「音楽活動」の最近の日誌

取材いろいろ

|
ここ数日「家庭教育新聞に出ていたのを見ました」とよく言われます。 
コレですね。
katei_edi_.jpg
京都市内の小・中学校生全員に配られるそうなので、そのような年齢のお子さんがおられるご家庭の方は、ココに出ていたら気づく方、多いかもしれません。 
うちのお弟子さんの福井さんは「歯医者さん」なのですが、診察の時「通崎先生が出ています」と、何人もの患者さんが持ってきてくれた、らしい。(笑) 
家庭教育新聞だと、家庭教育っぽい様子に写っているのが可笑しいです。 プロフィールには「京都市社会教育委員として教育行政にも尽力」とあります。なんだか、立派な人みたいですね。(笑) 

何かに出ているときの反応というのはおもしろいものです。 
以前「月刊・茶の間」という通販雑誌に一年間の連載をしていたときは、思いがけない人から「茶の間、見ました」と、何度となく言われました。田舎のおばあちゃんが読んでいるとか、実家のお母さんが読んでいるとか。購読部数がスゴイらしい。恐るべし「月刊・茶の間」と思いました。 

今発売中の雑誌「関西版・ぴあ」にも出ています。 
(コンサート案内と下のコラム)
pia_kansai.jpg

うわさをすれば

|
うわさをすれば、港さんから完成した楽譜が届きました。 
モーツァルトのピアノソナタ、それぞれに副題がついています。

 Ⅰ モーツァルトがボブ・マーリーに恋したとき
 Ⅱ ルーベン・ゴンザレスに一瞥をくれるモーツァルト氏
 Ⅲ モーツァルト、ジェームス・ブラウンと踊る 

楽譜を見ながら、ニコニコしています。 おもしそう!と思ってくださった方は、是非10月23日アルティへお越しください。 

松園さんからは、9月28日に弾くフォスター「おお、スザンナ」「金髪のジェニー」のアレンジが届きました。
こちらの方も楽しく、美しく、ニコニコです。 
いずみホールの方は、全席完売です。ありがとうございました! 

楽譜を見ながらニコニコした後は、楽器にむかって... 
はい、ニコニコがんばります。 

ところで、今日、打ち合わせに遅刻した。
(すみませんでした) 
遅刻の理由は古典的。 
財布を忘れた。 
京都駅まで行かず、自転車で2分ほど走ったところでハタと気付いたのは、ある意味奇跡的。

モーツァルトのピアノ・ソナタ

|
10月23日、アルティでは、港大尋さん編曲モーツァルトのピアノソナタハ長調を演奏します。 
みなとみらいの翌々日は、練馬のスタジオにて、完成間近の新しいアレンジがどんな様子か、合わせてみました。 
「モーツァルトが現代の若者だったら?!」というようなアレンジ! 
モーツァルトの旋律やハーモニーを大きく崩さずして、港テイストが散りばめられた力作です。 

池袋まで送ってくれた、港さん。
ohiro_kuruma.jpg
この日の洋服がそんな感じかなあ。
ちょっとレゲエっぽい? 完成が楽しみです。 

ところで、ここ10年いや15年? 基本的に便箋は「丸善」のものを使っています。 京都に「丸善」がなくなって、とっても不便。
新幹線に乗るまでに時間があると丸の内の丸善でまとめ買い。
maruzen.jpg
少し前までネットでの扱いが見あたらなかったけれど、最近はあるみたい。でも...なんとなく、店頭で買いたい気分の品物である。

みなとみらい翌日

|
みなとみらい翌日は、上尾くんちでチェンバロのレッスン。 
やはり楽器が教えてくれることもある。
残響とは何だろ、とか考える。
いい楽器でレッスンしてもらうと、いい楽器が欲しくなる。 
だめだめ、置くところないし。 

その後は、保谷から青葉台に移動。
リコーダーのレパートリーをやるにあたって、いろいろ教えていただきたいこともあり、リコーダー奏者、本村睦幸さんのお宅に押しかけました。
我ながら、ホントに押しかけたと思います...
でも、このところ、いろいろなCDを聞いているけれど、本村さんの音色は本当に美しいし、音楽の作りも一切余計なことをしていなくてこれまた美しい。(もちろん、そう聴かせるための細部の工夫は言うまでもない)
何か教えていただくなら、この方だ、と決めましたもので...
勝手に決めてすみません... 
本村さんは、私が、リコーダーの主要なレパートリーであるファン・エイク「笛の楽園」を木琴でやるということで、前日のみなとみらいにも聴きに来てくださっていました。興味深いご感想も聞かせてくださり、うれしかったです。
近い将来、リコーダーと木琴のデュオなんかも聴いていただくようになるかも?!です。 
本村さんです。
motomura_.jpg
ラ・サールから、東京大学工学部卒業と超エリートでありながら、リコーダーを吹いている、って、どういうこと???と思っていたのですが「そっか、リコーダーが好きなんだ」と当たり前のこと、妙に納得しました。 

それはそうと、名物校長?!伊勢崎市立境島小の新井先生と、とんとん拍子に話しが進み、11月に、本村さんが境島小で演奏されることが決まりました。子ども達の喜ぶ顔が目に浮かびます。 
いろいろとご縁がつながっていくことは、うれしいことです! 

それにしても、この無造作ぶりは...
motomura_fue.jpg
湿気がこもらないよう分解しておいてある、ということみたいです。(笑)

みなとみらい

|
みなとみらいホールでのコンサート。 
12時10分開演ということは... 
10時からリハーサルということは... 
楽器のコンディションを考え、一番早い時間8時半、にホールに入りました。 

梱包された荷物をほどいて、一人でコツコツ組み立てる。 
でも、写真を撮る余裕。(笑)
minatomirai_kumitate.jpg
演奏前に、こういう作業は結構大変、ではある。
そんな時に思い出すこと。
以前エッセイを書くためにヨットの女性オリンピック選手、佐竹さんを取材したことがある。佐竹さんは海外でも、トレーラを借りてヨットを載せ何百キロも自分で運転して試合会場に移動する、ということがあったそう。まぁ、職種は全く違うけれど...「本番」以外にもいろいろあるものです。 

よく考えたら、2000人のホールでソロで演奏するのは初めて。この大きさの会場ならたいていオーケストラとの共演となるから、木琴+マリンバとピアノだけ、というのはさみしいかな、と思っていたけれど、意外に大丈夫。
minatomirai_hall.jpg
かえってのびのび気持ちよく演奏できた、かな。聴きに来てくださったみなさん、ありがとうございました。 

実は、前夜少し体調がすぐれなかったのだけど、こういうときは... とピアノの平林さんと中華街に出かけ
minatomirai_chuka.jpg
「酸辛湯」で身体を芯から温める。 
食べたら、治った(笑) 

ホテルの部屋からの夜景は美しく。
minatomirai_yakei.jpg
朝の曇り空も、またよし、でした。
minatomiara_asa.jpg

ちなみに、終演後は、マリンバをレンタルしたこおろぎ社の藤井さん、そして聴きにきてくださった斉藤楽器の貝沼さんも手伝ってくださり、木琴の梱包作業、さみしくなかったです。(笑)ありがとうございました!

きぜわしい。

|
9日はみなとみらいでコンサート。 
マリンバは、いつも通り「こおろぎ社」でレンタル。 
木琴は家から送ります。 

普通なら木琴は、前日8日につけばいいのですが、8日が休館日にあたるため7日受け取り、ということは6日中に発送。 というわけで、演奏するのは、9日なのに、なんとなく気ぜわしいのです。 
分解して、ケースにつめる。 そして、そのケース自体が貴重品でもあるので、エアキャップで包む。 xylo_nimotsu.jpg 夕方までに、無事送り出せました。
ふぅ。 

で、その次は、DVDを見る!
みなとみらいの後11日まで東京なので、10日の関西テレビ番組審議会を欠席。
この日は、レポート提出なのですが、今回の審議課題は「よ〜いドン!」という番組1週間分!なので、月〜金の放送DVDを視聴せねば。 
うっ、90分番組...
審議室の藪岡さんから「前の晩からでは絶対無理です」と御助言いただいていたので(笑)今日から見ることにしました。 

きぜわしくなることはわかっているのに、東京からはすぐに帰ってこず、一度チェックしておきたかった古楽器のお店に行ったワタシ。
guitarra.jpg
笛関係の古い楽譜を物色しに行ったワタシ。
muramatsu.jpg
翌日も近江楽堂に行き、別の古楽のコンサートを聴いて帰ったワタシ。 ここにも、彫刻... 
operacity_.jpg

ブログを書いているワタシ...


三鷹芸術文化センターで、WS&コンサート

|
三鷹に行ってきました。 
打ち合わせは、さくっさくっ、と音がしそうなほど、サクサク進みました。 
こういう打ち合わせはうれしいです。 

打ち合わせサクサクの図。
mitaka_a.jpg
机の上にはこんな本が。 
幅広く「予習」しておいてくださったようで、ありがとうございます。
mitaka_hon.jpg
この日は、三鷹芸術文化振興財団の情報誌「マークル」の取材もありました。 
担当のお二人。
mitaka_b.jpg
どんな記事になるでしょう。  

ここで、日程発表といきたいところですが、 こちら、音楽班と工作班と結構大所帯、コンサート1日とWS2日ということで、ワタシの日程のツメが甘かったことにハタと気付き、ただいまちょっと調整中、です。せっかくサクサク進んだのに、ブレーキをかけてしまい反省。。。決まり次第お知らせします。  

この日の夜は、オペラシティの近江楽堂でルストホッファースのコンサート。 
オペラシティの中庭。 
東京は、建物の中・外で、こういう彫刻系のアートとでくわすことが多い。
operacity.jpg
ジョナサン・ボロフスキーの作品。 

ところで、このコンサート。 
何気なく、ブログに当日券もある、と情報を載せたところ、思いがけない方がこのブログをご覧になってお出かけくださいました! はい、あの、伊勢崎の境島小学校の新井校長先生です。 
毎日、ブログをご覧くださっているようでありがとうございます。 
11月には群馬で仕事がはいっているので、またお目にかかれるかと思います! 

あっ、もちろん、ルストホッファースの演奏は素晴らしかったです。

明日は

|
明日は、三鷹で来年ワークショップの打ち合わせです。 
度毎に大きく内容が変わるわけではないのですが、毎回「よりよく」と思っているので、担当の方と相談しながら考えてきたいと思います。
まだ先なので内容はさておき、やはり幅広い年齢層の方に参加していただきたいので、チラシの文言とか、広報の面でも、ひとひねりしないといけないでしょうね。 

夜は、チェンバロの師匠、上尾くん
の演奏会に行ってきます。
リコーダーの本村睦幸さんの素晴らしい音色、初めて生で聴くのも楽しみです。 
本村さんのHPからCDの一部が視聴できます。 
当日券もあるそうですので、お時間のある方、是非どうぞ。


バーバラ・アレン

|
昨日は、平林さんと9月9日みなとみらいのためのリハーサル。 
一番時間をかけた(かかった?!)のが今回初めて演奏する「バーバラ・アレン」。
barbara.jpg
イギリス民謡を題材にした野田さんのアレンジ作品です。 
のびやかな旋律がすてきな曲です。 
これは、マリンバを使って演奏する14時半から「ティータイム・クルーズ」で演奏します。 
みなさんには耳馴染みのある曲から、新鮮に聴いてもらえる曲。今回は、前者を中心に、両者とりまぜながらのプログラムです。 
12時10分からの「ランチタイム・クルーズ」では、J.van.エイクの「笛の楽園」からの3曲が新しいところかな。1600年代に書かれたリコーダーのための曲ですが、木琴にぴったり!だと思っています。  

9月9日「みなとみらいクラシック・クルーズVol.6」 
ランチタイム・クルーズ 12時10分「木琴」 
ティータイム・クルーズ 14時30分「マリンバ」 
チケットは1回券800円、通し券1400円 
飲み物、サンドウィッチ、焼菓子のついたランチボックス500円もあります! 
横浜みなとみらいチケットセンター 045-682-2000 
どうぞ、気軽にお出かけください!

木琴製作WS 神戸

|
2009年10月18日(日) 神戸市産業振興センター(JR神戸駅南・ハーバーランド内) にて行われる手作り木琴WSのチラシが届きました。
kobews.jpg
今回の製作は、9時半から12時半の3時間。 
出来上がった木琴は、14時から、このWS主催者であるマリンバ奏者佐藤梨栄さん達のコンサートの中でお披露目します。
今回も、小学校3年生以上年齢問わず歓迎です。

先日のWSでは「あの方がブログによく登場される黄瀬さんですね」とおっしゃっていた参加者の方がおられました。(笑)
はい、今回も岩野さんはじめ、黄瀬さん、川合さんみなさん来てくださることになっています。
こんなに単純な木琴でも製作者の個性が出るのは面白いです。 
是非、ご参加ください。 

お問い合わせ 
佐藤音楽事務所 078-241-0921 
 marimba20045@yahoo.co.jp

作曲家の毎日

|
今日は、短い時間の本番でした。 
でも、そこで凝縮したものを聴いていただきたいと思っていたので、普通の演奏会と同じ2時間分の仕事したような気がします。終わった後のビールの味が物語る。 

仕事が終わった後、西邑さんの仕事仲間チェン・ミンさんのコンサートを聴く約束があり、そのあと2人でゆっくり食事。 
西邑さんは、最近家にこもって作曲しているので、先日「8月、3度目の外出」と言っていた。今日は4回目かな。
趣味も「アクセサリー作り」だしね。
yukiko_ring.jpg
「靴ずれに気をつけて」とメールしたのですが、全くの冗談ではなかったみたい。(笑)

ピアノ。

|
最近、スピネットばかり弾いているのでピアノがちょっとしいたげられている感じです。 
でも、今日は、ちゃんと弾いてもらって、うちのおんぼろピアノもうれしそう。
te.jpg
よかったねぇ、ピアノ。 

弾いてくれたのは、西邑さんです。
nishimura_p.jpg
作曲家兼ピアニストと演奏する時は、せっかくなので、その方の作品をプログラムにいれようと思うのですが、今回入れた曲がむずかしい。
曲は西邑さんアレンジ「美女と野獣」。
本来、楽しいばっかりの曲なんですけど...
選んだのはワタシですけど... 

でも、書いた本人、西邑さんもピアノを弾くのがむずかしそうだった。
ハハハ! 

早速ですが、業務連絡。 
>西邑さん(ついでに平林さん) リベルタンゴの「F」の和音、書き損じらしい。
F/B/C/Esで、よろしく!

秋の木琴作りワークショップ

|
夏は、調布市でしたが、秋は神戸でWSがあります。
(ちなみに来春は三鷹です!) 

主催者の佐藤さんから連絡あり。 
えっ、今日がチラシの印刷、入稿日?! 
というわけで、急いで原稿をそろえる。 

あらためて、岩野さんのプロフィールを拝見。 
この膨大な履歴を約200字にまとめる、なんていう作業をしていると、へぇ〜、と思うことがいろいろあります。いちいち、へぇ〜、と思っていると時間がかかる(笑)。でも、まぁプロの編集者でもないから、仕方がないか。
例えば「作品が、浜田市世界こども美術館に設置されてるんだ、へぇ〜」とか。そうすると、「どんな作品かなあ〜」と検索してみたりして... 

最終的には、ご本人に校正していただきこのようにまとまりました。 

岩野勝人(彫刻家) 
1961年徳島県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻課程修了。 「IWANO MASAHITO現代アートによる徳島再見」(徳島県立近代美術館・2008)他、個展多数。作品は、浜田市世界こども美術館、新江ノ島水族館などに設置されている。また、全国の美術館や小・中・高等学校で展開する「みんなで描こう!パノラマ絵画」「くもならべ」をはじめとするワークショップ活動も毎回好評を博している。現在、大阪成蹊大学芸術学部美術学科(現代美術)准教授。 

このブログを見て「新江ノ島水族館」ってどんなところだろって検索しておられる方があるかも(笑) 

今回のWS、黄瀬さん、川合さんもまた来てくださいます。 音楽班は今田さん、後藤さんに満永さんも。 
贅沢なスタッフです。
10月18日(日)。
詳細は、またお知らせします。

エチュード

|
昨年「オリジナルのエチュード」を使って生徒のレッスンをしているという話しを書いてから、
「そのエチュードをわけてほしい」という依頼が何件かありました。 
私自身、生徒の進み具合に合わせてその都度コピーして使っているのですが、この際きちんとまとめて製本してもいいかな、という気になりました。
そのためには、それなりの取捨選択をし、標準的な順序に並べ、かつ「捨」した部分を補充し...という編集作業が必要となります。そこで、そのお手伝いを、満永姉妹にお願いしました。 

このエチュードは当初、とっちゃんという男の子のためのレッスンのために作っていたのですが、彼がやめてからは、ちょうど新しく習いに来た小学生の満永姉妹のレッスン用として継続されました。なので、彼女たちはある意味、このエチュードの産みの親(子?!)なのです。 
エチュードは、途中から急に難しくなるのですが、それは、舞鶴からクルマで2時間、毎週熱心に通ってきた彼女らが急に上手になったから(笑) そう考えれば、難しくなる手前の曲、が抜けているわけで、そのあたりを補充せねばなりません... 

ちなみに、彼女らはお父さんの転勤の関係で舞鶴の後、北海道、広島経由、現在は京都の山科在住。さすがに北海道は無理でしたが、広島からは新幹線で通っていました!プロにさせたいというのではなく、マリンバが好きだからという理由で続けさせられたご両親はとても素敵です。 

そんなわけで、床にだぁ〜っと並べ、順番に弾きながら「検証」していきました。
aya_sayuri_b.jpg
編集方針が決まったので、来週は作曲者である土肥さん宅にお邪魔して、具体的な補充、改訂の依頼です。 
お姉ちゃんはいまや「同業者」ですが、小百合ちゃんとマリンバを弾くのは久しぶり。楽しい時間となりました。

DM発送

|
コンサートでアンケートを書いてくださった方などにお送りするDMの発送作業に、おなじみのあやちゃんが妹の小百合ちゃんと一緒に来てくれました。 小百合ちゃんは、ケーキを作っておられるお母さんの、商品袋詰め作業やラベル貼りを手伝っているので、こういう作業は得意なんだそうです。なるほど、手早い。
aya_sayuri.jpg
お送りしたチラシはコレら、です。
091023.jpg
ここだけの情報をひとつ。 
以前御紹介した、この日の演奏曲をモチーフに作られた京菓子司「末富」の京菓子が食べられるという企画。
すでに限定60席が完売となっておりますが、京都音協の岸本さんがカフェに交渉してくださり、少しだけ席を増やしていただくことがかないました。このDMが届くタイミングで、また完売になるのではないかと思われます。迷っておられる方は、お早めにどうぞ! 

ところで、今日満永姉妹には、もうひとつの用事があって来てもらいました。 
ん?姉妹でマリンバ・デュオ?!
aya_sayuri_c.jpg
詳しくは、また!

