都市左京区北山通下鴨中通東入ル北側
tel 075-724-8154
今日は大学で寺門孝之さんと対談しちゃいました。
「天使」の絵で有名だから天使つながりで所長に知らせなきゃ!
っていうワケなのであります。
神戸で活躍して、現在は東京にアトリエを持つ寺門さん。
これまで、大学で接近遭遇はあったンだねどね。
斎木学長(建築家)をはさんで初の対面となったしだい・・。
この内容は、大学のHPの[学長の庭]で紹介なのだ。
あいにくの雨(ワシ雨男なの)で室内での対談でしたが、
雨は幸運のしるしなのです。(ボクにはね)
二人とも「新しいモノ好き」だったとか、
途中で大きく方向を転換したことなど・・。(なるほどね)
作品の創り方などは全く対照的。(フムフム)
寺門さんのゆかたなんてイイんじゃない!
作品写真は寺門さんがいる学科のリーフレットでございます。
「通崎好み製作所展II」では、通崎さんがプロデュースするブランド「メテユンデ」のゆかた、谷本天志さん、戸矢崎満雄さん、山崎暢子さんによる新作が発表されます。そして、「通崎好み製作所」Web Shopで人気のPC袋2008夏コレクション。さらには、刺繍作家・木部訓子さんのTシャツやバッグ。コスチューム・デザイナーの田中英美さんのストールやちょっとうれしい小物の数々。これまでの「メテユンデ」も大集合。この期間ここだけのお買い得品もあります。今夏のお気に入りアイテムを探しに、是非、おでかけください。(J-spirit Tsugita)
日時:5月28日(水)〜6月9日(月) ※6月3日(火)は定休日
11:00〜20:00
場所:京都市中京区三条通烏丸西入ル文椿ビルヂング1F
「tsubaki kyoto」(HP・アクセスはこちら)
Tel:075-255-4743
先週土曜から兵庫陶芸美術館で始まった『縄文』展です。
美術館の名前、聞いたことないでしょう?
まだ、できて間もない人もまばらな施設なのだ。
こんなで大丈夫なのかな〜?
イイ感じなんですよ。
それにこの企画展、けっこうイイです。
国宝や重要文化財の縄文土器がまとめて観れる機会、
そうないでしょう?
縄文土器の美は岡本太郎が発見したことになっていて、
それだけでも彼の価値は高いのである。
実際に観たら、なかなかオモシロイものですな。
現代性もあるし、ユーモラスで意表を突くデザインだけど、
チャンとした意味もありそうだね。
縄文土器は中部から北日本にかけて発見されるワケ。
ボクの祖先は信州の犀川上流なんですよ。
遺伝的に縄文人なのは知ってましたけど(?)。
イヤー、観れてよかった!
1月、センズベリーの美術館で縄文の土偶を観て驚いた!
写真のとは違うけどめったに観られぬモノですぞ。
世界から集めた人形のなかでも光っていた!!
このところ、ボクの意識で急浮上なのが「縄文」です。
これからの制作を視てて下さいね。
◎京都展
Part1.3月4日(火)ー9日(日)
Part2.3月11日(火)ー16日(日)
12:00-20:00(日曜日は18:00まで)
会場:ギャラリーマロニエ
京都市中京区河原町四条上ル塩屋町
TEL.075-221-0117
ボクのは [Part2] で出品であります。
作品はこんなのよ。
"ヒーローの影"というタイトルでウルトラマンの古いフィギュアを使用。
10cmに満たない小さな作品でございます。
実像が白で虚像が実像になってるのね。
下の台はウール地で、インクジェットプリントしたもの。
実物をぜひご覧下さい。
会場の徳島県立近代美術館は昨年、国民文化祭の会場ともなったところで、その開場式には通崎さんが野田雅巳さん作曲の「天水スイープ」を初演された場所でもあります。(その時の模様はこちら)今回の岩野勝人さんの作品にはその音からインスピレーションを受けて制作されているものもありますので、「天水スイープ」を聞いたという人は是非、御覧下さい。
ご近所ですので、製作所展にもあわせてお越しください。(本日、火曜日は製作所展は定休日です)
「染色の領域−代謝する普遍と変容-vol.2 俯望」
期間:2008年1月8日(火)〜2月20日(水)*月曜休館(祝日の場合翌日)
時間:10:00〜18:00
会場:染・清流館
戸矢崎さんから報告のあった通崎さんからのスペシャル差し入れ、「孝太郎の酢」でつくった押し寿司、「市松にマツ」(という名だったんですね。)アップします。みんなで搬入の合間においしくいただきました。
展覧会レセプション(1/9)に来ていただくと、もしかすると何か別の通崎スペシャルにお目にかかれるかもしれませんよ。
所長も相当、ワルだったんですねー。女の子の髪を切るなんて。
さて、こちらからもお詫びを一件。