大阪府民共済ご加入のみなさまへ!

|
大阪府民共済の加入者対象に無料(抽選)で聴けるコンサートがあります。 
11月14日・15日です。 
このブログを見てくださっている方で、大阪府民共済ご加入の方があれば、是非お越しください。 申し込み方法など、詳しくは大阪府民共済のHPにて。 
そのHPをみて、本人もびっくり。 

そよ風のように、嵐のように、超絶のマレットさばきで魅せるマリンバの第一人者、通崎睦美の魅力を網羅! 
おなじみの名曲を満載してくり広げる快心のソロコンサート。 

嵐のように、ってスゴイ。(笑)

調布ワークショップ&コンサート

|
今回は、前日に調布に入り、リハーサルと準備。そして、9時半からの部、14時からの部とそれぞれ3時間ずつのワークショップを2日間、そして最後にコンサート、とかなりハードな仕事でしたが、無事に終了しました。通常のコンサートとは違う業務だったと思うのですが、調布市グリーンホールは、担当の方はもちろんのこと、他のスタッフ、照明のお兄さんやお掃除の方までみなさん協力的で、ぎりぎりの時間割でも、スムースに運びました。有り難うございました。

ワークショップ。
午前の部は、少人数でなごやかに、午後の部は大人数で賑やかに。 

ws_zentai.jpg
当初最も多いかと想定していた、小学生一人での参加。
ws_kodomo.jpg
おばあちゃんとの参加。
ws_kodomo_gm.jpg
そして、来てくださったらうれしいなあ、と思っていた大人一人での参加。
ws_otoko.jpg
また「彼女に誘われて」とカップルで参加してくださった方もあり、小学校3年生から65才の男性まで、楽しいワークショップとなりました。 
これは、家族でご参加の...
ws_hirasa.jpg
いえいえ、ヒラサオフィス
http://www.hirasaoffice06.com/の面々です。事務所設立以来、初のワークショップとなるヒラサ・オフィス。私の仕事ぶりを見に来たはず?!が、いつの間にかフツウの参加者になってました。(笑)平佐夫妻に松原さんと四元さん、あれっ、この日事務所は?...

スタンダードな「ドレミファソラシド」に加え、沖縄風、アフリカ風、みんな自分好みの素敵な音階ができました。 

こちらのスタッフは、コンサートでも演奏してくれた後藤さんと今田さん。 そして、工作部分を受け持ってくださったお馴染みの岩野さん、黄瀬さん、川合さん。そして、岩野さん自慢の卒業生、阿部くん、高城さんも、参加してくれました。 
鍵盤を固定するための穴開け作業監督中の阿部くん。
こうやってみると
ws_abe.jpg
かき氷屋のお兄ちゃんのようですが(失礼!)フィギュアの世界では、世界で注目!の有名人なのです。http://www.restore-created.com/ 

みなさん、お疲れ様、ありがとうございました! 

あっ、ひとつ、紹介し忘れ。 
今回、木琴の装飾(絵付け)は各自、家に持ち帰ってやることになったのですが、その見本として川合さんが板に「バロック風」の絵を描いてきてくださいました。 
なんとまぁ。
ws_kawai_ita.jpg

WSの準備

|
チェンバロとチェロとのアンサンブルから一転?! 
今日は、のこぎりとボンドです。
ws_nokogiri.jpg
大阪成蹊大の岩野さんのところへお邪魔して今月末調布でのWS打ち合わせをさせていただきました。 
木琴と爽健美茶と岩野さん、の図。
ws_iwano.jpg
こんな感じで、私のリクエストに合わせて、試作を作っておいてくださいました。
ws_shisaku_a.jpg
参加者のみなさんに、自由に音程をつくる楽しさとちょっとした苦労を味わっていただき、またその自分で作った木琴から音楽が生まれる感激も味わっていただく、という欲張りな企画。 
お馴染み黄瀬さんは、もう木琴作りのプロ?!
ws_kise.jpg
きれいなドレミファソラシドに調律した試作品を完成させてくださっていました。 
それとは別に「夏らしい音階」のサンプルも作ってきました。 音楽の分野の人達はタイミングについてよく「髪の毛一本、早めに」などという表現をすることがありますが、美術系の方は「(のこぎりの)刃一枚短く」なんて言うんですね。刃一枚もけずると音程がぐんと変わります。 
刃一枚短くする川合さんとアトムの図。
ws_kawai.jpg
当日は、私ものこぎりとマレットを持ち替えながら、がんばります!

24日木琴でバロック。

|
演奏中、前から。
minato_ueda_a.jpg
上から。
minato_ueda_b.jpg
撮影はアヤちゃん。 

チェンバロとチェロと並べば、木琴も高貴な楽器に、見える?(笑)

24日ブライトンプログラム

|
24日のコンサートプログラムです。

J.van.エイク(1590-1657)  イギリスのナイチンゲール 「笛の楽園」より
N.マテイス(? - ca.1707)  スコットランド風ユーモアにもとづくグラウンド 
G.F.ヘンデル(1685-1759)  ソナタ ヘ長調 
U.W.ヴァセナール(1692-1766)  ソナタ ト短調 
A.ピアソラ(1921-1992)  酒場1900 「タンゴの歴史」より  

木琴:通崎睦美 
チェンバロ:港大尋 
チェロ:上田康雄  

ヘンデルとピアソラ以外は知らないわ...なんだかむずかしそうな名前... そんな風に思えるかもしれませんが、何を隠そうワタシもほんの4ヶ月ほど前までは知らなかった曲ですので、どうぞご安心ください。(笑) バロック音楽に目覚めた初期(今でも、まだ初期ですけど)ピンときた曲ですので、是非聴いていただければと思います。 
木琴でピアソラをやるとは、あまり自分でも想像していなかったのですが、ピアソラの「タンゴの歴史」はフルートとギターの曲。木琴とチェンバロ、そこにチェロも加わってもらうと、これが結構いけるのです。 

明日8時より、京都ブライトンホテルのアトリウムにて。 
お天気もいいようですので、是非お出かけください。
無料です!

7月31日&8月1日調布グリーンホール

|
今日は、8月1日調布市グリーンホールでのコンサートのために、朝からマリンバ・トリオの練習。 
プログラムは以下の通り。 
夏休み中の土曜日ということで、客席はなごやかなムードかな。 
体験コーナーも交えた楽しい時間にしたいと思います。  

第1部 
1 スペイン  E.シャブリエ 
2 ルーマニアン・フォーク・ダンス  B.バルトーク 
3 小品集  W.A.モーツァルト 
4 モリタート  K.ヴァイル     
5 タンブーラン  J.M.ルクレール     
6 崖の上のポニョ  久石譲   

 第2部 
1「届くことのない12通の手紙」より But  港大尋  
2 「ピクニック」よりⅣ  S.バーバー  
3 「ペールギュント組曲第1番」より     
   山の王の宮殿にて  
4 しゃぼん玉  中山晋平  
5 天水スイープ  野田雅巳  


編曲 土肥寿美子(Ⅰ・1)野田雅巳(Ⅰ・2,4 Ⅱ・3,4) 
通崎睦美(Ⅰ・3,5 Ⅱ・2)西邑由記子(Ⅰ・6) 

今回の調布はコンサートだけでなく、木琴作りのワークショップもあります。 夏休みの自由研究何にしようかな〜と迷っておられる方は、是非ご参加ください! このWS、受講資格は小学校3年生以上です。 
ということは...
50才でも60才でも70才でも80才でも、参加可能です。 
但し、2時からの部はすでに定員いっぱいのようですので、31日、1日と2日間続けて調布に9時半に来られる方!です。 

お問い合わせはWS/コンサート共に
調布市グリーンホールチケットサービス 
042-481-7222 

あの...実は、チラシがあるのですが、タイトルがちょっと恥ずかしくて....紹介するのが遅くなりました。(笑)
 
chofu_chirashi.jpg
マリンバ天使って、私のことでしょうか。 
うん、たしかに、住所は天使突抜一丁目です。

ブライトンで。

|
昨日は、ブライトンでのコンサート。 
リハーサルが終わって、楽屋代わりの5階の客室へ。
ふと、下を見たら、カフェの席が全て前向きに整列。 
上から見ると、かわいかったです。
br_5f.jpg
今回も、西陽子さんは「何を弾いても自由自在!」で気持ちいい演奏でした。 若いお弟子さん達も
「ん?前回
より上手くなってない?!」と失礼な発言(ゴメン!)をしてしまうほど。ガッツ!を感じる演奏でした。 

昨日は、たくさんの方が来てくださって嬉しかったのですが、なかでも子どもの頃に所属していた「あいりす児童合唱団」の高橋美智子先生とお目にかかれたのがうれしかった。 30年前に50代半ばだったはずだから...と考えると、森光子さん並にスゴイ! お元気で、おきれいで。写真のないのが、残念。 

次回、ブライトンは24日。 
港さんのチェンバロ、上田康雄さんのチェロとのアンサンブルで木琴を弾きます。

本日は3本のバラ!

|
今日は、ブライトンでリハーサル。 
交通規制があるので早めに出発。 
少し遠回りをしていきました。 

明日演奏する、ボレロ。 
この楽器のパートが最も緊張します。 
普段、弾き慣れないので...
ravel.jpg
さてさて、今日は祇園祭宵宵山。 
祇園祭
gion_tsuki.jpg
と言えば、鱧。
gion_hamo.jpg
というわけで、食事をしての帰り道。 
今日は、谷本さん作「3本のバラ」に出会いました! 
きれいな女性が着こなしてくださっていると、嬉しいですね!!
gion_bara.jpg

今週はブライトンで

|

うちの近所は、祇園祭の鉾が立ち並び、すっかりお祭り気分です。

その祇園祭宵山の16日。毎年恒例となっております、京都ブライトンホテルでのリレー音楽祭に出演します。今年で第14回。毎年出ているということは、と考えると、少々恐ろしくもあります。(笑)

今年は、16日と24日、2回出ます。

16日は筝の西陽子さんがメインで、私はゲストという感じかな。

プログラム。まずは、西さん率いる女性4名による筝四重奏で沢井比河流「アルカディア」。続いて、西さんと私とのデュオで野田雅巳「ボスポラス橋」。そしてメインは、筝四重奏、マリンバ、ピアノ、パーカッションによるラベル/野田雅巳編「ボレロ」です。

しゃなりしゃなりとした、いわゆる「お琴」のイメージをくつがえす西さんの演奏、かっこいいです!

無料がうれしい、ブライトンのリレー音楽祭。是非お越しください。

それから、あの、えっと。愛用しているPC「Macbook」。マリンバのくせでつい勢いよくキーボードを叩くせいか?!ここ数日で、壊れてしまったようです。中身は無事っぽいので、そんなに悲壮感はないのですが...使い慣れないちょっと古いvaioで更新。う~ん、写真の入れ方がわからない。その他、いつもと様子が違ったら、ごめんなさい。

 

 

コンサートで京菓子!

|

10月23日、京都府立府民ホールアルティで開催の「通崎睦美リサイタル~木琴とマリンバ2009」チケットが本日発売です。すぐに完売ということはないと思いますが、このコンサートでは楽しいおまけがついておりまして、そちらの方は限定60枚となっております。

おまけ、というには、ちょっと贅沢なのですが、当日の演奏曲をモチーフに作られた京菓子司「末富」特製の和菓子とドリンク(珈琲か紅茶)がアルティ内のカフェでいただけるというものです。セットで1000円(税込み)です!コンサートのチケットは「ぴあ」や「ローソン」でお求めいただけますが、この御菓子のチケットは京都音協075-211-0261、アルティ075-441-1414のみでの前売りとなっております。

御菓子はお皿にのせるのではなく、持ち帰れるような「お懐紙」を谷本さんに作ってもらおうと思っています....が。あっ、まだ頼んでなかった。

こちらの方ご興味もっていただける方は、お早めに!

コンサートに関する詳しい情報は、このPDF谷本さん作の仮チラシにてご覧ください。

tsuuzaki091023.pdf

 

びわ湖ホールリサイタル終了。

|

久しぶりに弾く曲や新曲など、結構ハードなプログラムでしたが、びわ湖ホールでのリサイタル、無事終了しました。緻密な譜面からちょっとした即興まで、港さんとのこの10年の積み重ねを感じた本番となりました。

実は、チケットがあまり売れていない、と聞いていたので「平日の午後だもんなあ...」と思っていたのですが、7月にはいって突然売れ出したそうで、結果たくさんの方が来て下さいました。これは、びわ湖ホールの公演としては異例のことだったようです。私自身ぎりぎりにならないとエンジンがかからない性分なのですが、聴きに来て下さるお客様も、同様なのでしょうか(笑)聴きに来てくださったみなさん、ありがとうございました。

びわ湖ホールの担当の方からのメールにはこんなことも書かれていました。

「おしゃれなお客様が多くて、私たちも楽しませてもらえたとロビーにいた職員が申しておりました」と。お客さまがほめられるとは!うれしいですね。(笑)

今回はびわ湖ホールの主催公演だったので、前日は、会場でリハーサルさせていただきました。この会場は、響きがよいと評判のホールです。確かに、弦楽器のソロなんかだと、最高なのだと思います。が、マリンバにとって、とりわけ今回のプログラムにとっては、響きすぎてむずかしい場所でした。普通に弾けば「自分の音」というより「ホールの音」になってしまいがちなのです。もちろん「ホールの音」はよい音なのですが、長い残響の心地よい音ばかりでは音楽が作れない。でも、そういう時こそ、燃えます(笑)

もちろん、時間がなければないなりに、対応するのが常ですが、前日のリハでは「納得のいくまでどうぞ使ってください」と、約束の18時を過ぎても、ホールスタッフのみなさん笑顔で対応してくださり、ドーナツの差し入れまで持ってきてくださり!その結果、自分なりのコレ、というポイントを見つけて演奏することができました。こんな風に対応していただけることはめったにないので、港さんと二人で、ほんとに感激しました。「笑顔とドーナツ」これ、大きかったです。びわ湖ホールスタッフのみなさんの「さりげない熱意」は最高!でした。

そうそう、館長さんも客席で聴いてくださり「アンコールの拍手、ああいうのはこのシリーズでめったにないです」って。

今回は、客席の評価が高かったような。(笑) 

終演後、楽屋にて港さんと。 撮影は、西邑さん!

mu_ohiro.jpg

届くことのない12通の手紙

|
びわ湖ホールでのコンサートが明明後日となりました。 
この日、第一部で演奏する港大尋「届くことのない12通の手紙」。 
CDでざっと聴くと、鼻歌をうたっているようなキブンの曲調も多いのですが、よく聴いてみるとかなり複雑で、いろんな音がしていると思います。この作品は、演奏者にとって「弾けることのない12通の手紙」と、どーしようもない冗談をいいたくなるような、難曲なのです。CDライナーノートに池田逸子さんが書いてくださってますが、「誤解されることのないように記しておくが、ここには多重録音で収録した曲はひとつもない」!です。
例えば、バックで「しゃらしゃら」と鳴っている音は、片足にカシシ(シェーカー)をくくりつけ、演奏しながら足を振っています。つまり、左足で立ち、右足はくくりつけられたカシシの鳴り具合をコントロールしつつ右・左手は、それぞれ違う声部を演奏する。なので、かなり曲芸的です。決して、曲芸が目的ではないのですが...演奏前に入念なストレッチが必要です。(笑) 
あと、4本それぞれ違うバチをもって、4人で弾いているように聴かせる曲や、右手と左手で異なる拍子が同時進行など... 
あまり、種明かしをしても楽しくないので、このヘンにしますが、マリンバの魅力が存分に発揮されている曲です。抜粋で演奏することはあっても、かためて演奏することはあまりないので、この機会に是非「見ながら」聴いてください。 

第2部は、バッハ、林光、エルガー、ピエルネ(松園編)、ドビュッシー(西邑編)の小品。 
そして港さんの新曲を弾きます。
minato_pa.jpg
楽譜が届いて、約一週間。
こちらの方も、なんとか、格好がつきそう、です。
最初はどんな曲かよくわかりませんでしたが、練習の結果、ようやく先ほどから「いい曲」に思えてきました。(笑)
あと、3日でもっといい曲に演奏できる、予定!

ボレロ

|
今日の本番では久しぶりにマリンバ・トリオ+スネアドラム(小太鼓)でラヴェルのボレロを演奏。 
スネアは、村上博美さんにお願いしました。 
「ひろちゃんとスネア」の図。
murakami_snare.jpg
今からもう30年近く前、指揮者の佐渡裕さんがまだフルート専攻の芸大生で、指揮を始められて間もない頃の出来事。 
佐渡裕指揮/芸大生を寄せ集めたオーケストラに打楽器奏者が足りないということで、なぜか中学生のワタシがエキストラにいきました。(笑)で、その時にご一緒させていただいたのが、この村上さん。村上さんと一緒にシゴトすると「やっぱり、芸大生はかっこいいなあ」と憧れた中学生の気分に戻ります。 

ちなみに、この楽器のヘッドには本皮がはってあり、とても落ち着いた「よい音」がしました。

大串先生と

|
昨日は、大串先生の講演会での演奏とお話し。 
前半だったので、先生のご講演につながるような和やかな選曲を、と考えて演奏しました。 
45分はあっと言う間でした。 

後半は、大串先生45年の研究生活を振り返ってのご講演。 
先生は、京都芸大の教授になられる前はNHKに勤務、ハイビジョンの音声システムの開発などにたずさわっておられました。ご講演を聞きながら、多くの国際学会でも論文を発表してこられた研究者である先生が「入試に理科・数学はいらない京都芸大」に赴任され、学生の学力レベルにさぞかし驚かれたことだろう、と改めて思いました。(笑)もう、本当にお世話になりました。 

昨夜は、懇親会にも参加させていただきましたが、理系の方ばかりに囲まれ、たいへん新鮮でした。 お互い、脳内の違う場所を使っているんだろうなあと、つくづく、思いました。
で、興味がわいてきて、わかりもしないのに「どんな研究をされているのですか」と尋ねて、いろいろなお話しを聞かせていただきました。(笑)楽しかったです。 

 多くの研究者が敬愛する大串先生!とのツーショット。
ohgushi_mu.jpg
ご講演の最後、「今後の活動」のところで、ご執筆やご研究に加え「テニス」と書いておられました。 
おちゃめ、なんです。(笑) 

大串先生、これからもお元気でご活躍ください。
9月28日いずみホール(大阪)でのランチタイムコンサート。 
約800席のホールですが、あと50枚ほどで完売だそうです。 
まだまだ先ですが、ご予定くださっている方、チケットご購入お急ぎください! 
いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 

7月9日びわ湖ホールの方は、空席あり!です。 
平日の午後ということで、フツウのお仕事の方はむずかしいかもしれませんが... 
かなり面白いプログラムです。 
是非お出かけください。 
びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136 

 明日の本番の合わせで、昨日から港さんが来てくれています。
minato_gakufu.jpg
今日も引き続き、リハーサル。

マリンバ演奏と音楽音響学

|
大学院の修士論文(音響学)でお世話になった大串健吾先生が、日本音響学会功績賞を受賞されました。 
大串先生おめでとうございます! 

それで、今月の27日に先生の講演会があるのですが、その会で先生のご講演の前に、私が大串先生のご指導を受けどんな研究を行ったかなど、マリンバ演奏と合わせお話しさせていただくことになっています。
 
というわけで、1991年に書いた論文を引っ張り出してきて読み返しています。 
けなげに(?!)こんな表を作製したりしていますね、わたし。
ronbun_b.jpg
今なら誰もがパソコンを使って簡単に出来そうなことも、当時はまだまだワープロ主流の時代だったので、何かと苦労しました。 
こういうのも分析しましたっけ。
ronbun_a.jpg
論文のタイトルは、「マリンバ演奏におけるトレモロの個人差」!  
どんな研究かといいますと... 
「トレモロ奏法を用いた楽曲の一部を15人の演奏者に演奏させ、その演奏音についての心理評価実験をもとにKruskalの非計量的多次元尺度法による分析を行った。またトレモロの個人差を知るために物理分析を行いMDSの結果とあわせ考察した。」と書いてます。
で、分析方法は「SD法による各評定者の評価得点を、各演奏者、11の表現語ごとに合計し、それをもとにユークリッド距離行列を作成。次に距離行列をMDSで分析し、2次元の心理空間上に表現....」と続く。 
これを書いた頃は「1000円もって八百屋に行き、トマトを3個買いました」くらいフツウに理解していたはずなのですが。おかしいなあ(笑)

びわ湖ホール

|
10日の取材分、昨日の中日新聞に続いて今日は京都新聞にも掲載。
kyotonp_biwako.jpg
この記事を書いてくださった松田規久子さんは、15年以上前に一度私のことを取材してくださったことがあります。
今回は、その時以来の再開となりました。
その時というのは、コンサート紹介ではなく、人物の紹介記事で、松田さんによると、私が「こういうインタビューは初めてです」と初々しく(たぶん...)言ったとか。
こういうの、うれしいものです。

びわ湖の午後シリーズの取材

|
今日は、びわ湖の午後シリーズの取材で、びわ湖ホール御担当のお二人と共に、4社の記者の方が、順番にうちに来てくださいました。
biwakonogogo.jpg
ちょうど港さんから、この日の新曲のタイトルが届きました。 
まだ、タイトルだけですけれど。(笑) 
どんな曲になるのか、楽しみです。

ロバートの薔薇/Robert's rose 
ムッシュ・クロードの野性のパンジー/Pensée sauvage de M.Claude 
フランク氏の向日葵/Mr.Frank's sunflower 

平日お昼間のコンサートです。 詳細、チケットはこちらから。

製作所展コンサート

|
昨日は、製作所展関連企画のコンサートでした。
一時展示物を撤収して、コンサート会場に早変わり。
shionsha_concert.jpg
なごやかな「家庭音楽会」といった雰囲気のコンサートになりました。 
ご来聴くださったみなさん、ありがとうございました。 残念ながら定員いっぱいでお越しいただけなかった方々には、申し訳ありませんでした。私も残念でした。次回是非、よろしくお願いいたします! 

ところで、ひとつ、かなりの失敗がありました。
プログラムにベートーヴェンとモーツァルトの名前を書き間違えたことです。 この間違いは「どうしてそんなことを間違えたのか、自分でも全くわからない」といった間違いで、これぞ「間違い中の間違い」でした。人の命にかかわることじゃなくてよかったですが、「事故」というのは、こういうことでおこるんだなあ、と反省しました。 

昨日までの数日はシロフォンをメインに練習していましたが、今日からしばらくは、マリンバメイン。 
コンサートの後、家に帰ってきた楽器を組み立ててケースを片付け、それぞれをベストの位置にもってくるのに、パズルのような移動。
xylomar.jpg

さぁ、練習というまでに、結構時間がかかります...

通崎睦美シロフォンコンサート完売御礼!

|
6月8日「通崎睦美シロフォンコンサート」 完売となりました。 
ありがとうございました。

シロフォンと佐々木さん

|
一昨日は、2月にうちにやってきたディーガンのヴィンテージ・シロフォン、前の持ち主である佐々木達夫さんがうちにお越しくださいました。
sasakitatsuo.jpg
1940年頃に作られたこの楽器を佐々木さんが手に入れられたのは1967年頃。ちょうど私の生まれた年ということで、また何かご縁を感じました。 

佐々木さんのシロフォン奏法についてのお考えもうかがうことができました。 私が信じて実践していることとは、まるで正反対だったので、かなり衝撃的でした!アタマもカラダもやわらかくして、常に何事も柔軟にとらえ考えられる態勢でいることが大切だと思いました。 
貴重な時間を過ごすことができました。
佐々木さん、ありがとうございました。

昨日は、新しいお弟子さんが。
ikegami_mar.jpg
ウソです。(笑) 
池上クンが現在開発中の新製品の研究にやってきました。 音の高さは、やってみないとわからないね。
ikegami_mar_.jpg
さて、彼は何を作るのでしょう。 
ただの木琴、じゃないですよ。 



シロフォンコンサートのチラシ

|
谷本さんへ「写真もプロフィールも入れずに白黒で。大正時代の趣味の良いお金持ちが蓄音機でクラシックを楽しんでいる雰囲気」とお願いしておいたところ、このようなデザインが出来上がってきました。 
軽やかだけれど「元気いっぱい」じゃなく、しっとりした感じが、ぴったり!ときています。
xylo_cemb.jpg
通崎好み製作所展Ⅲに合わせて開催する通崎睦美シロフォンコンサートの詳細をお知らせします。 
本日より受付開始です!

通崎好み製作所展 Ⅲ 
通崎睦美シロフォンコンサート 

通崎睦美(シロフォン) 
井幡万友美(チェンバロ) 
平林知子(ピアノ) 

2009年6月8日(月)18時半開場 19時開演 
ちおん舎 
604-8202 京都市中京区衣棚通三条上ル突抜町126 

前売 3000円 当日 3500円  定員80名 

☆展覧会は休館日となりますが、展示の一部をご覧いただけます。 

ご予約方法 お名前、ご住所、電話番号、チケット枚数をご明記の上、メールまたはお電話で お問い合わせください。 

E-Mail info@j-spirit.com 
TEL 075−255−4743 
電話受付時間 : 11時--18時 
主催:(株)ジェイ・スピリット 
共催:ちおん舎 
協力:春山工房   


プログラム 

第1部 
F.J.ゴセック  タンブーラン・ガヴォット 
M.プレトリウス  舞曲集 
G.マリー  金婚式 
F.クライスラー  美しきロスマリン 
F.クライスラー  ベートーヴェンの主題によるロンディーノ 
W.A.モーツァルト  ソナチネ ハ長調 〜マンドリンとクラヴィーアのための 
T.ピットフィールド  ソナタ (シロフォン・ソロ) 

第2部 
U.W.van.ヴァセナール  ソナタ 第1番 ヘ長調 〜アルトブロックフレーテと通奏低音のための 
港大尋  そんなアマリリス。 
フランス民謡 鷹羽弘晃編  アマリリス 
フランス民謡 野田雅巳編  アマリリス 
F.プーランク  ソナタ 〜フルートとピアノのための 

デュオのパートナーに井幡万友美さん、平林知子さんのお二人をお迎えし、「シロフォンとチェンバロ」「シロフォンとピアノ」それぞれのデュオで、ルネサンスの舞曲から現代の作品まで、軽やかな小品を中心に演奏します。 チェンバロは、春山工房2009年製・フレンチ(P.タスカン1769モデル)を使用。 ピアノは、ちおん舎に伝わるグロトリアン・シュタインヴェグ(1940年頃製)。ヨーロッパ宮廷の御用達、世界一のアップライトと称される楽器です。 シロフォン(木琴)は、2005年に譲り受けた、往年の名木琴奏者平岡養一氏の愛器、ディーガン社(シカゴ)の1935年製。 
音色の相性やいかに。 
町屋の雰囲気も合わせてお楽しみください。


シロフォンとスピネット

|
今日は、スピネット・デイ。 
午後には、井幡さんが来てくださり
「シロフォンとスピネットのデュオ」初めての体験。 
本番はチェンバロを使いますが、チェンバロは大きくて私の部屋に入らないので、練習には音色が似ているスピネットで代用です。 

チェンバロの類は、すぐに音が狂うので調律が必要です。 
まあ、面倒な作業ではありますが、今のところそんなに苦にはなりません。学生の頃はティンパニ(オーケストラの一番後ろで叩いている大きな太鼓)もやっていたので、ネジをまわして音を合わせることに関しては、懐かしい感覚がありました。 
ちなみに、マリンバの調律は、堅い木(鍵盤)を削るので数年に一度、職人さんまかせです。 

基本のピッチは、井幡さんが合わせてくださいました。
haruyama_s_ibata.jpg
この写真では、かわいい勉強机のような大きさに見えますが、一番長い辺が約180センチです。 

今日は、いろいろな曲を試してみて、想像していた響きがぴったりだったもの、大ハズレだったものがありました。こういうことを試している時間はものすごく楽しいです。 

最後に、業務連絡。 
池上クン、池上クン。 
井幡さんがうちのCD棚を見て「わたしにも作って欲しい!」そうです。 
最近売れっ子で忙しそうですが、どうぞよろしくお願いいたします。

やってきました!

|
今日は、朝9時の約束。 
やってきました。 こんな梱包で届くのですね。
haruyama_s_a.jpg
階段、せまくてスミマセン。
3階で、スミマセン。
haruyama_s_b.jpg
何が出てくるのでしょう。足?
hayuyama_s_ashi.jpg
顔を出したのは?
haruyama_s_d.jpg
そう、春山さんがスピネットを持ってきてくださったのでした。 
しばらく、楽器をお借りすることになりました。 
大丈夫か?!私の部屋...という感じでしたが、
キャラ的な問題はさておき(笑)スペース的には、結構大丈夫でした。
haruyama_s_c.jpg

ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム

|
このところ、集中的にバロック音楽をみています。 
同じクラシック音楽の中でも、古楽の分野はちょっと別で、その気にならなければ知らないままで終わってしまうことも多いです。古楽科のある音楽大学もありますが、京都芸大にはなかったし、まわりに古楽をやっている人も少ない。 
そんなわけで、最近になって初めてその存在を知った作曲家もたくさん。 
その中のひとり、ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム。(1692-1766) 
オランダの貴族です。 
楽譜を入手しました。 
表紙にあるこの麗しい方がワセナール伯ユニコ・ウィルヘルムさんでしょうか。
wassenaer.jpg

テレマンのソナタ

|
最近、新しいレパートリーのために、楽譜をいろいろ探しています。 
先日、ササヤ書店http://www.gakufu.net/で立ち読みしていて、この曲いいな、と思ったテレマンのブロックフレーテのためのソナタ。ん?何か知ってる、と考えてみると、小学校の時に持っていた「縦笛曲集」に載っていて、とっても気に入っていた曲だったのでした。
小学生の頃から、あまり趣味が変わってないということが判明?!
それにしても、これが、テレマンとは全く意識していませんでした。
「荒城の月」なんかと一緒に載っていたもので。(笑) 
早速楽譜を購入。
telemann_gakufu.jpg
楽譜は立ち読みで、おおよその様子がわかるのですが、実際演奏して面白いかどうか△な時は迷います。 
でも、表紙がかわいいと、つい買ってしまいます。
gakufu_funf.jpg
あと、有名な曲じゃなくても、どこかでタイトルを見て「楽譜を見てみたい〜!」というのもあります。 
注文していて今日届いたのが、コレ。
beethoven.jpg
ベートーヴェン「マンドリンとクラヴィーアのためのソナチネハ長調」。  ベートーヴェンがマンドリンのための曲を書いていたんですね。曲の存在すら知らなかった。
どんな曲か?
想像通り、音楽室にあるベートーヴェンの肖像画のイメージとは正反対のかわいい曲、でした。
通崎好み製作所展Ⅲ期間中に開催するコンサートで演奏してみようかと思っています。

新しい写真

|
新しいプロフィール写真を使い始めています。
mutsumi_photo.jpg
撮影は、もちろん、平野愛さんです。 
普通だと、何にでも使いやすい無地系の服を着るのですが、カメラマンが平野さんなので、うまく料理してくださるかな、とあえてマレットの先と同じような大きさの丸い模様の入った服を選んでみました。 

最近、特に「苦労」している自覚はないのですが、白髪が増えたので、それを隠さずメッシュみたいに撮ってもらう、というのも一つに課題でした。小さな写真ではわかりにくいのですが、いい感じのメッシュになりました!
白髪とは長いつきあいです。(笑) 
体質なのか、子どもの頃から結構白髪がありました。小学校6年生の時にもらった「ラブレター」には「今まで、しらがって言ってごめん」と書いてありましたっけ。

石響

|
金曜日、石響でのジョイント朗読会、よき手応え、で終了しました。 
聴きに来てくださったみなさん、お世話になったみなさん、有り難うございました。 

そもそもランディさんと知り合うきっかけとなったのは6年ほど前
『ダ・ヴィンチ』の取材。 
着物好きのアナウンサーの今泉清保さん
がうちに訪問されるという設定の誌面で、編集者の丹治史彦さん(現、アノニマ・スタジオ代表http://www.anonima-studio.com/)と今泉さんが我が家へ来られた際、ランディさんの話しになって。 
というのも、その時すでにランディさんが私のことをご存じで、今泉さんらが今度うちに取材に行くという話しをされると「一緒に行きたい!」とおっしゃったのだとか。 
私もランディさんのメルマガ読者だったので、是非お目に掛かりたい、という話しで盛り上がり、その後それが実現しておつきあいが始まり、いつの間にかジョイント朗読会をする仲に... ということなのでした。 

今回は、その丹治さん、今泉さんもお越しくださり、久々のうれしい再開となりました。終演後丹治さん行きつけの素敵なお店で盛り上がり、その後、ランディさん今泉さんと神楽坂に場所を移して、もう、ホント久しぶりに夜中まで飲みました。 せっかくランディさんと居心地のよいアグネスホテル
agnes.jpg
に泊まったのですが、翌日京都で昼の本番だったので、ホント寝るだけ、となりました。(笑)
でもでも、楽しい夜でした。
すがすがしく、目覚めました。 

ところで、四ッ谷の石響は、思い出の場所。 
どんな思い出かというと... 
デビューしたての17年前まだ右も左もわからない頃。この後にも先にもない「主催者が逃げてしまった?!」というとんでもない演奏会の、会場だったのでした。 
主催者がいない、なんてことは聞いたこともないのですが、石響のオーナー山本さんが「せっかくチケットも売れているんだから、中止することはない」とご協力くださり、無事終えることが出来たのでした。 
石響は4月で幕を引かれるのですが、その前に、この場所で再び山本さんにマリンバを聴いていただくことができて、よかったです。ランディさんにも大感謝です。
それにしても山本さん「大きくなったわね〜」って。
はい、あの頃から比べると7キロ太りました。(笑) 

石響は、四ッ谷の閑静な住宅街、学習院初等科の裏手、オテル・ドゥ・ミクニhttp://www.oui-mikuni.co.jp/hoteldemikuni/
mikuni.jpg
のすぐ近くにあります。
リハーサル中のランディさん。randy_yotsuya.jpg 

オーナーは変わられるけれど、スペースとしては継続される可能性があるのだとか。 
時の流れ、そしていろいろなご縁を有り難く感じた催しでした。

「転生」満席です。

|
17日、四ッ谷での田口ランディさんとのジョイント朗読会「転生」が近づいてまいりました。 
今日は、私が演奏するマリンバ・ソロ作品、高橋悠治『橋をわたって』に合わせてランディさんが書いてくださった新作の詩も届きました。この朗読も楽しみです。 
チケットは、完売となっております。ありがとうございます! 
ここ数日は、当日券のお問い合わせをいただいております。 
会場は椅子を並べるスタイルですので、スペースに余裕があれば当日券を出したいと思っております。立ち見になるかもしれませんが...。 

ところで、この間、新幹線のぞみN700系で、ものすごい光景をみました。 
「移動空間をいつものオフィスに」との宣伝文句がありますが、このパソコン用のコンセントに、なんとドライヤーを繫いで髪をセットしている人がいました。 
びっくりです。

中学生

|
昨日は、ミカちゃんがレッスンに来ました。 
「大人の回数券で来た」って見せてくれました。 
そうか、中学生。 

この間のレッスンでは、黄瀬さん製踏み台の足を、一つ低いのに付け替えました。
fumidai_ashi.jpg
マレット巻も、何度も根気よくやり直して、手前2本のお手本にかなり近くなってきました。私は教える根気がないので「ダメ出し」専門。
「う〜ん、これじゃ30点」とか「落第」とか感想を述べていると、いつのまにか、上手になりました。自分なりの工夫が大切です。(笑)
mika_mallets.jpg
最初のレッスンの時に「連絡帳」を持ってきたので、なんとなくそこに何か書くのが習慣になって。 
今度、十三参りに行くというので「写真見せて」と書いておくと、ちゃんと写真を持ってきてくれました。 
随分お姉ちゃんに見えます。
mika_13.jpg
正統派の着物と帯で、着付けもばっちり。 
お父さんもお母さんも、良くできました、です。(笑)

夏仕様

|
すでに、ちょこちょこと、ゆかたのお問い合わせをいただいています。 
みなさんもう「夏はすぐそこ」なんですね。 

たまたま、マリンバのマレットを巻く毛糸を探しに行ったら、ここも夏仕様(綿や麻が中心)に変わっていました。 
s-ito_a.jpg
イタリア製のかわいい毛糸をみつけたけれど、残念ながらマレットには不向きですね。
s-ito_b.jpg

チェンバロ

|
今日は、井幡さんお留守のお宅で「留守番」と称してチェンバロの練習をさせてもらいました。 
こんなインテリアのお部屋で
ibata_jitaku.jpg
がさつな私は少々緊張しましたが、たまには高貴な気分で?!あっという間に2時間の留守番が終わりました。 

帰ってこられた後は、比叡平にある、チェンバロの工房「haruyama harpsichord」まで連れて行ってくださいました。
ホントに、井幡さん、ありがとうございます!

春山さん。
職人さん独特の無口なイメージがあったのですが、こちらの質問には大変饒舌。そこがまさに職人さん、でした。 
お見かけしたところは、やはりストイックな感じではありますが..(わんちゃんまで...)
haruyama_san.jpg
スピネット、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ... 
初めて触る「スピネット」(チェンバロと同族の楽器)。
haruyama_s.jpg
あまり色気のない音色が気に入りました。 

しかし... 
楽器に装飾されたお花柄
haruyama_hana.jpg
を見ているより、工具
haruyama_kougu.jpg
を見ていた方がしっくりきたワタシでした。
修行が足りん。(笑)

打楽器奏者、奥村隆雄さん

|

「オーケストラ」と「定年」は、普通あまり結び付かないイメージかと思いますが、もちろんオーケストラにも定年退職の制度があります。

昨夜の京都市交響楽団の定期演奏会は、打楽器の名プレーヤー奥村隆雄さん京響メンバーとして最後の演奏会でした。音色、音程、タイミング、どこからみてもセンス抜群!「これしかない」と思える音楽を聴かせていただきました。

例えば、ピアノだと楽器のメンテナンスは調律師に任せる部分が多いですが、ティンパニという楽器は、自分で太鼓の皮を張り、ペダルで音程の調整をするという点で、楽器そのものをあやつる技術も必要です。奥村さんは、矢竹を加工してバチも自分で作っておられたし、そのあたりの職人気質のようなものも含めて天才的だったのだと思います。

それにしても、奥村さんは若い!

okumurasan.jpg

これからもフリーのプレーヤーとして、どんどん活躍していただきたいです。


ところで、京都市で公立小学校に通う子どもは「音楽鑑賞教室」で、必ず京都市交響楽団の演奏を聴きます。私は、子どもの頃からマリンバをやっていたこともあり、京響の打楽器のみなさんの顔は小学生の頃から覚えていました。

堀川高校音楽科で教えていただいた村本先生、そして後に一緒に仕事をさせていただくようになった北川さんや奥村さん...