今回、梅干しでお世話になっている、隆夫さんから連絡をいただきまして、先にアップした記事の中の日本農業賞優秀賞を受賞したという件で、和歌山の梅農家では「一人だけ」と書いたのは誤りだそうで、他の方もいたそうです。どうやら聞き間違いだったようです。そりゃ、みなべの梅農家は優秀な方が多いですからね。大変失礼いたしました。お詫びして、訂正させていただきます。
その隆夫さんの梅干しの袋もどうやら順調に出来上がってきているようです、
お楽しみに。
昨今の健康ブームもあって、梅干し人気はかなり高まっているようです。その中でも果肉が厚く、柔らかい最高級梅として人気なのが南高梅(なんこうばい)。みなべ町はその南高梅の発祥の地です。このみなべ町にいとこの谷本隆夫の梅林があります。みなべ梅林は「一目百万本、香り十里」と称される日本最大の梅林ですが、毎年、TVで梅の開花を伝えるニュース映像や、梅酒のCMにも使用されているのが、隆夫の梅林だそうです。この自慢の梅林で育てた最高級品を今回、用意してもらいました。南高梅がブランドとしてあまりにも有名になってしまったために、加工のみをみなべ町でおこない、南高梅と称して販売されているものもあり、南高梅の本当の良さが伝わっていないのではという懸念も地元ではあるらしく、今回の件も快く協力してくれることになりました。是非、正真正銘、本物の南高梅を味わってみてください!
食べ物つながりで、展覧会の話題からちよっと脱線。
こちらにもたびたび登場の黄瀬くんですが、彼から自家製漬け物を差し入れにもらいました。
今日、作業の合間にいただくと、これがまた旨い!!(絵具皿に入れてスミマセン。)これは売れますよ。(という発想に近頃なりがち)
とにかく何でも出来る黄瀬くんですが、実は彼は料理の腕もプロ級。和風洋風、なんでもござれ。おいしい店情報までバッチリなんですから、ほんと何でも出来る人というのはいるもんです。この黄瀬漬け、通崎好み製作所で商品化したいなあ、、、って言ったら怒られるだろうなあ。
札幌でのコンサートが無事終了したようです。
「 とても楽しい演奏でした♪よかったです。
井上道義さんも、舞台の上で「もっと聴きたいけどね...」と言われいて、うれしそうでした。」
とのこと。詳しくは所長が帰られてから報告してもらいましょう。
楽器と一緒に、通崎好み製作所の作品をフェリーで北海道まで運びました。
写真は、所長のリハーサル風景(井上道義さんと札幌交響楽団のみなさん)です。
こちら全て順調です!
『徹子〜』の影響で『1935』ばかりを聞いておられる方も、今一度、聞き返してみてはいかがでしょうか。
The 8th LAMP EXHIBITION
12月5日(土)〜12月4日(祝)12:00〜19:00
ART FORUM JARFO
11:00/13:00
各席50名
席主:通崎睦美(マリンバ奏者)
内容:珈琲
会場:京都芸術センター 大広間
料金:1,000円
申込方法:往復はがきに、催し名・住所・氏名・年齢・希望日時を明記の上、12月7日(金)〔消印有効〕までに京都芸術センターまでお申込みください。応募多数の場合は抽選。はがき1枚につき1名さま。同席希望はその旨、ご記入ください。
室田さんは通崎さんがNHK「知るを楽しむ〜歴史に好奇心 京都きもの玉手箱」に出演された際に谷本がデザインしたマリンバ着物の制作を担当してくれた方です。写真やシルクスクリーンを利用したテキスタイル作品を制作されています。お近くのお越しの際は是非、御覧下さい。
CHANGE THE BEAT 室田 泉 Exhirition
12月10日(月)〜24日(月)※木曜休廊 11:00〜19:00
GALLERYGALLERY
京都市下京区河原町四条下る東側・寿ビル5階
室田 泉 Exhirition Photo Textile Works
12月11日(火)〜16日(日) 12:00〜20:00(最終日18:00)
ギャラリーマロニエ GALLERY3
京都市中京区河原町四条上塩谷町332 (阪急河原町駅より徒歩約5分)
通崎好み製作所が開設されました。通崎さんのものづくりの秘訣、これは製作に参加させてもらってる我々にもよく尋ねられること。「通崎さんてホントはどんな人?」さて、どう答えたらいいものやら、でも、とても仕事がやりやすい人には違いない。なにしろ自分のつくりたいモノがちゃんと見えている。だから指示が的確。そして、とにかく打ち合わせの面白い人だから、ものづくりから、次のものづくりへと話がどんどん広がっていく。web上に展開される通崎さんのものづくり。これからどんな風に広がっていくのでしょうか、わくわくしつつも戦々恐々‥...?
よろしくお願いいたします。