昨夜で、当時おられたメンバーが全て退職されたことになります。

まさに世代交代を感じました。

楽屋の出入口には寒い中、一言「おつかれさまでした」を言おうと若い打楽器奏者や学生さん達がいっぱいでした。

demachi.jpg

曲の由来

|
演奏活動としては、このブログの「出演情報」に掲載する以外で、企業の顧客対象であったり、何かの集まりに呼ばれるという仕事があります。 
そういう場合、前もってリクエストをいただくことがよくあります。 
例えば「高島屋」であれば「バラに関係ある曲を入れてください」とか。 主催者の方が好きなので「美空ひばりを一曲」とか。
基本的に、あまりに無謀、支離滅裂でなければ、リクエストにお応えするようにしています。
なので、「悲しい酒」も弾けます。
misorahibari.jpg
でも、プログラムの中で「悲しい酒」が一番良かったといわれると、ちょっと悲しい気がします。(笑) 

で、先日、とある仕事のプログラムを出したところ、リクエストがありました。 「にほんのうた」はリクエストに多いので、春夏秋冬、対応できるよう、マリンバにアレンジしたレパートリーを持っています。この日は、「みかんの花咲く丘」と「しゃぼん玉」を入れていたのですが、その「みかんの花咲く丘」。
これは終戦直後に歌われた歌で好きな曲だけれど、その曲を聴くとその時代を思い出し、戦争を連想するので、変更してもらえないか、ということなのです。 
はぁ、想像もしていませんでした。 
調べてみれば特に戦争と関係があるわけではないですが、その時代を思い出すと言われれば「わかりました」です。 さわやかでステキな野田さんのアレンジなので、残念ですが。 

しかし、そういいだすと、実は「しゃぼん玉」もあまり良いとはいえないのです。 
「屋根までとんで こわれて消えた」 
「生まれてすぐに こわれて消えた」 
と歌われるこの歌詞は、作詞の野口雨情が自身の娘が亡くなったことを書いたと言われているからです。 

お祝いの会で「天使の死」をリクエストされる方もあるので、ホントに人それぞれ。 
そういえば、京菓子司「末富」さんの会で、ご主人がほんとはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾いてもらいたいんだけど、タイトルを見て何か言う人もいるだろうから...とおっしゃってましたっけ。
「みかんの花咲く丘」を変更することくらいは、なんでもないのですが、妙に「はぁ、そうなんだ...」と思った出来事、でした。

川畠成道さん10周年コンサート

|
日曜日は、川畠成道さんのリサイタルにゲスト出演してきました。 
昨秋京都公演に続いての東京公演、川畠さんにとってはデビュー10周年ツアーの最終日。 
800席の紀尾井ホールがほぼ満員。 お客さんがとても楽しみに足を運んでおられる様子が会場の雰囲気から伝わってきて、こちらまでうれしくなるようなコンサートでした。 

昨年、初めてお目にかかる前に川畠さん関連の本を2冊読んだのですが、ここにあるものすごいドラマと飄々とした様子のご本人とのギャップが、新鮮でした。 
kawabata_hon_.jpg
講談社のオビにある文章は「突然視力を失った息子の才能を信じ、天才ヴァイオリニストとして開花させた父親の闘い!」ですけれど、明るく清らかな川畠さん音色は「闘い」から一番遠いところにあるようなもの。もちろん、そこに到達するまでのご苦労はまさに闘いだったのでしょうけれど。 
川畠さんの周りにおられる方...事務所のみなさんそしてファンの方々も雰囲気がいわゆるギョーカイっぽくなくて、なんというか...ほっとしました。 

ところで、今回は、秋に川畠さんの演奏を聴いて感激したという両親も聴きに来ていました。前日は、私より早く家を出て、当日は私より遅く帰宅。東京観光も合わせて楽しんだようでした。
おもしろいのは、銀座でぶらっと入ったアンティークショップで父が母に向かって「これ、戸矢崎さんの好みやなあ」と言ったら、お店の方が「えっ!戸矢崎さんをご存じですか。戸矢崎さん、よくここに寄ってくださいます」と驚かれたそうです。
なんだか、つながっていますね。

そうそう、客席には、団鬼六さんがおられたとか。 
話ししてみたかった。(笑) 
それにしても、川畠さんと団鬼六さん、どこでどうつながるのやら。

チェンバロ

|
意外な方が毎日ブログを見てくださっていて、びっくりすることがあります。 高校時代の先輩である、チェンバロ奏者の井幡万友美さんもその一人。 古楽にはまっているのを知って「気が向いたら遊びに来て」と誘ってくださいました。「向く、向く、気が向く!」というわけで、厚かましくお邪魔してきました。 

高校で2年上といえば、とっても先輩、な感じなので、久しぶりに会っても「先輩!」と呼んでしまって自分でも可笑しい。 
それにしても、井幡さんは、美人でやさしく、チェンバロの優雅なイメージにぴったり。 HPにリサイタルのチラシが載っていますが、美し過ぎて冗談みたいです(笑) 
が、修正しているわけではなく、ホントにこういう方、です。 一緒に弾かせてもらいましたが、私の方は、絵的に違和感が...
cemb.jpg
チェンバロが似合うようになるには、かなり時間がかかりそうです。

つめ草音楽会2009

|
日曜日の音楽会。 会場ロビーにぽつんと不機嫌な様子の男の子。
tsumekusa_lob.jpg
「何してんの?」 
「ぼく、人混みきらいやし」 

そっか。 これだもんね。君の気持ちもわかる!
tsumekusa_hitogomi.jpg
「どこから来たん?」 
「奈良。でも、ぼくが来たかったんと、ちがう...。」 
「そっか、それは気の毒やな」 
「でも、ココにのってる歌は全部知ってるで」 
「へえ〜そうなん?!」 
(私の顔を見て)「何する人かも知ってるで」 
「ほんまに?じゃあ、中で聴いてよ。一番前の特等席用意しよか?」 
「一番前?!いや、ぼくは2年やし。」 
「ごめん、それは失礼しました。」 
「....う〜ん、ここで、聴いてるわ」 

彼がどんな風に聴いて、どう思ったか、是非感想を聞きたかったのですが、終演後「聴いてくれた?」と尋ねたら「知らん」と言われました。なかなか素敵な坊やだったので、また会いたいです。(笑) 

たくさんの子ども達、楽しんでくれた様子でした。
tsumekusa_kodomo.jpg

毎年、この音楽会に林光さんが「うた」を作曲されますが、今年は、アメリカ先住民の詩(金関寿夫訳詞)に曲をつけた「クリークのこもりうた」。マリンバ伴奏を想定して書かれたものでした! 
私が一番楽しんだかも?! 

前夜泊まりだったので、夜中2時前まで宴会兼リハーサル。
tsumekusa_enkai.jpg
で、朝10時から本番ですからね...
林光さん、そしてみなさん、お疲れ様でした。

『転生』の再演

|
昨年10月、法然院にて開催した田口ランディさんとの朗読×マリンバの会「転生」。

機会があれば、再演したいなと考えていました。 
そんなところに、四ッ谷の「コア石響」山本さんより 「1991年に開設以来、皆さまにご愛顧いただいたコア石響も20年を数えます。 これを機に、心残りながら4月末にて幕を引くことといたしました。」 とのご連絡をいただきました。 コア石響と言えば、1992年、まだ右も左もわからない...という頃、マリンバ奏者の吉岡孝悦さん
とデュオ・コンサートを開催させていただいた、思い出の場所です。

なんとなく、ピン!ときて、ランディさんにご連絡させていただいところ「転生」の再演、実現の運びとなりました。 せっかくなら、新作を、という話しもあったのですが、今回は少し練り直した再演。 
プラス、私はマリンバのソロで、高橋悠治作曲「橋をわたって」を演奏します。 このタイトルをイメージしたランディさんの詩の朗読もあります。 
もちろん、トークも。 

これまでも、いろいろな音楽家の方と共演させていただいておりますが、ランディさん、小説家にしておくのはもったいない!というような「耳」の持ち主です。 若い頃、お芝居をされていた、という経験も大いにあるのでしょう。

以下、概要。定員70名となっております。 
是非、という方は、お早めにお申し込みください。 

2009年4月17日(金)18時半開場 19時開演 
コア石響 
160-0011 東京都新宿区若葉1-22-16 ASTY106 
電話:03-3355-5554   http://www.syakkyo.com/ 
前売3000円 当日3500円 

☆ご予約方法 お名前、ご住所、電話番号、チケット枚数をご明記の上、メールまたはお電話でお問い合わせください。 
info@j-spirit.com  
075−255−4743 
電話受付時間 : 12時から18時 ( 火曜定休 ) 
担当:次田

木琴修理、そして。その3

|
前回来てくださった時のこと。
押し入れの中の「つっぱり棒」。「ここに、かばんをたくさん吊すとすぐ落ちちゃうんです」 と愚痴を言っていたところ、今回、棒をうける金具まで作ってきてくださいました!!!
oshiire_ukekanagu.jpg
棒の下に、木片でも打ち付けてもらえればと気軽に考えて言った愚痴でしたが、こんなに立派なことになりました。
oshiire_ukekanagutsuke.jpg
もう、落ちる心配はありません。
ちなみに、この金具は、以前「木琴の足」を作ってくださったときの、残りの部分を加工した物、だそうです!

これで、おしまい。 と誰もが思う、と思うのですが、まだあります。
以前、マリンバの鍵盤をコントラバスの弓でこする、という奏法のために購入したコントラバスの弓とケース。
フツウ弓といえば数百万円のイメージなのですが、こういう奏法ではそんなに違いがでないので、とりあえずネットで調べて、一番安い弓とケースを別々のショップで買ったところ、弓がケースからはみ出す... 
弦楽器のトモダチに「そんなことある?」と聞いたら「そんなことない」と言われ、ケースを購入したショップへ尋ねてみたところ「中国製の弓の場合、サイズがまちまちなことがあります」って、教えていただきました。「Music-ave」さんhttp://www.rakuten.co.jp/music-ave/
ありがとうございました。 
で、3600円だったかな、の弓だったので、のこぎりで切ってもらいました!
bass_yumi_a.jpg
フツウ、絶対、こんなことは、しません。 さすがの川合さんも「バランスかわりませんか」と心配してくださいましたが、鍵盤をこするだけなので... 
きれいにやすりをかけてくださり、
bass_yumi_b.jpg
何事もなかったかのように、ケースにおさまりました!

bass_yumi_c.jpg
「木琴を見に」来てくださったはずの川合さん、そして黄瀬さん、ありがとうございました! 
実は、もうひとつ、やっていただいたことがあるのですが、さすがに呆れられそうなので、省略させていただきます。 

木琴の修理、そして。その2

|
押し入れの棚を支えるこの金具
oshiire_kanagu.jpg
既製品ではなく一つ一つ、黄瀬さんの手作りです。 
押し入れの中で、この金具の取り付けてくださっているのは、川合さん。
oshiire_kawai.jpg
本業は漆芸です。「木琴プロジェクト」では、平岡シロフォンの新しい台を製作する際、木枠の塗りを担当してくださいました。ちなみに、黄瀬さんは全体の設計からその他の細かい作業まで。 
そんなわけで、川合さんもこの機会に「木琴を見に来てくださった」はずなのですが、施工のお手伝い。 

見事に長細いケース
sasaki_case_zentai.jpg
が押し入れ上部におさまりました。
oshiire_osamaru.jpg
そのすぐ下にも棚板を設置。 奥の方に物を入れると取り出しにくい、ということで、奥のもの用に、クルマがついた台まで作ってきてくださいました。
osshiire_dai.jpg
台には紐がついているので、ひっぱればするすると出てきます! 
ここの金具ももちろん手作り。台が高くなると空間がもったいないので、埋め込み式になっています。金具の手作りと言われても、ふつうピンときませんが、鉄を溶接する、というのは黄瀬さんの日常?!、専門分野なのです。
oshiire_dai_kuruma.jpg
その他、細かいところに気配りの技が満載。 
おかげさまで、すっきりした押し入れになりました! 
でも、まだこれだけでは、終わりません。(つづく)

木琴の修理、そして。

|
今日は黄瀬さんが来てくださいました。 
お約束の、木琴の修理。 
ネジをきりなおし、
xylo_neji_a.jpg
中を綿棒で丁寧に掃除して
xylo_neji_b.jpg
さび止めのスプレーを穴の中に。
xylo_neji_c.jpg
予告通り、見事5分で、ネジはするすると、しっかり、
しまるようになりました! 

そして、今日のメインは押し入れの棚設置。 
うちの押し入れの一部は、前面が書棚になっており、その奥が空洞なのです。
空洞のところには、段ボールに入れた捨てられないもの、例えばこんな
skate kutsu.jpg
30年以上前、子どもの頃に使っていたスケート靴とか...が入っています。 とはいえ、段ボールも天井まで積み上げているわけではないので、その空洞上部の空間に棚を設置して、木琴ケースをいれようと言うわけです。 こんな感じ。
 
oshiire_a.jpg
黄瀬さんがのぞきこんでいる、書棚の裏には、人がいます。 
さて...(つづく)

いと疾し。

|
昨日、夕食後になにげなくテレビをつけたら、NHKで由紀さおりと安田祥子さんが「仰げば尊し」を歌っておられました。
画面に歌詞が出ていたんですが「思えば いと疾(と)し この年月〜」 を見てびっくり。思わず、広辞苑に走りました。 
みなさんはご存じだったでしょうか、「とし」という言葉。 
私は、あまり考えず「いととし」は「愛おしい」というような意味合いだと思っていました。 「疾し」とは「すばやい、進みが早い、時期が早い」という意味なんですね。 「思えば いと疾し この年月〜」は 、歌の気分で言えば「思えば、あっという間の学生生活」、っていうような意味。 
はぁ、知らずに歌っていました。小学校の卒業式。

もしや、と思って歌詞を調べてみれば、 最後のところ「いまこそ 別れめ いざさらば」。 
この「いまこそ別れ」は「わかれ目」じゃなくて、古典で習った、
係り結び、ですね。 

「えっ、知らんかったん?当たり前やん」という方には恥ずかしいですが...私にとっては、新事実!!!でした。 


それはそうと、4月17日(金)コア石響(東京・四ッ谷)にて田口ランディさんとの朗読×マリンバの会が決まりました。
詳細は、またお知らせします!

10月23日の公演

|
コンチェルトを弾いたり、ゲスト出演したり、ブライトンホテル等々いろんなスペースでの演奏というのはありますが、よく考えると「京都のコンサートホールでリサイタル」というのは、かなり久しぶりのような気がします。
10月23日、京都府民ホールアルティにて、京都音協主催「通崎睦美リサイタル」着々準備中です。 
平岡養一生誕100年記念での構成「一部は木琴、2部はマリンバ 」というスタイルをシリーズ化して、いろんな意味で進化させていくというコンセプトを考えました。
今回のピアノは港大尋さんです。

先日、京都音協にて担当の岸本さんと、ヒラサ・オフィスの平佐さんと打ち合わせ。 
撮影したてのプロフィール写真をお見せすると、喜んでくださいました! 
何に喜ぶかって? 
基本的に.... 2,3年に一度写しなおしてくれるのは助かるよね、というハナシです。
クラシックの演奏家の中には、フツウに10年以上、同じ写真を使う方もおられるので(笑) 
「これもいいですよね。カメラマンは女性ですか。うん、そんな感じですよね。」と岸本さん。
kishimoto.jpg

京都音協主催ですが、チラシのデザインは谷本さんにお願いすることになりました。
って、まだ谷本さんには話していないのですが... 
「いい加減に、せい!」というほど頼み続けている時は、気を遣いつつも勢いでお願いしてしまいますが、少し間があくと我に返り「引き受けてもらえるかなあ」と、それはそれでキンチョウします。しかし、間があく、といっても、ほんの1ヶ月ほどですね。 

先日も、作曲の西邑さんに指摘されましたが(笑)こうやって、ブログを書くと、それにしても毎日、かなりみなさんのお世話になっていることがわかります。  
みなさん、ありがとうございます!
(西邑さん新しいドビュッシーのアレンジよろしくね!)

木琴と黄瀬さん。

|
黄瀬さんに、新しく古い木琴がきましたので是非見にいらしてください、とメールしたところ、早速来てくださいました。 
「見に」というところにいろんな意味があることはお見通し。
ノギス持参、でした。
kise_kougu.jpg
(今、ノギスと書いて、何語だろと気になって広辞苑をひいたら、「nonius」というつづりのオランダ語なんですね。発明者ポルトガルの数学者Pedro Nunes(1492~1577)の、ラテン名Noniusの転訛) 

「ここの穴にこれ、ごそごそなんですけど」 
「どれどれ」
xylo_ana.jpg
「これは、もともと1ミリ余裕を見て作ってあります」
「へぇ〜」 とか、

「足がぐらぐらなんですけど...」 
「どれどれ」 
kise_gomu.jpg
「これは、ゴムが劣化してますね」 「へぇ〜」 とか、 

「この接続のネジがまわらないんですけど」 
「どれどれ」
xylo_setsuzoku.jpg
「これは、工具さえ持ってくれば、5分でなおります」 
「わぁ〜い」 とか。 

しっかり見ていただきました! 
で、補修は、じっくり検討してから、ということにしました。 

今日は、さらに、夏のワークショップの打ち合わせ。 いろいろ実験をしてくださっているようで、有り難い限りです。
ws_ki.jpg
せっかくなので、鍵盤の素材、厚みをもう少し検討することになりました。 
お世話になりっぱなしでスミマセン!と言いながら、押し入れの中に、木琴ケースを収納するための棚を作っていただく約束までしてしまいました。 
押し入れの中に、私が作ったちょっとした台がありまして...かなり気の毒な感じ、だったんだと思います... 

もう、本当に、助かります。
黄瀬さん、引き続き、よろしくお願いいたします!!!

こども200円。

|
あっという間に、3月です。 
今月は、林光さんとの演奏があります。 
3月15日(日)10時 関西セミナーハウス 
「2009・こどもたちとつくる〜つめ草音楽会」

林光さんのことを簡単に一言で説明しようとすると「現代日本を代表する作曲家」ということになるのですが...
この日は、そんな林光さんの音楽が、おとな500円、こども200円で聴けます。
う〜ん、銭湯なみです。 

この音楽会の中で、私のマリンバ・光さんのピアノというコーナーが30分あります。 
どんな音楽会か...
説明がむずかしいです。林光さんの全集『林光の音楽』(小学館)編集長の大原さんも、昨年取材に来られ「こんな世界があったんだ」と心底驚いておられました。実は、一昨年出演させていただき、来年も、来年も、と3年連続での出演。いや、私も最初は驚きました。
そんな音楽会、です。(笑) 

お問い合わせは個人のお宅になっているので、もし聴きにいってみたい!と思われる方がありましたら、詳細はこのブログの「お問い合わせ」からお願いします。

エッセイスト、です。

|
平野さんから先日撮っていただいた写真が届きました。  
「用途」にあわせて数パターン。 
どれも「さすが平野さん」な写真でした。
マレットを持ったヴァージョンを撮った後、余分のフィルムで「エッセイスト用」も撮影。 
それにしても、これ、エッセイスト過ぎませんか(笑)
mutsumi_es.jpg
(c)Hirano Ai

2台めシロフォン(=木琴)との出会い

|

2007年夏、マリンバ奏者の佐藤梨栄さんから日本木琴協会阪神支部創立50周年記念コンサートのご案内が届きました。ゲストは、ネイ・ロサウロと佐々木達夫。

佐々木達夫さんは主に海外で活動されているので、国内では知る人ぞ知る、という存在。でも、私にとっては「特別なプレーヤー」でした。実は、中学生の時、マリンバのレッスンで先生から佐々木達夫さん演奏のテープを聴かせていただいたことがあり、その音色にいたく感激、カセットテープをダビングしてもらい、長く大切に聴いていたのでした。その時は、よくわからなかったのですが、その音色こそが、マリンバではなく、ヴィンテージ・シロフォンだったというわけです。


コンサートでは、初めての佐々木さんの生演奏を感慨深く聴き、終演後には少しお話しすることができました。

演奏会の後しばらく佐々木さんのシロフォンは、神戸の佐藤さんのお宅に保管されているとのこと。佐藤さんから「佐々木さんの了解も得ているので、是非」とお誘いいただき、お邪魔することに。

その楽器は、平岡モデルと同じ機種「DEAGAN ARTISTS SPECIAL XYLOPHONE No.264」 。フレームは違うものの、鍵盤の「顔」は同じ。まるで「兄弟」を見るようでした。


その後、佐々木さんとも直接メールでのやりとりをするようになりました。佐々木さん曰く、これまで、シロフォンを弾く人に出会えず、ご自身が弾かれなくなったらシロフォンの時代も終わるのかなと、寂しい思いをしていたとのこと。実際シロフォンに興味を持たれた方がおられたものの、マリンバとは演奏法が異なるため相当弾きこまないと音楽作りが難しい等の理由で諦められてしまったそうです。

なので、私がシロフォンの音に魅力を感じて弾いていることを喜んでくださいました。

実は、私は弾き込むも何も、マリンバよりシロフォンの方が身体にしっくりくる、と思ったくらいで...


そんなやりとりの中で、「オーケストラをリタイアし演奏活動も少しずつ減らしていっているので...」という話しがあり、そして昨年暮「シロフォンを手放そうと思っている。あなたに弾いてもらえるなら...」とのご連絡をいただいたのです。

平岡シロフォンの鍵盤は、音色は申し分ないものの、コンサート活動で酷使した上、調律(鍵盤を削る)が繰り返されていたため、寿命を考えると不安もありました。自分がシロフォニストとしても活動していく上で、もう一台同種の楽器があればと思いながらも、「60年代頃改良の1930年代製」との条件をクリアする楽器が手に入るはずなどない、と決めてかかっていました。あきらめて新型のシロフォンを購入しようか、鍵盤を誂えようか、と検討していたタイミングだったので、こんなにうれしい話しはありません。

一度佐藤さんのお宅で見ている楽器なので、改めて試奏するまでもなく、ゆずっていただくことに決めました。


長い説明になりましたが、そんな楽器が、ようやくうちに届いたというわけです。

佐々木さんのシロフォンは調律されていない分、若干音程の狂いはあるものの、ニスもはがれず鍵盤の状態がよい。

なので、手入れのしようによっては、これからまだまだ楽器として進化を遂げる可能性を秘めているように思います。

佐々木さんは、楽器を調律することは、自身の身を削られるようでできなかったとおっしゃっています。私も一台目である平岡さんの楽器に対しては同様の思いです。でも、この2台目については、良い意味での距離があるので、それがかえってよい方向に向けられるような予感がしています。長男と二男で子育てが違う、という感じかな。それぞれの楽器にそれぞれへの愛情を注ぎ、つきあっていきたいと思っています。

みなさんにこの楽器の音色を聴いていただくのは少し先になると思いますが、楽しみに待っていてください。


佐々木さんについては、こちらで紹介記事を読むことができます。

http://www.sandiegoyuyu.com/content/view/404/34/

仲間入り!

|
新しい楽器が仲間入りしました! 
新しい、といっても、古い楽器、ディーガン社のヴィンテージ・シロフォン(木琴)です。
sasaki_case_zentai.jpg
これまで、元サンディエゴ・シンフォニー首席ティンパニストでシロフォニストの佐々木達夫さんが使っておられたもの。
sasaki_case_.jpg
この楽器は、佐々木さんがジュリアード音楽院に留学しておられた時代に、平岡養一さんのお宅で何度かレッスンを受けられ、その際、平岡さんが佐々木さんのために選んで購入されたという、平岡さんと同モデルの楽器です。 
どんなご縁があって?! 
それは、また追って。 

どのケースにどのパーツがはいっているか、しっかり確かめ、
xylo_parts_a.jpg xylo_parts_b.jpg
ここのネジがアブナイ...と黄瀬さんの顔を思い浮かべながら(笑)
ひとりでコツコツ組み立てました。 

これで所有楽器はシロフォン2台、マリンバ4台になりました。1台は仕事用に分解したまま1階に。5才の時に買ってもらった小ぶりのマリンバは、知人の家に居候させてもらっています。 

ふうぅ。なんとかおさまりました。
marimba_four.jpg

撮影

|
今日は、平野さんの撮影。 
昨年の11月にオープンした「写真とプリント社」。土佐堀川に面する、現像所と自然光のスタジオそしてオフィスが一体化した、素敵なスペースにお邪魔しました。 http://www.flat-field.net/
このところ、メテユンデなどディレクション側で撮影を見ることが続いたので、平野さんのカメラにおさまるのは久しぶり。平野さんのご主人である編集・ディレクターの松川さんもサポートしてくださり、楽しい時間となりました。 
私がどんな風に写ったかは、そのうちどこかのチラシでご紹介することにするとして、今日は私が撮った写真を。(笑)

「松川夫妻」
matsukawa_hirano.jpg
「ただいま撮影中」
hirano_satsuei.jpg
「あっ、ボート」
hirano_kawa.jpg


「平野愛、明日から7ヶ月」 
hirano_6.jpg

プロフィール写真

|
少し前、毎日新聞のコラムに下のような文章を書いた。 
で、明日は写真家平野愛さんの新しいスタジオにお邪魔して、プロフィール写真を撮ってもらう。 
それにしても、マレットと洋服を持って出かけるのに、演奏しなくていいというのは、なんと気楽なんでしょう。 

「写真と実物」 
プロフィール写真は折を見て新しいものに替えることにしている。今使っているのは、使い始めて2年くらいだけれど、ちょっと写真の方が若く思えてきたので、そろそろ替え時かもしれない。
あまりこまめに替えすぎると顔と名前が定着しないし、かといってずっと同じ物を使っていると写真と実物が一致しなくなる。なかなかむずかしいものだ。  
もちろん顔で演奏するわけではないが、顔を見れば、なんとなくその人柄や考え方は想像できる。そう考えれば、音楽に対する姿勢にきちんとそぐった写真が必要だろう。  
プロフィール写真は、演奏家によって撮影スタイルが実に様々。すまし顔か笑顔か、ステージ衣装か普段着か、撮影はスタジオか日常か。それらで随分「演奏家としての印象」が変わる。  
もちろん素敵に写っているにこしたことはないが「こんなステキな人の演奏を聴いてみたい」と思ってコンサートに足を運んでもらい「実際はそれほどでなかった」と思われるのは、ツライ。だから過剰な「美化」は禁物。かといって、印象の悪い写真では足を運んでもらえないだろう。このあたりを真剣に考え出せば、写真家にとっても、かなりハードルの高い仕事となる。  
ところでうちの両親は、私の知り合いの写真家に頼んで「葬儀用写真」を用意している。こちらの場合、ちょっと古くなってきたかな、というのはうれしい長寿の証となる。

東京にて

|
NHKの収録、終わりました。
meirisa.jpg
どうだったか?
フィギュア・スケートに例えるならば、軽やかなステップのところで、ちょっと流れてしまったり、ですね。最後のスピンと決めのポーズの間が乱れてしまったりですとか...勢い余って回転しすぎ?! 曲によっては、まぁ、そういうこともありましたが、ジャンプのあと派手にしりもち、ということもなく、気持ちよく弾きました。 
3月21日の放送、ライヴ感覚でお聴きいただければ幸いです。

今日は、ヒラサ・オフィスへ。 
ヒラサ・オフィスの事務所は、成城の閑静な住宅街
seijyo.jpg
のマンションの一室にあります。 
「仕事をする人々の図(ヒラサ・オフィス編)」 
hirasa_desk.jpg
今日は、平佐さんの奥さまがお手製のランチを用意して待っていてくださいました。 
正確に言えば...「私も、平佐さんと一緒の、奥さんのおべんとうがいい!」とリクエストしたのですが(笑) 
hirasa_a._jpg.jpg hirasa_sand.jpg
サンドウィッチの具はバランスよく、ゴージャスで、本格的に、美味しかったです!サンドウィッチを食べて、がんばろっ、という気分になりました。
 
メインの用事はランチ?!いえいえ、いろいろ打ち合わせなどして帰りました。

昨夏にもこのブログにお問い合わせいただきました「木琴作りワークショップ」。今年は、7月31日、8月1日と2日間、調布市グリーンホールで行います。もちろん、岩野さんのチームにも来ていただきますので、工作部分も充実です。調布市近辺小学生(3年生以上)のみなさん、夏休みの宿題はおまかせください! 
1日のワークショップ終了後、マリンバトリオのコンサートもあります。

座右の銘

|
来週、NHKの収録はこんなプログラムです。 
各パートの間にトークが入ります。 

「A」 
J.S.バッハ  無伴奏チェロ組曲第3番より「ブーレ」
      (マリンバ+ジャンベ版)  
J.S.バッハ 林光編曲     2声のインベンション No.1 No.14  
イギリス民謡 野田雅巳編曲  ロンドン・ブリッジ・ロンド 
タンザニアの子どものうた 港大尋編曲  
               サンデイ・マンデイ・チューズデイ 
港大尋  そんなアマリリス  

「B」 
G.F.ヘンデル ソナタヘ長調 作品1の11(HWV369)
(原曲:ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ) 

「C」 
アストル・ピアソラ  港大尋編   悪魔のタンゴ  
アストル・ピアソラ  港大尋編   オブリビオン  
アストル・ピアソラ  野田雅巳編  天使の死   


それで、当日お客さんに配るプログラム用に、「一言メッセージとサイン」を直筆で書いて出すようにと言われています。 メッセージは好きな言葉や座右の銘などなんでもいい、とあるのですが、よく考えると好きな言葉や座右の銘って、あまり考えたことがありません。 
最近ちょっと食べ過ぎなので「腹八分目」には気をつけていますが
「腹八分目 通崎睦美」と書くわけにもいかないし(笑)。
困っています。

楽譜の割引。

|
欲しい楽譜があったので、ササヤ書店
http://www.gakufu.net/に電話で注文したら
「随分前に仕入れてずっと残っている楽譜なので、3100円のところ、840円にしておきます。ちょっと焼けやスレがありますけれど、いいですか」って。 
もちろん、いいです。さすが大阪の楽譜屋さんです。 

早速届いたモノをみると、確かに少しスレがありましたが、楽譜を見るのに問題はありません。 
sasayagakufu.jpg
それにしても、この割引率、どこから出てきたのでしょうか。(笑) 

公開収録のご案内

|
毎週土曜日午後7時20分〜9時に放送されている
NHK-FM「名曲リサイタル」に出演します。 
収録は公開で、2月19日(木)渋谷のNHKにて行われます。 
応募方法などは番組HPをご覧ください。 
この日のもう一人のゲストはアムステルダムのコンセルトヘボウ管弦楽団のヴィオラ奏者である金丸葉子さんです。 
私は、港大尋さんと演奏します!

木琴、ご指名

|
なんだかさわやかなチラシだな〜と思ってよく見ると、自分の演奏会が載っていました。(笑) まだまだ先ですが、今日チラシが届きましたので、ご紹介しておきます。 

いずみホール(大阪)でのランチタイム・コンサート。
9月28日! 11時半からです。(6月9日チケット発売開始)
izumi0909.jpg
いずみホールはとても音ののびがよく、弾いている方も気持ちがいいホールです。月曜のランチタイム。お仕事を抜け出せそうな方は是非チェックしておいてください。チケットは2000円ですって!

マリンバと木琴を一度に運ぶとなると、大きな車がいるし、なんといってもコンサート後、楽器を分解して撤収するのに、時間がかかる=人員が必要。そんなこともあって、ちょっとおおがかりになります。でも、両方聴きたい!と言っていただけると、それは、うれしいものです。 
この日は、マリンバと木琴、両方を弾きます。
プログラムは...今決めると気分が変わりそうなので、もう少ししてから決めようと思います。
ピアノは平林知子さんです。

試演会

|
昨日、試演会、和やかに、無事終わりました。 

大きなホールはあまりお客さんの顔が見えないので集中しやすいのですが、小さなスペースで演奏するのはお客さんの様子が感じ取れてしまうので、意外にむずかしいものです。
今回は、京響の首席打楽器奏者の奥村さんが顔を出してくださったこともあり、みんなちょっと緊張気味でした。 ですが、それぞれの成長ぶり、頼もしかったです。 

恒例、聴きに来てくださったお客さんにお願いする、賞の授与。
「八田さん」が選んだ「八田賞」は、趣味でマリンバを習われている福井さんが受賞しました!昨年から随分上達されたことと、技術が向上しても初々しい楽しさを忘れていないことが、受賞理由、でした。
今回は、京芸の先輩、打楽器奏者の村上博美さんも聴きに来てくださいましたので「村上賞」も選んでいただきました。村上賞は、プロでも活躍するお姉ちゃんたちを押しのけて?!見事ミカちゃんが受賞。受賞理由は「8分の5拍子の楽しさが表現できていたことと、自分が演奏する曲の構造、拍子や調性のこと、をしっかりつかみ、みんなの前できちんと説明できたこと」でした。
ちなみに、八田賞の賞品は、昨年に引き続き「谷本さんちの梅干し・小瓶詰め」です。 

「謎」だった、野田さんの演目「新春演芸〜ターリーの響き」ですが、これは、浅野哲哉著『インドを食べる』の一節、朗読とパーカッションのパフォーマンスでした。
noda_roudoku.jpg
野田さん、バッハは緊張で手が震えていましたが、こちらの方は生き生きとしていました。 (笑)

終了後、みんなで楽しく食事をして、そのあと、オトナは柳野へ。 
最近クラシック音楽に、はまっている柳野さんへ、 「モーツァルトのコントルダンス」と「ラヴェルのクァルテット」と...など、注文してみると、見事にそんな味がするカクテルを作ってくださいました。
yanagino_ravel.jpg
グラスは、もちろんその作品が作られた時代のモノ。と、一口にいいますが、モーツァルトは1700年代の人ですからね!  

昨日は、みんなが来るので、とにかく掃除!からスタートした一日で、今朝は疲れ気味でしたが、托鉢のお坊さんの声に「ちゃんとしよ。」と思いました。
takuhatsu.jpg

一段落。

|
救出作戦も一段落。
今日も、買いそびれたという方から、数件のご注文をいただきました。
ありがとうございます。 

今回の在庫処分のことで 、もう随分前に話題になっていたことをふと思い出し、一冊の本を購入しました。 
奥村勝之著『相続税が払えない〜父・奥村土牛の素描を燃やしたわけ』
okumura_souzoku.jpg
 
平成2年、101才で亡くなった日本画家、奥村土牛さん御遺族の相続税の問題。 ちょっと期待していた内容とは、違ったのだけれど... 
とにかく、美術品に対する相続税評価額が決められていくプロセス、落款・鑑定書・箱書きの三点セットにまつわる日本の絵画市場の問題、銀行や法の横暴さ、など、一冊を通して、著者が感じる「理不尽」がうずまいていました。

ちなみ、この本、amazonのusedでほぼ新品が、1円。
「1円=捨てずに誰かに読んで欲しいと思ったもの」なわけで、ここ数日の流れからして、単に安いだけではない、ちょっとうれしい感じがしました。 

ところで、明日、うちは新年の試演会。 
食事会の前に、各自演奏をします。 
私の小さな部屋に、椅子と座布団を並べて、落語会?!みたいな雰囲気です。 
野田雅巳さんもピアノ演奏で参加。
「プログラムを作るから曲目提出してね」というと、昨夜メールが届いていました。 

・2声のインヴェンション  変ホ長調  J.S.バッハ 
・3声のインヴェンション  変ホ長調  J.S.バッハ 
・新春演芸 〜 ターリーのひびき   

最初の2曲は、わかるとして「新春演芸」って何するんでしょうね。「ターリーのひびき」ってなんなのでしょうか...なぞです。 

うちでやる試演会では、近況や曲目について一言話してから弾きます。 
唯一の子ども!ミカちゃんは、今日のレッスンで「トーク」の部分もリハーサル。 
書いたことを覚えるのではなく、楽譜を思い起こしながら話すように、と言われた意味はわかるかな。 平均1分ほどの練習曲を5曲。 
1曲ずつに「きいてください」と言うのはかわいいねぇ。
私の真似?!
mika_shi.jpg

桜井にてマリンバ・クリニック

|
昨日は、マリンバのクリニックで奈良県桜井まで出かけました。 
よく「マリンバ人口」を尋ねられますが、「日本木琴協会」 という組織があり(私は会員じゃないのですが...)その会員数だけでも約2000人というので、多いかな...少ないかな...とにかく、プロ・アマ合わせて、相当の数の方がマリンバを弾いておられると思います。 
今回は、興味を持ってくださった方が名古屋など遠方からもお越しくださいました。 普段ソロで活動していると現場で同業者と会うこともほとんどないので、将来有望な高校生をはじめ、いろんな方と出会えて楽しい時間になりました。 
主催の「ザ・マリンバ・コネクション」高橋さんと土家さん、ありがとうございました。 
それから、木琴協会の阪神支部支部長をしておられる佐藤梨栄さんも神戸からお越しくださいました。
marimba_nara.jpg
打ち上げにて右から佐藤さん、土家さん、高橋さん。

佐藤さんは、以前からお名前はよく存じ上げていたのですが、最近になって、親しくおつきあいさせていただいています。オモテウラのない、というのはこの方のためのコトバ、という感じの楽しい方です。
なんと佐藤さんは、3才から78才の方まで教えておられるそうです!
すごい!!

林光さんのエッセイ

|
昨日の夕方、姉から「日経新聞の夕刊一面、林光さんのエッセイにムツミのことが書いてある!」を電話があり、早速入手しました。 
「なんとなくウマが合う」なんて書いて下さって、うれしいです。 

「なんとなくウマが合う、の図」(写真:中川忠明)
hayashi_mu_.jpg
全文はこちらから。
hayashi081219.pdf

「通崎」というところ。

|
翌朝、三島で平佐さんと別れてから、 伊豆に「通崎」という地名があると聞いたことを思い出し、ふらっと三島駅前の観光案内所に入って、尋ねてみました。 
案内所の方はご存じなかったのですが、「土肥(とい)というあたりらしい」と言うと、土肥温泉の観光案内所に問い合わせてくださり、何処かが判明しました。案内書のお姉さんとおじさん、ありがとうございました!
mishima_annai.jpg
「ツウザキ」ではなく「とおりざき」というそうです。
バスの時間や沼津からでる高速船の時間など調べてくださったのですが、かなり遠くて断念。 

で、案内書で無料の!レンタル自転車を借りて町を巡ることにしました。 
自転車があれば、ゴキゲンです。
mishima_jitensha.jpg
名所をいくよりも、自転車で思うままに走った方が、町の様子がわかることが多いです。 電車もかわいいし、
mishima_densha.jpg
こんなマネキンさんが現役のブティックや
mishima_manekin.jpg
こんなかわいい眼鏡屋さんを見つけると、うれしくなります。 
mishima_megane.jpg

機嫌良く走っていると、雨が。 
新潮社の八尾さんに教えてもらった鰻屋さんを見つけるには時間がかかりそうなので、目の前に現れた鰻屋さんに入ることに。 どこでも、そんなにハズレはない、と聞いていたけれど、確かにそうでした。
mishima_sakuraya.jpg
「桜屋」。
ていねいに手入れされた古い建物で、
壁には、誠にいやみなく山口源
の作品が掛かっていたり、
mishima_yamaguchigen.jpg
「センス」を感じるお店でした。 
思わず、帰り際「壁に掛かっている作品はご主人のご趣味ですか」と尋ねると「おかみが作家さんと知り合いで」ということでした。
なるほど。 

そんなわけで、東京芸術劇場でオペラ「イリス」を鑑賞→練馬で鷹羽さんとの練習→池田さんと沼津観光→これがメイン!「三島でのリサイタル」→伊豆長岡の温泉→三島巡り、と充実の3泊4日が終わりました。 
もちろん、帰りは乗り換えなしで「こだま」に居座り?!「源氏物語」を読みながら帰りました。 最近は源氏物語を読みすぎて、ちょっとアタマがイタイだけで「物の怪か?」と思ってしまいます... シンポジウムまで、あと3日、どこまでたどり着けるでしょう。

ヒラサ・オフィスの平佐さん

|
今回は、ヒラサ・オフィスの仕事だったので、平佐さんも一緒でした。 
池田さんも、鷹羽さんも、翌日は朝から仕事なので日帰り、というわけで、 
夜は!
平佐さんと二人で!!
温泉に泊まりました!!! 

沼津楽友協会の会員の方が経営されているという、伊豆長岡温泉の旅館、ゑびすや、です。
ご主人は、コンサートにも来てくださってました。
虚弱体質(といっても信じてもらえないけど...)なので、強いお湯には身体が負けてしまうのですが、ここのお風呂は無色透明・無味無臭のアルカリ性単純温泉、やさしいお湯。 

夜中の貸し切り露天風呂は気持ちよくて、和むのを通り越して、コウフンしました!
mishima_furo.jpg

朝は、お部屋で豪勢な朝食。 
もう「鷹羽さん、ごめんなさい」という気分でした。 
(そうそう、鷹羽さんは、NHK音楽コンクールの課題曲となったアンジェラ・アキの『手紙』をアレンジして、合唱界ですっかり有名人です。) 

最近は、個人的に仕事の御依頼をいただくと「所属事務所のヒラサ・オフィスに電話してください」と言うのですが、そのHPをご覧になると、所属アーティストに小澤征爾さんやシェレンベルガーさんなどの名前があり「電話しにくい...」とおっしゃる方があります。 

でも、大丈夫です! 
平佐さんを紹介します!!
mishima_hirasa.jpg
これで、電話しやすくなったでしょうか(笑)
☆いつもは、スーツにネクタイ姿です。あしからず。

沼津にて

|
朝はのんびりして、昼前に沼津港へ行き、
池田さんオススメのお寿司屋さん「たか嶋」でお昼ご飯。 
桜エビとか
numazu_sushi.jpg
その他いろいろ、感激の美味しさでした。
港のお寿司というと豪快なイメージですが、ここは、節度ある豪快、
といった感じでよかったです。 

その後、海岸を散歩。
numazu_umi.jpg
沼津は、なんだか南国っぽいです。

numazu_nangoku.jpg
と、充分リラックスして、午後からは仕事モードに切り替え、
三島に移動。 
三島と沼津は、JRの在来線で1駅の距離です。 
だから、「沼津」楽友協会主催のコンサートの会場が、「三島」市民文化会館。
こじんまりとしてマリンバにとっては理想的な、素直に伸びる響きの会場。
この日は、久しぶりに鷹羽さん
numadu_takaha.jpg
との本番。久しぶりに共演すると、その間のお互いの変化に感じるところもあり、新鮮です。 

ところで、私は、毎回、出来る限り、プログラムには、自分にとっても新しい何か、を入れるようにしています。 「今回の新しい何か」は、グレン・グールドの「ザ・リトル・バッハ・ブック」のコンセプトをお手本に、バッハの小品をランダムに選んで並べたもの。「G線上のアリア」ではじまり、林光編のインベンション等を交えた15分。鷹羽さんからもアイディアもいただき、いい流れができたように思います。また工夫を重ねて、いろんなヴァージョンの「リトル・バッハ・ブック」を作ってみたいと思っています。 

なんだか、この秋は、特に個性的な主催者さんのコンサートが続いておりますが、この沼津楽友協会の方々も、相当に個性的で、打ち上げまで楽しかったです。

....その夜の出来事に、つづく。

イリスも終了

|
東京芸術劇場でイリスを観てきました。 
先日紹介した、この写真
と比べてみてください! 
iris_chieko.jpg
谷本さんの絵を元に、室田さんにプリントをお世話になったドクロ
iris_dokuro.jpg
そして、京都タワーや大文字、金閣寺が描かれた「キョウト」(という名の登場人物)の着物。 
10人の「村の洗濯娘」虹色のゆかた。
iris_kyoto.jpg
等々。 

井上道義さんに「なんという奇跡!」と言わしめた短期間、低予算(笑)を見事クリア。 
自分が全体をプロデュースするのではなく、今回は演出の道義さんの意向をうかがって衣裳の一部を製作するという仕事でした。全体的に観ると、もう少し時間があったらと残念に思うところもありましたが、大きなプロジェクトの一員として、与えられた仕事はできたかな、というところです。 
それにしても、谷本さんがいなかったら、どうなっていたことか... 
どうなっていたか...という前に、引き受けてなかったかな(笑)

インクジェットでの染めでお世話になった室田泉さん、居内商店さん、こまかい配慮で縫製をしてくださった仕立て屋さん「メイク・ユー」の宇多さん、超特急仕立てヘルプ!たまきちゃん、おまけしてくださった着物屋さんや染屋さんのおじさん。
みなさんのおかげ。ありがとうございました!

☆写真はリハーサル時(谷本さん撮影)

イリスの衣裳納品完了!

|
イリスの衣裳、
全て明日の公開リハーサルに間に合うよう納品完了しました。
今回は、衣裳デザインを協力させていただいたわけですが、かなり間際の依頼ですでに洋服系はその製作を文化ファッション大学院大学に依頼されていたりと、「どれが谷本さんのデザインかな?」と、観ていただくには、少しややこしいことになっています。 

楽しみに出かけてくださる方のために、かなりざっくりとですが、こちらの仕事を記しておきます。 

以下は、全て、井上道義さんのイメージを元に谷本さんがデザイン画を書かれたもの。
私は「悉皆屋」のような感じで、ここに染めを頼み、縫製を頼んで、途中で井上さんの意向を確認して...まぁそんな仕事をしました。 

記載が(デザイン)のみのものは、谷本さんのデザイン画を元に、文化ファッションの方が製作されたものです。
調達というのは、谷本さんと私でお買い物。
以前ブログで紹介したこのチエコの衣裳は、
白いゆかたを買ってきて、近所の染め物屋さんに「貧しい目の見えない人風」の茶色に染めてもらったりと、書き出すといろいろあるのですが...  
マスカーニのめずらしいオペラ「イリス」。 
音楽好きの方は是非、聴きに・観に、お出かけください。

イリス ゆかた(デザイン・製作)帯(調達) 
イリス きもの風衣裳(デザイン) 
イリス ドレス(デザイン) 
チエコ きもの・帯(デザイン・調達) 
オオサカ 裃(デザイン) 
キョウト 着物・羽織(デザイン・製作) 
芸者(死の役)着物・帯(デザイン・製作) 
村の娘ゆかた・たすき(デザイン・製作) 
行商人(デザイン)

NHKクラシック倶楽部

|
12月1日午前10時55分からNHK BS2「クラシック倶楽部」にて、2007年浜離宮朝日ホールでのリサイタルが放送されます。
前回は、国会中継でとんでしまいましたが、今回はどうでしょう。 
再放送なので、もうすでに見てくださっている方も多いと思いますが、最近このブログを訪ねてくださった方で「通崎睦美の着物姿は知っているけれど、本当にマリンバとやらは弾けるのか」という疑問を持っておられる方(笑)是非、ご覧になってください!

伊勢崎 その1

|
この夏、軽井沢でのコンサートを聴いてくださったという学校の先生からこのブログを通じて「是非自分の勤務している小学校の子ども達にもマリンバを聞かせてやりたい」という内容のメールをいただきました。 
その内容はとっても情熱的で、てっきり若い先生かと思っていたら、実は校長先生! 
実際に聴いてくださり、是非とお声を掛けていただくのは本当にうれしいことで、早速事務所と交渉していただき、話しが成立しました。 

私は、アンティーク着物、特に銘仙のコレクターなどと呼ばれていますが、実は、産地には行ったことがないのです。デザイン系のレクチャーなどで「銘仙の五大産地は、伊勢崎、秩父、桐生、足利、八王子です。」なんて、何度となく言っているのですが... 
そんなわけで、今回お邪魔するのが、その銘仙の産地、伊勢崎の「伊勢崎市立境島小学校」ということで、喜んで出かけました。 

当日は、晴天。 
電車の中では、うとうとするどころか、うきうきしていました。 
途中、「足利」なんて通ると、私の持っている銘仙の生まれたところだわ、とちょっとコウフン。
ashikagashi.jpg

境町駅には、校長先生が出迎えてくださいました。 
そして、車で学校へ行く途中、早速「島村観光」。 
島村は、利根川で南北が分断されていて昔から渡し船があるのだそうです。
最近はモーターボート。橋も出来ています。 
この船が通るところは、県道です、と校長先生の観光案内スタート。 
isesaki_fune.jpg

学校までの道は、とってものどか。 
美味しそうなネギ。 

isesaki_negi.jpg
学校に到着したら、「この学校には、板垣退助も大江健三郎も来ています」と校長先生。 
なんだかスゴイ小学校です。 
江戸時代から蚕種(さんしゅ・蚕の卵)業で、そしてその後銘仙を中心とする織物業で大変栄えた村ということで、政治や文化に対する意識も高かったようです。 

大正5年に制定されたという校章のデザインは、文字が繭(まゆ)で囲まれ、その周りは、くわの葉、間には蛾がいるという、この地域ならではのものです。
isesaki_kohsyo.jpg
さすが、織物の産地、と感心しながら学校に入ったら、むむっ?!
isesaki_sensei.jpg
先生、着物姿ではないですか?! 
あれ?? 

isesaki_.jpg
あれ???
isesaki_sensei_b.jpg
あれ????!!!
isesaki_sensei_c.jpg
つづく。

いろいろありすぎて。

|
昨夜京都に戻りました。 
PCを持って出かけていたので、ブログは更新可能だったのですが、いろいろありすぎて追いつきませんでした。 
少しずつ。 

25日は、林光さんとのコンサート。 

小中学校では、学校の先生に「主任制度」というのがあるそうです。
今回のコンサートは、「この制度は、民主的に話し合いをしてすすめている学校教育を壊すモノだ」として反対しておられる先生方が、この主任手当を個人的に受け取らず、それを拠出することで集まった資金で主催されたもの、だそうです。 
主催は、葛飾区の女性の先生方。 
子ども達、一般の方々にも還元し、そして自分たちも楽しむ、というお考えだそうで、今までジャンルにこだわらず、山下洋輔さんなどいろんなアーティストのコンサートを開催しておられます。 

本番では、私自身も、林光さんとの2時間をたっぷり楽しみました。 
午前中、浅草のパーカッション専門の楽器店
に行き購入したマレットが、たまたま会場の響きにぴったりで、気持ちよく使えたことは、ちょっとした幸せでした。 

ブログの情報をご覧になって来てくださった方もありました。
ありがとうございました。 
糸井重里さんからもお花が!
itoi_hana.jpg
ありがとうございます!! 

それで、ふと思ったのですが、糸井重里さんの吉本隆明さんに対する「気分」みたいなものと、私が林光さんのことを思っているそれは、ちょっと共通するところがあるかもしれません。

本日の出来事

|
1992年から使っているシステム手帳が、カバンの中に、ない! 
置き忘れ?! 
ここにスケジュールもアドレスもすべてはいっているのでさすがにあせりました。 
でも、奇跡的に見つかりました。 
JR池袋の駅に届けてくださった親切な方、ありがとうございます。 

お礼がしたくて届けてくださった方がどんな方かたずねたのですが「個人情報なので言えません」って。やっぱりお礼の気持ちは伝えたいです。
個人情報保護って、良し悪しです。 

浦壁さんのピアノもゴキゲン。 
明日は、林光さんとのデュオ!お近くの方は是非。

浦壁信二さん

|
明日は、東京で26日本番のリハーサル。 
急に決まった仕事で、ピアニスト選びが難航。 
港さんは沖縄だし、鷹羽さんにもふられるしで、どうしようかと思っていたところにひらめいて! 
「とても頼りになるピアニスト」と最近ソロの他伴奏でも大活躍されている浦壁信二さんにダメモトで連絡。 
お引き受けくださいました! 
「浦壁さんは、こんな方です」と説明したいところですが、私もCDを聴いたのと、噂を聞いたのと、この記事を見た、くらいの情報しかないので... http://psta.jp/topics/interview/index7.html

明日、お目にかかるのが、とても楽しみです。

高松へ

|
今日は、徳島から高松に電車移動。
読書のはずが、熟睡。 

以前、この製作所を通じて知り合いになった、広告代理店にお勤めの香川在住ナカザワさんがかわいい愛車で駅まで迎えに来てくださり、おうどんやさんに連れて行ってくださいました。 
「上原屋本店」 地元でも評判のいいお店なのだそうです。 

sanuki_udon.jpg

その後はオススメのカフェ、
古い建物をリノベーションした建物群「北浜alley」
kitahama_a.jpg
にあるお店「umie」へ案内してくださいました。 
こだわりの椅子や本がいっぱい。 
深く沈むソファーの席に陣取って窓から幸せな青空を見ながら、
kitahama_window.jpg
ホット・ジンジャー。
kitahama_drink.jpg

気持ちのいい空間でゆっくりした後、ホールまで送っていただき、リハーサル、そして本番と無事に終わりました。 

本日の主催者「コンサートかがわ」の事務局長西尾さん他みなさんにも、大変お世話になりました。
ありがとうございました! 

市民コンサート徳島

|
hashi.jpg
2つの橋をわたって、
hashi_b.jpg
徳島に来ています。
 
そうか、高橋悠治の「橋をわたって」を演奏してもよかったな、と今頃考えているワタシです。 

昨日は「市民コンサート徳島」という音楽鑑賞団体主催でのコンサート。
200名ほどの会員を中心に運営され、「例会」として年に6回ほどのコンサートを主催しておられます。当日は、楽屋のお世話や受付など全て会員の「運営担当」の方がしてくださいました。 
楽屋には、会員の方のお庭に咲いているというお花が。
tokushima_hana.jpg

会場は、郷土文化会館、というまったりした?!名前ですが、立派なホール。
tokusima_kyodo.jpg
突然の寒波の中、足を運んでくださった音楽好きのみなさんだけあって、とても熱心に聴いてくださり、また打ち上げでは一人ずつ感想を聞かせてくださったりして楽しかったです。 
これからの例会は、松山冴花さん(ヴァイオリン)若林顕(ピアノ)さんなどが続きます。 
徳島の音楽好きのみなさん、是非「市民コンサート徳島」にご注目ください。 

これから、高松に移動です。 
お昼はしっかり讃岐うどんを食べて、コンサートに備える?!予定。

『源氏物語』本当の面白さ

|
ここ数日は、19日徳島、20日高松でのコンサートで初めて演奏するモーツァルトのディベルティメントを集中的に練習しています。
オリジナルは弦楽四重奏のための作品。
今回演奏するのは、野田雅巳さんのマリンバとピアノのための編曲版。
今日は、ピアノの平林さんとリハーサル。原曲の弦のニュアンスなど音源を聴きながらスコアとにらめっこで、かなり勉強してきてくれたみたい。うれしい。
モーツァルトが16才の時に書いたこの名曲を弾いていると清清しい気分になります。むずかしい個所は多々あるのですが、それでも気分は、晴れやかです。 

徳島への行きは、楽器運搬車に同乗しますが、あとは電車移動。車中の読書は、今度のフォーラムでご一緒させていただく、林真理子、山本淳子先生の御共著。
hayashi_yamamoto.jpg
今日、手に入れたのですが、面白そうなので早く読みたい。でも、まだ暗譜が残っているので、ほんとに車中までお預けです。

160回巻。

|
見て見ぬふりも限界にきてました。
mallet_keito.jpg
思い切ってハダカに。
mallet_hadaka.jpg
昨夜、源氏物語関連のテレビ番組を見ながら4本、
そして今朝起きて4本。 
160回ずつ巻いたマレット。
mallet_new.jpg
機械巻きのマレットも多いのですが、私は手巻きにこだわります。 最近は、柄が木で、長め重めのマレットが世界的な主流となりつつありますが、私の好みは基本的に籐の軽めのマレットです。絶滅する前に、買い占めておかないとなあ、と思っています。マリンバをはじめた時に買ってもらった36年前のマレットも、何度も巻き直してまだ現役です。子どものころ柄のはしっこをかじった歯型付き、です。

小島米店のおにぎり

|
昨日は、練馬でリハーサル。 
練馬には、私が使っている楽器のメーカー「こおろぎ社」のショールーム兼スタジオがあるので、ここに来ると、いつも使っているのと同じ楽器で練習ができるのです。広いスペースもあるので、少し大きな編成のアンサンブルも可能です。 
看板は、マリンバの鍵盤です。
neoria.kanban.jpg
ここへ来たときは、あまり時間のないことが多いので、駅前の小島米店のおにぎりで食事をすませます。
池田逸子さんに教えてもらったのですが、コンビニのおにぎりとそんなに変わらない値段で、かなり贅沢感が味わえます。なんといっても海苔の香りがおにぎりらしい。 具材も豊富...といっても選ぶのはいつもスタンダードなところですが...やはり無添加は安心です。

それにしても、富士山が見事でした。
写真は、あんまり見事じゃないけれど。
fujisan.jpg

マリンバ・クリニック

|
寒くなってきました。 
11月も半ばになろうとしています。
あっという間に12月になってしまいそうです。 

今年の仕事納めは、12月27日奈良県桜井市でのクリニック。
私のオリジナル・エチュード(土肥寿美子作曲)を使ってレッスンをします。
初心者から歓迎です。 
レッスン希望の方にはレッスンを、もちろん聴講のみもオッケーです。 
興味のある方は是非ご参加ください。 

以下、主催者に提出したチラシの原稿です。 

自分が生徒を教える立場になった時「納得して使えるエチュードがない」と思ったことが始まりでした。京都在住の作曲家の土肥寿美子さんに依頼し、1992年から、初めてマレットを持つひとりの男の子、のために月に数曲、すすみ具合に応じて、エチュードを作曲してもらいました。どれもが5オクターヴの楽器で先生、すなわち私と連弾できるようになっています。(生徒は4オクターヴで練習可)そのうち中級者のためのものも並行して作るようになり、数えれば100曲近くの練習曲が出来上がりました。 今も、レッスンにはこのエチュードを使用しています。今回は、これらを使ってのクリニック。 習う立場の方にも、教える立場の方にも、新たなレッスンの楽しさを発見していただくきっかけとなればと思います。 通崎睦美 


2008年12月27日(土) 
13時〜16時半 

「ザ マリンバ コネクション」第3回レクチャー 
マリンバ・クリニック「レッスンを楽しもう」
講師:通崎睦美 

桜井市まほろばセンター 第4研修室  
受講料 一般 3500円(会員:3000円)     
学生 2500円(会員:2000円) 
主催 ザ マリンバ コネクション 
お問い合わせ 事務局 0744-43-8582 (土家) 

参加申し込み 氏名・住所・電話・メールアドレスを記入の上、
事務局まで。 
●レッスン希望の方は「レッスン希望」と明記
 FAX 0744−43−6532  
 t-mallet@kcn.ne.jp


川畠さんのリサイタルも終わりました。

|
以前、名調律師と紹介するつもりで撮った写真。
nakatani.jpg
写真が、名調律師っぽくないので、
ブログに載せませんでした。(笑) 

昨日の川畠さんとのコンサートのピアノ調律は、この名調律師中谷さんでしたので、こんどこそと思い写真を撮ってみましたが、やはり「フツウのおにいちゃん」にしか写りませんでした。(笑) 

nakatani_b.jpg
「名調律師」ではなく「売れっ子調律師」と紹介すれば、写真との相性がいいでしょうか。 
ブレンデル(調律の精度にキビシイので有名なピアニスト)の調律もされる中谷さんですが、うちのおんぼろピアノの面倒もみてくださっています。
実を言えば、うちのピアノはおんぼろすぎて、腕のいい調律師さんでないと無理なのです...  
もう15年ほどのおつきあい。最初に会った時から全然変わりません。 

昨日のコンサートも無事終了。
曲間トーク、袖からの写真。 

kawabata_talk.jpg

考えてみれば、誰かのリサイタルにゲスト、というのは久しぶりでした。 
川畠さん、そして寺嶋さん。お二人とも大変活躍されている音楽家ですが、同じ舞台にいるとその魅力のヒミツがよくわかりました。 

このプログラムは、来年3月22日、紀尾井ホール(東京)でも演奏します。

オマケ情報。
今回のコンサートの主催「京都音協」さんのコンサートシリーズで、12月20日、同じヒラサ・オフィスのアーティストである若林顕さんのピアノ・リサイタル「たった1人の第九」があります。 会場は、京都コンサートホール。あの、ベートーヴェンの第9をリストが編曲したという楽譜があるのです。まさに「たった一人の第九」です。ご興味のある方は、是非。

大丈夫です!

|
こけたところ大丈夫ですか、とご心配いただきありがとうございます。 
大丈夫です! 
大胆なすりきずも、ようやく治りそうな気配になってきました。 

今日は、午前中谷本さんとイリスの衣装の打ち合わせ。 
キョウトという名の登場人物の八掛や羽織の色を決めました。
この衣装... ああ見せたい!
本当はここに写真を載せたいのですが、オペラを観に来られる方のために、ヒミツにしておきます。 

色を決めた後は、近所の着物屋で「村の洗濯娘10人分」の帯を調達。 
これは少しくらい、いいかな。
色使いが見せ所なのでモノクロにしておきましょう。(笑) 

帯を選ぶ谷本さんの図。
iris_obi_erabi.jpg 衣装の方も、ようやく、目処がついてきました。 

午後は、1時から生徒のレッスン。 
今月、東京で開催されるコンクール、
いよいよ差し迫って駆け込み寺?! 
7時までノン・ストップ。 

今からやっと、自分の練習です。

早寝

|
昨日は、のどかな町の小学校でコンサート。
koutei.jpg
最近、「学校に入って15秒でどんな学校かわかる!」と
豪語しています。(笑) 
法則としていえること。 
先生がいい感じ!の学校は、生徒もいい感じ! 
その逆は、見事にその逆です。 

昨日は、いい感じの小学校でした。 
きちんと接してくれる先生と過ごしていると、
生徒も素直な気持ちになるようです。 
保健室の前の張り紙をみて、ワタシも守ろうと思いました。(笑)
hokenshitsu.jpg

こけました。

|
今日、こけました。 
演奏でこけた、のではなく演奏が終わって会場からでたところで、
こけました。 
こけたのは、何年ぶりでしょうか。 「こけかたが美しかったです」と言ってくれた香織ちゃんはホントにいい子です。 

勢いよく手をつくと手を痛めるし、肩に衝撃があってもまずい...といって顔からいくのもなあ、と思いながら、スローモーションのようにこけました。 なので、そんな感じのうでに擦り傷です。

あ〜あ、という気分でしたが、移動のかわいい電車を見てゴキゲンになりました。
もちろん、一両です。
maiduru.jpg
電車の窓から写真を写そうかなと思っていると、車掌のお姉さんがわざわざ「もうすぐ、あちら側に海が見えますよ」と教えに来てくださいました。お姉さんの配慮でまた気分がよくなりました! 
夕暮れ、雨の前の不思議な色の海。
maiduru_umi.jpg

明日、もうひとつコンサートで、今月の本番も終了です。
こけないように、早く寝ます!(笑)

デザイン史デザイン学会議

|
naniwabasi_tenji.jpg
デザイン史デザイン学国際会議での展示と演奏。 
昨日、無事に終わりました。 

外国からのお客様も興味を持ってくださったようで、かなりのフラッシュをあびておりました。 
gaijin_a.jpg

gaijin_b.jpg















それにしても、今回は大変でした。 
なにわ駅構内にある「アート・スペースB1」という会場でしたが、なんと!搬入口がなく、乗車客と一緒の階段で搬入。登りはエスカレーターが使えるけれど、下りはナシという過酷な条件。 
後から、京阪電鉄のお客様サービス事業部の素敵な課長さんが「会場はどうでしたか」と声をかけてくださったのですが、思わず「エレヴェーターと搬入口がほしいです」と本音をもらしてしまいました... 
と、おおげさに書きますが、実際は学会スタッフの方々が手分けして手伝って下さり、助かりました。
荷物は、まだまだあります。
naniwabashi_nimotsu.jpg
今回も、会場の下見に始まり、空間構成から運搬、照明まで、谷本さん大活躍。 池上くんも、好アシストです。 

おやっ、お二人がなにやら相談。
obi_a.jpg
スペード模様の帯にはスペードを、クローバーにはクローバーのカードを置いていたんですね。 どうやら、どの数字にするか迷っていたようです。(笑) 
細かいところまでこだわる二人です。
obi_b.jpg
トランプ・シリーズには、トランプのカードを、ドミノの模様の帯にはドミノを合わせて展示しました。 
このアイディアは、もちろん谷本さん。 私は「扇子の柄には扇子を置くので、扇子を持ってきて下さい。」などの指示を受け、忘れ物をしないよう、キンチョウしました。(笑)

そして、今回の着付けは、スケジュールの都合もあり、山崎さんではなくお弟子さんの木下亜野(あや)さん。いつも、山崎さんの元でアシスタントとして汗を流しているのを見ていたのですが、今回はひとりです。 

アイロンをかけて襟の準備をするところからはじまります。
aya_a.jpg
着付けの方はいつも「マイ・アイロン」「マイ・アイロン台」持参。大荷物です。それだけ、大切な作業なのです。 
着付け中は、後ろ姿からも、気合いが伝わってきます。
aya_b.jpg
最後まで入念なチェックをして、完成。 
エッヘン、どんなもんだい!とは言わない、謙虚なあやちゃんですが、写真を見る限り満足そうです。(笑)
aya_kansei_.jpg
今回、このシゴトをしてよかったな、と思ったことの一つは、自分の演奏云々はさておき、この ぴしっと、すがすがしい、きれいな着付けを見られたことでした。 
aya_kitsuke.jpg
あやちゃん、これからも楽しみにしています。 

演奏の方はまたもや写真はありませんが、自国にも自国のスタイルのマリンバがあるメキシコ人の方々には好評だったようで、テキーラをもってきてくださいました!tequila.jpg

長い一日。搬出が終わって家にたどり着いたら12時。さすがに疲れました。 諸々コーディネートしてくださった吉村典子さん、お手伝いのスタッフのみなさん、マリンバ・デュオをつきあってくれた香織ちゃん、谷本さんと池上くんも、お疲れ様でした!

積み込み完了。

|
初めての展覧会の時は、どうなることかと思いましたが、展示も何度か経験して、最近は「なんとかなる」と思えるようになりました。 
いや、正確に言えば「谷本さんがなんとかしてくれる」と学習してしまったのかもしれません。
スミマセン、谷本さん。
でも!準備作業は当初からすると随分段取りよくなりました。 

それにしてもこの大荷物。
積み込み作業は、数学的?!
naniwa_a.jpg
バラフォンもなんとか載せていただき、ほっ。
マネキン7体、その他諸々も一緒です!
naniwa_b.jpg

明朝は9時半「なにわ橋」集合、目覚ましは6時半。

26日の展示

|
今日は、谷本さんと一緒に池上くんも来てくれて、 26日の展示の打ち合わせ。
tanimoto_ikegami.jpg
谷本さんもそうですが、池上くんも、何でも作れる!ので頼もしいです。 会場は、展示台もないところらしいので、今日は、何か展示台を作ってくれるみたい。 
池上くん、ありがとう! 

夜は、昨日の着物の片付けをしながら、26日の準備。
kataduke_.jpg

あまりのちらかり具合に、途方に暮れつつも、コツコツと準備をすすめ、着物をセットにして箱詰め。 
なんとか片付いたので、寝ます! 

当日は、常連さんにはお馴染みの銘仙着物などが並ぶことになりますが、また違った空間で見ると違って見えるかも。
昨年暮れ「明倫茶会」で使った道具一式、床の間に飾った谷本さんの絵画なども展示予定ですので、よろしければお越しください。もちろん空間構成は谷本さんです。

マリンバは?ですね。 
ソロでバッハ、ミナト、安倍圭子の作品。 
今田香織さんとのデュオで ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、間宮芳生、三宅榛名の小品。 
バラフォン(アフリカの木琴)も弾きます。
と読んでもピンとこないのがフツウです。(笑) 
どれも、堅苦しい曲ではありませんので、どうぞお気軽にお出かけください。

ブライトン20周年コンサート

|
今日は、とっても楽しいコンサートでした。 
まず、井上道義さんと着物でトーク。
michi_mu.jpg
箏の名手西陽子さんとお弟子さん3名による箏四重奏とマリンバの共演。
23_a.jpg

箏とのデュオもあり、最後は、井上さんの弾き振りと京都芸大の後輩安田クンのパーカッションが加わっての「ボレロ」そして、アンコール。
23_b.jpg
今回は、箏のみなさんの着物をコーディネートして貸し出ししました。
みなさん似合ってくださって、うれしかったです。 
お疲れ様でした!
23_c.jpg
26日も着物の展示と演奏。
セット物?!が続きます。

明日はブライトン

|
今日は明日のブライトンでのコンサートのため、ホテルの部屋をお借りしての練習でした。  
brighton22.jpg

お琴とマリンバでの「クラシック」は、かなり面白いサウンドです。 
2時からスタート、気がついたら8時でした。 
ホテルは「24時間営業」。お琴の皆さんはブライトンに宿泊なので、これからまだ練習が続く様子。 

私は、家に帰ってみなさんに着ていただく着物の準備です。 
秋の柄の着物。
写真を載せたいけれど、明日聴きに来てくださる方のお楽しみのために、写真はまた明日以降に。

かやぶきの里・美山町

|
昨日は、京都府教育委員会の事業で南丹市美山町の小学校でコンサートをしてきました。 

午前中の公演なので5時前に起きなければならず、まずはそこでキンチョウしましたが、なんとかクリア。楽器運搬もかねた車移動の香織ちゃんと裕子ちゃんは4時起きで来てくれました。
先に到着して、楽器搬入開始、本当にお疲れ様でした。
kaori_yuko_miyama.jpg

この事業は、京都府に「夢大使」として登録されている人を、学校側が選んで応募するというもの。
倍率は結構高いようです。
「夢大使」は、京都ゆかりのオリンピック・メダリストから京大教授まで。そんな中、今回訪問した平屋小学校は、この3年「通崎睦美」で応募し続けて「初当選」とのこと。
喜んでくださり、私もうれしかったです! 

京都に長く住んでいますが、美山に行くのははじめて。 

学校のまわりには、柿がなり
miyama_kaki.jpg
コスモスが咲き
miyama_kosumosu.jpg
空気も最高、でした。 

コンサートは、1年生から6年生、そして地域の方も参加。休憩なしの90分があっという間に終わりました。 

コンサート終了後は、美山の美味しい野菜を使った給食をいただきました。 
京都市内でも「美山の採れたて野菜」をうたったフレンチ・レストランなどありますが、ここはまさに本場。
とても、美味しかったです!
が、野菜以外の食べられないもの(残念ながら、アレルギーがあり...) は、お隣の席の龍之くんにお願いしました。
頼れるオトコです。
miyama_tatsuyuki.jpg
帰りには、みんな(これが全校児童)で記念撮影。
miyama_zenin.jpg
楽しい時間を過ごしました。 
最寄り駅から40分の道のりを送迎してくださった校長先生はじめ、教職員のみなさんには何かとご配慮いただきました。
子ども達も、生き生きと最高です。 

そうそう、廊下には普通「保健関係のポスター」や「児童の作品」が貼られていますが、それに混じって、この小学校には、コレが。 
miyama_rouka.jpg
渋いです。 
低学年の児童の「知っている曲も、知らない曲もあったけど、よかった」と手を挙げて言ってくれた感想は、こういう日常の教育の積み重ねから出てくる言葉かもしれません。

本日のシゴト

|
今日は、とあるパーティーにて、着物姿で120名の方の着物着こなしを審査して、2分で着替えて!マリンバを弾く、という、ありえない...
シゴトでした。 
審査でご一緒だった、女優の麻生祐未さんはやさしく美しい女性の代表、って雰囲気を醸し出しておられました。
私は?...審査会場のノリについていくのが精一杯でした。(笑) 

最後に演奏をしてほっとしました。
ensou.jpg
今日も平林さん、お疲れ様でした。

ところで、今日は早替わりなどややこしかったので、着付けは山崎真紀さんにお願いしていました。
yamazaki_jyunbi.jpg
1年ほど前、山崎さんからクラシックのオススメCDを尋ねられ、少し趣味を聞いてアンドラーシュ・シフのバッハとモーツァルトをオススメしていたのですが、それ以来、シフのCDはかなり集めているそう。「シフはええわ〜」と、年代別シフ論、講じてくれました。これが、なかなかするどい。
今度は、ショパンのおすすめ盤をといわれ、迷っています。すでに山崎さんはショパンのことをフレデリックと友達のように呼んでいるので(笑)

焼津市文化センターはすごいです。

|
10月16日、雲一つない晴天の焼津。 
焼津市文化センターでコンサートがありました。 
文化センターの企画担当栗田さんから「チラシのデザインもお願いしたい」という連絡があった時から、「ちょっとこれは怪しいぞ」(笑)と思っていたのですが、かなりインパクトのある仕事となりました。 
そのインパクトの発信源は、館長の三岡さん。
mitsuoka_hiru.jpg
今回は、展示もすることになっていたのですが、演奏と展示・スタッフなしという状態で、実際どうなることかと思っていました。しかし、現場に着くと、館長さん自らが作ってくださった展示台が用意されており、照明まで仕込まれていました。
びっくりしました。 
業者に依頼して作った物ではなく、ホールにある備品(敷物は近くの博物館?からの借り物、らしい)で手作りというのがうれしいです。 

着付けには、なんと担当栗田さんのお母様とその着付けの先生が来てくださいました。着付けの先生というと「こわいおばさま」かと思っていたのですが、とても素敵な方で、襟の抜き方などワタシ流に見えるよう気を配って着付けてくださいました。 
先生と
kitsuke_a.jpg
栗田母。 
kitsuke_b.jpg
銘仙コーナーもこんな感じ。
meisen.jpg

そして、販売コーナーも、設営していただき、販売までお世話になりました。

yaidushop.jpg
実は、こんな宣伝カーもありまして。
これはこのお二人が、ツウザキイメージカラーの赤と黒にこだわって作ってくださったそうです。
焼津市文化センター、すごいです! 


senden_car.jpg
コンサートには、たくさんの着物姿の方も来てくださいました。 
演奏中は、カメラを持つわけにもいかないので、写真がありません... 
マジメな話「着物好きで今回初めてコンサートに来る」という方と「クラシックファンで耳の肥えた方」が客席に混在しているわけで、両方の方に満足していただきたいと思うと、プログラミングやトーク内容など、考えなければなりません。しかし、結果、概ね、楽しんでいただけたかな、という感触で、ほっとしています。 
アンケートも「着物で来たかったけれど、稲刈りで時間がなかった」とか、ほのぼのといい感じ。そうそう、このブログを見て名古屋から来てくださったという方もあり、うれしかったです! 

コンサート終了後も着物姿のみなさんと記念撮影など、盛り上がりました。
yaidu_kinen.jpg

片付けが終わった後、周りが真っ暗なので「このあたりでこの時間にビールを飲めるところありますか」とお尋ねしたところ、これまた館長さん自ら案内してくださり、このとおり。 
三岡館長、夜の顔。
mitsuoka_yoru_.jpg
「明日の予定は?」と尋ねられ「夕方に京都に戻ればいいので、自転車でもあれば...」と何気なく話すと、なんと翌朝ホテルに自転車が届きました!
なんでも、焼津でレンタサイクルの事業がはじまり、ちょうどその日に新車が2台、レンタサイクルの「基地」の一つである文化センターに届いたのだとか。
まっさらの自転車、初乗り! 
地図もご用意いただき、またもや館長さん!が観光ポイントなど教えてくださいました。
mituoka_setsumei.jpg

平林さんと御機嫌にサイクリング。 
あれって、まぐろ?
maguro_a.jpg
近くによってみましょう。
maguro_b.jpg
さすが、焼津の迫力です。 こうして、全国各地に運ばれていくんですね。
maguro_c.jpg
ちょっとした社会見学。

京都で染織というと着物か風呂敷か、というところですが、

ここは「大漁旗」。
sensyoku.jpg
気になった場所で立ち止まれるのは、自転車ならではです。 

そんなこんなで、焼津をすっかり楽しんで帰ってきました。 

ビールを飲みながら館長さんが「余分なことが大切だ」と楽しそうにおっしゃっていたのが印象的でした。たぶん、職員の方はこの館長の下で働くと、仕事が増えて大変なんでしょうけれど(笑)。私はとても気持ちよく演奏させていただきました。 
きらびやかなシャンデリアや豪華な椅子はないですが...(失礼!)焼津市文化センターにはそれ以上の物がある!とかなり感激。 長くなりましたが、このへんで。

館長さんはじめ焼津市文化センターのみなさま、お手伝いくださったみなさま、聴きに来てくださったお客さま、そしてピアノの平林さん、ありがとうございました。あっ、それから谷本さん、チラシは好評で「保存用にもう一枚欲しい」という方もあったそうです。

明日は焼津

|
焼津のコンサートでは、ロビーにちょっとした着物の展示もすることになっています。 
チラシの写真で着ている着物も展示する、という約束だったのですが、今日いざ準備を始めるとその着物が行方不明。4~500点はある着物類の、どれが何処にしまってあるのか、大抵は覚えているのですが、あるはずのところに、ない。着物とセットにしたはずの帯もないので、どこか撮影現場ででも忘れてきたか、とあせりましたが、30分ほど探してセットで発見。
ああ、よかった。 


☆トップにつらつらと並んでいた出演情報。
「出演情報」をクリックしていただければみられるように改良いたしました。

校長先生とドライヴ

|
来週は、京都府教育委員会「京の夢大使派遣事業」の「心のせんせい」として、美山町の小学校に演奏に行きます。今回は、香織ちゃんと裕子ちゃんとのマリンバトリオで演奏します。
今日は朝からその練習。 kaori_yuko.jpg

この事業の趣旨には共感できるのですが、ネーミングがどうもいまいち。
夢大使ってなんだ、こころのせんせいってなんだ、というのは、むずかしいところ。以前、そんなことを新聞のエッセイに書いたのですが、翌年もクビにならず。続いています。

こちらが希望地域を申請できるので「自分の町でコンサートを聴く機会のない地域で」と提出していました。
そんなわけで、今回は小規模校、全校生徒39名だそうです。 
当日は5時前に起きなければ間に合いません。最寄り駅までJRで行って、そこから車で40分、校長先生とドライヴです!なんでも、校長先生がその駅を通って通勤されているのだとか。

コンサート終了後は給食をいただけるそうです。 
なにをかくそう、小学校生活で一番苦手だったのは給食なので、ドキドキしますが、食べられなかったら裕子ちゃんが食べてくれるそうなので、がんばってみます!
裕子ちゃん、頼りになります。 

夕方は「内密に。本音をききたい」という方がいらっしゃいました。 
カメラを持つと「ブログですか」とおっしゃっていましたので、これは許容範囲でしょう。(笑)
naimitsu.jpg 最近、偶然、そんなことが続いています。 

普通、京都の人は本音言わないですもんね...

ロンドン橋

|
今日は、平林さんと野田さんアレンジ「ロンドン橋」など初めての曲をいくつか合わせ。  

誰もが知っているイギリスの童謡「ロンドン橋」。
単純なメロディーが、野田さんの手でどんな風にアレンジにされるかと楽しみにしていました。出来上がった譜面は、その名も「ロンドン・ブリッジ・ロンド」。「ロンドン橋」が「ロンド形式」でアレンジされていました。
しゃれてます、野田さん。 

モーツァルトの弦楽四重奏のための作品も、今秋、初めてマリンバとピアノに置き換えたアレンジで演奏します。細かい響きを確認し、
noda_hirabayashi.jpg
やっぱり、ちょっと音を足そう、と野田さん。
noda_naosu.jpg

こうやっていると、すぐに時間が経ちました。

ピカソ

|
今日は、リハーサルで東京日帰り。 
何か他の楽しみもないと...というわけで、少し早く家を出てちょうど沿線でやっているピカソの展覧会を見てきました。
picasso.jpg
覚悟して出かけたのですが、すいていて拍子抜け。
ゆっくりじっくり見られて満足。
実は、ピカソ、好きなんです。 

練習が終わってからは、イリスの衣装の件で打ち合わせ。 
衣装を統括されている大野さんと初めてお目にかかりました。
oono_a.jpg
いろいろな現場をふんでおられるようで、洋服のデザインから着物の着付け、諸々貸し出しものの調達まで、なんでもこい、という感じでした。
頼りになります。
oono_b.jpg
これで、一安心。というのには、まだ早いけれど、電話やメールだけでなく、実際会って話しておくと、やっぱり違います。 

最終新幹線で帰宅。長い一日、終了。

朗読会終了

|
少しの間、戸矢崎さんにおまかせして、ご無沙汰してしまいました。 
3日、田口ランディさんとの朗読会は、無事終わりました。 

以前、雑誌「自転車生活」で、永江朗さんがうちに取材にいらした際のカメラマン、門内常由さんが朗読会に来てくださり撮影を申し出てくださったので、お言葉に甘えお願いしました。早速、CD-Rを送ってくださったので、門内さんの写真で様子を報告します。(演奏中はシャッター音の関係で満足のいく画質ではないそうですが、様子の報告には充分!臨場感があっていい感じです。
ありがとうございます!) 

お昼の法然院。山門が閉まった様子を内側から撮る写真、考えてみればめずらしいですね。
hounenin_hiru.jpg
日も暮れて、いよいよスタートの時間。入り口の様子。
hounenin_yoru.jpg
朗読会は本堂で行われました。
butsuzo.jpg
荘厳な空間は200人近いお客さんでいっぱいでした。 気持ちのよい季節、私たちにとっても、贅沢な時間でした。
今回は、朗読と音楽との距離感に最も神経を使いました。
演奏に使った曲は以下の通り。 

○ 野田雅巳 「薄明」〜「月下の夢」組曲より 
○ 野田雅巳 「犬の巡礼」からヒントを得たインプロヴィゼーション
○ 韓国民謡 野田雅巳編作 「青い鳥」 
○ 三善晃 組曲「会話」 より 「やさしいお話」 
○ アンドレス・セゴビア 「プレリュード・イン・コーズ」  
○ ヨハン・セバスティアン・バッハ 「ゴルトベルク変奏曲」より「Aria」 
○ 港大尋 「届くことのない12通の手紙」より 「thereFore」 
○ 野田雅巳 「薄明」〜「月下の夢」組曲より 朗読会のための編曲版

roudokukai.jpg
実は、この日の音響、照明は法然院のご住職、梶田真章さん。舞台のレンタルから設営、会場のセッティングまでもお世話になりました。前日、田口さんとの打ち合わせで急遽、朗読会後、交流会の司会進行役までお願いすることになったのですが、快く引き受けてくださいました。
kajita.jpg
ランディさんも着物姿で素敵です。
taguchi.jpg
私もオマケに。
tsuuzaki.jpg
和やかな雰囲気でお話しもすすみました。輪廻転生を主題にした短編の朗読の後、仏教とつながるお話しで締めくくることができ、梶田さんには本当に感謝しています。
 kadouchi.jpg


朗読会終了後の打ち上げでは、各出版社ランディさん担当編集者の方々とご一緒させていただきました。なかなか貴重な場でした。これで、小説が書けそうだわ...と思いながら楽しみました。 

聴きに来てくださったみなさん、そして田口ランディさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。 

カメラマン門内さんのブログ

朗読会

|
田口ランディさんとのコラボレーション、法然院での朗読会の日が近づいてまいりました。 
この間、びっくりしたのですが、「ツウザキが朗読をする」と思っておられた方がありまして。 
「だって、しそうやん。いろいろ、やってるやん。」と言われ、何も言えなくなりました(笑) が、私はマリンバを弾きます!
朗読に合わせてマリンバを弾くのですが、インプロヴィゼーションではなく、既製の曲を当てはめていくので、選曲は「音楽の台本」をつくっているような作業でした。できれば、難しい曲は弾きたくない、なんて心のどこかで思いつつ、この個所にはアノ曲が絶対似合う、と思うアノ曲が結構難曲であったりして、一人でちょっと葛藤していました。まぁ、それが楽しいのですが。 
これまで、いろいろな音楽家の方とアンサンブルをしてきましたが、ランディさんの耳は「特上」です。 
今回は「お話しを聞く」という和やかな雰囲気ではなく、かなり緊張感のある空間ができあがりそうです。 
覚悟して?!お出かけください。 

ところで、朗読会の後の「交流会」について「どんなことをするのですか」というご質問があります。
実は、当初70名程度の定員で気楽に考えていたのですが、すでに倍以上にふくれあがり...目下「150名での交流の仕方」について、考えています。とにかく、ランディさんと「ワインを買いに行こう!」ということは決まっています。(笑)
いわゆる「著名人」なランディさんですが、いつもこういう雑事もご自身でされるそうで、自分で動かないといまいち落ち着かない私にとっては、そういう意味でも、うれしいお相手であります。 

前売りは、まもなく、締め切りとなります!

コンサートin三島

|
12月8日は三島でリサイタルです。
この日の伴奏は、作曲家でピアニストの鷹羽弘晃さん。 
この鷹羽さんを紹介して下さったのも、池田逸子さんです。
おもしろいアーティストと美味しいお店のことなら音楽評論家・池田逸子さんにおまかせ!です。 池田さんは沼津のご出身。この日聴きに来てくださり、「上手に弾けたら」翌日のお昼、沼津港へお寿司を食べに連れて行ってくださるそうですので、演奏にも気合いが入ります。(あっ、お寿司がなくても、いつも気合い、入ってますよ)

「沼津に泊まりなさい、ウチの親戚の眼鏡屋のむかいのホテル」と指示が飛びました。「演奏会は三島なんですけど...」と抵抗しましたが、タクシーですぐだからと。どうやら、お寿司屋さんへ行くのには、そこが便利なのだそうで。「えっと、ワタシ、新潮社の八尾さんに教えてもらった鰻屋さんに行こうと思ってたんですけど...」と言うと「じゃあ、本番前が鰻ね。」と決定してしまいました(笑) 

プログラム内の「リトル・バッハ・ブックinミシマ」というのは、グールドがバッハの小品ばかりを弾いたアルバムになぞらえたもの。林光さんが先日、バッハ「2声のインベンション」マリンバとピアノのためのアレンジをそのうち15曲全曲完成する、と舞台上で高らかに?!宣言してくださったので、できたところまでを他のバッハの小品と組み合わせて演奏する予定です。 

12月8日(月) 18時45分開演 
三島市民文化会館小ホール 
お問い合わせ 沼津楽友協会クラシック・サロン  055-962-1942 

第1部 
1 W.A.モーツァルト  ディベルティメントニ長調 第1楽章 
2 通崎睦美編集  リトル・バッハ・ブックinミシマ
      〜林光編「2声のインヴェンション」をまじえて 
3 D.ショスタコーヴィチ  ポルカ 
4 イギリス民謡  ロンドンブリッジ 
5 G.ピエルネ  「我が子らのためのアルバム」より         
鉛の兵隊の行進・小さなガヴォット・昔の歌・ファランドール 

第2部 1 港大尋  「届くことのない12通の手紙」より But 
2 伝承曲  クレズマー・ダンス組曲 
3 野田雅巳 「アジアのうた」より         
黒い馬  エス・リリン  おいでよ踊ろう  ゼイベック・ダンス 
4 Z.アブレウ ティコ・ティコ   
5 A.ピアソラ オブリビオン 
6 A.ピアソラ 天使の死 

編曲:野田雅巳(Ⅰ-1.4 Ⅱ-2.4.5.6)林光(Ⅰ-3)松園洋二(Ⅰ-5)

mishima_f.jpg

井上道義と素敵な仲間ディナーコンサート

|
michi_mu_nishi.jpg
どうして着物なの? 
井上道義さんが
「チラシは着物にしよう!」とおっしゃったから、です。(笑) 
当日、箏の4名の方には私が選んだ秋らしいアンティーク着物を着ていただく予定です。 

そろそろ楽譜が届きはじめています。 
こちらも練習しなきゃ、です。 
詳細はこちら。

焼津でのコンサート

|
10月16日、焼津でのコンサートについて主催者の方と電話で相談。 
この日は、着物好きのお客様がたくさん来られるということで、着物などのお話しをしながらすすめ、ロビーに着物も展示もすることになっています。ホールの事業担当の方が、現地で着付けの方も手配してくださることになり、安心。ですが、忘れ物をしないように、という「課題」があります。着物は帯留めとか帯揚げとか小物も多いので忘れると大変です。チラシで着ている着物をそっくりそのままのコーディネートで展示することになりました! 
もちろん、特に着物に興味のない方にも、純粋に音楽を楽しんでいただけるようにと考えていますので、お近くの方は是非お越しください。 

そして、販売もお願いします、ということなので、バレリーナ柄の帯など持っていく予定。
製作所の音符入りカップの新ヴァージョンも、製作中です。


実は、この日のプログラム解説執筆もシゴトのうちなんですが、
演奏する予定の曲「ロンドン・ブリッジ」のアレンジがまだできてないのです。
どんな曲か、私が知りたい...(笑)
野田さん、アレンジからカップの絵付けまで大忙しですが、
どうぞよろしくお願いします。 

10月16日(木)19時開演 
焼津市文化センター 小ホール 
入場料 2500円  
お問い合わせ 焼津市文化センター 054−627−3111

yaizu_f.jpg



通崎睦美・林光 デュオリサイタル

|
先日、フェニックスホールの楽屋で林光さんと11月25日のコンサートのプログラムを相談。 
このように決まりました。 
一部では、バッハの完成された「2声のインヴェンション」にもう一声増やす、という林光ならではの編曲作品でスタート。オリジナル全15曲のうち、現在4曲が完成、この日までにあと何曲増えるでしょうか。 そして、このデュオでの定番となった、ピアノソロの「ピアノの本」を交互に又は一緒に演奏する...言葉での説明はむずかしい...まさに二人三脚の「ピアノの本」、そして歌のない「ソング」。
第2部はソロではじまり、体験コーナーも交え、林光さんの味わい深いピアノとのデュオで小品をたくさん! 
是非ご来聴ください。

第1部
 J.S.バッハ 林光編 「2声のインヴェンション」から 
林光  二人三脚「ピアノの本」 
B.バルトーク 「こどものために」から(ピアノ・ソロ)
林光   ソング・アルバム       

第2部 

港大尋「届くことのない12通の手紙」より But(マリンバ・ソロ)    

〜 マリンバのお話し・体験コーナー 〜

W.A.モーツァルト 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章 
D.ディニク/J.ハイフェッツ  ホラ・スタッカート 
F.クライスラー ベートーヴェンの主題によるロンディーノ 
H.ギース  アマリリス 
E.ポルディーニ  踊る人形 
G.マリー     金婚式
 D.ショスタコーヴィチ ポルカ 
B.バルトーク   ルーマニア民俗舞曲 

2008年11月25日(火) 
かめあり リリオホール (亀有駅南口正面リリオ館9階)
入場料 2500円 中学生以下1000円 
全席自由 
お問い合わせ 都教組葛飾支部 03-3691-5542

kameari.jpg

林光バースデイコンサート 

|
昨日は、林光バースデイコンサート。 
完売のアナウンスにもかかわらず、
当日券に並ばれる、という盛況ぶり。 
この7年ほど、演奏活動から遠ざかっておられた、林作品にはかかせないピアニスト戎洋子さんも演奏にかけつけてくださり、満員のお客様、なごやかなムードでコンサートが無事終了しました。 

戎洋子ピアノ、譜めくりは林光さんというめずらしい図。
リハーサルにて。
hayashi_ebisu_.jpg

コンサートは林光さんの音楽におくられた割れんばかりの拍手で締めくくられました。 
「次は傘寿だね!」とみんなのキブンは、もう3年後、でした。 
いやいやそれまでに、もちろんいろいろありますが。 

ところで、戎洋子さんといえば、私にとっても大切な人です。大学を卒業して初めてのリサイタルからしばらく伴奏をお願いしていました。一枚目のCDのピアノも戎さんです。久しぶりにお会いして「昔はこわかったけど、やさしくなったなぁ」と言われました(笑) 

コンサートの記録としては、拙著『天使突抜一丁目』の
カメラマン中川忠明さん
nakagawa.jpg
が、リハーサルから撮ってくださっていたので、届いたらアップします!



今回は、演奏者でもありますが、企画制作のスタッフでもありましたので、大忙しでした。 
打ち上げでは、バースデイ・ケーキを用意。 
これは、満永さんのお母さんにオーダーした手作りケーキ。
hikaru_cake_.jpg

これもちょっとめずらしい図。
hikaru_cake.jpg

そうそう、光さんの奥さまが、谷本さんイラストの「光ちゃん」をハンコにしてほしいとおっしゃっていたのですが、谷本さん、どうしましょ。

崖の上のポニョ

|
朝起きたら、作曲の西邑さんから「崖の上のポニョ」のマリンバトリオアレンジ版が届いていました。 
西邑さんはPCで楽譜を書くので、スコアもパート譜もメールで受け取れるから便利。楽譜のレイアウトもすごくきれいで読みやすいので、助かります。 
それにしても、送信日時4時56分。 
朝までやってくれてたのね。ありがとう。 

10月には学校公演がいくつかあります。
小学生にもちょっとサーヴィスして、知っている曲を、ということで、今年は大ヒット中の「崖の上のポニョ」のテーマ曲を。とはいえ、いいかげんなアレンジで演奏すると、この手の曲は、かなり「悲しいキブン」になるので、西邑さんにアレンジしてもらったというわけです。
(ちなみに野田雅巳編曲「となりのトトロ」なんていうのもあります。) 

それにしても、朝から楽譜を読んで笑ってしまいました。 
ポニョの曲の出だしはシューマンの「楽しき農夫」とそっくり。
テレビでそのフレーズだけが流れていた時は、まさか久石譲の曲だとは思わず、シューマンをひねったCMソングだと思ったくらい。 
で、西邑さんの編曲。
間奏にこのシューマンの曲が挿入されてました。
やってくれますね。(笑) 

中には、全校生徒37名という学校もあり、楽しみです。

第3回えちぜんマリンバコンサート

|
先日港さんとリハーサルをして10月5日「えちぜんマリンバコンサート」のプログラムを決めました。 
マリンバの大手メーカー「こおろぎ社」の本社・工場が同じ福井県越前町にあることから、越前町はマリンバ人口が多いと聞いてはいたけれど... 
この日も13時からはマリンバ21名のアンサンブル!などアマチュアのみなさんの演奏があります。 

メインコンサートは14時から。
私たちは地元の演奏家山崎さん・平岡さん30分ほどの演奏の後、
30分+45分の演奏。

プログラムは以下の通り。 
第1部では、港大尋「届くことのない12通の手紙」を沖縄民謡などと組み合わせて。 
第2部は、ヘンデルで始まりボサノバ風チャイコフスキーやピアソラ等。 

お問い合わせは
0778−34−2000(越前町朝日生涯学習センター) 

第1部 
J.S.バッハ  ブーレ 「無伴奏チェロ組曲第3番」 より  
港大尋    But  

港大尋    onCe  
三田信一   ちんぬくじゅうしぃ 
港大尋    Still  
沖縄民謡   アカチラ節 
港大尋    iF  

港大尋    そんなアマリリス。 
港大尋    anD 

第2部 
G.ヘンデル  フルート・ソナタ ヘ長調 

港大尋編   「チャイコフスキー・コレクション」         
バレエ「白鳥の湖」より「情景」〜「弦楽セレナーデ」より第1楽章〜 弦楽四重奏曲第1番第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」〜
交響曲第6番「悲愴」より第1楽章 

A.ピアソラ/港大尋編   悪魔のロマンス・悪魔のタンゴ  
A.ピアソラ/野田雅巳編  オブリビオン・ 天使の死 

V.モンティ    チャールダシュ 

通崎睦美 マリンバ 
港大尋  ピアノ・パーカッション

echizenmarimba.jpg

練習。

|
人数の多いアンサンブルは、なかなかスケジュールが合わないので、
みんなのスケジュールが合うときに目途がつくところまでやっておく。
最初の曲を15時にはじめて、終わったのが22時。
まぁ、想定内か。
とはいえ、疲れました。 
「途中のおにぎりタイム」の図。
hikaru_awase_.jpg

林光バースデイコンサート 完売御礼!

|
林光バースデイコンサートチケット 
完売御礼! 

風呂敷もいい感じにサンプルがあがってきました。 
こちらの方も、着々と準備中です。 hikarufuroshikisample.jpg

三井のリハウス〜

|
matsubara_yotsumoto.jpg

「すれ違う男と女」 

いえいえ、ヒラサ・オフィスhttp://www.hirasaoffice06.com/
の松原さんと四元さんです。 
9日は東京。 
三鷹市芸術文化センターにてコンサートがありました。
mitaka.jpg
三井ホーム・オーナーズコンサートなるもので「お客さまは全て三井ホームのお家に住んでおられる方」というもの。 
シャブリエ「スペイン」に始まりルクレールからモーツァルト、クルト・ヴァイル、港大尋、そして野田雅巳の「天水スイープ」まで。
関西人の悲しい性?! 
お客さまには喜んでいただかないと!!! 
というわけで、テレビコマーシャル「みついのリハウス〜」(シドシソ・ミソラシ〜)のメロディーを使ったちょっとしたアドリヴなど交えて、演奏をしました。 

終演後は、新潮社の八尾さん、カメラマン田村さんと三鷹駅前で結構遅くまで。 
たまたま「本」の話しになったのだけれど、ヘンなことを言ってないか、ちょっと心配。 
以前、素敵なブックカバーを見つけたので、知人(=三絃奏者、故高田和子さん)のお見舞いにおくったのですが、カバーの中味をなににしようかと迷い、北尾トロ「裁判長ここは懲役4年でどうすか」にしたところ、「通崎さん、こんな本も読むの。イメージと違うわね」と、がっかりされたことがあるので。(笑) 

翌日は、朝から港さんと練馬でリハーサル。
neoria.jpg

その後、練馬のスタジオから歩いて15分のところにお住まいの音楽評論家の池田逸子さんと幸せな昼食。
pasta_ikeda.jpg
池田さんといると、いつも美味しい物にありつけます! 

その後は... 
また明日続きを書くつもり。

国際デザイン史デザイン学会議

|
今秋10月24日から28日まで大阪で開催される
国際デザイン史デザイン学会議。

その中で、26日、私の銘仙コレクション、そして現在の取り組みとして現代美術作家(=今回は谷本さん)の作品、それにまつわる新作着物等を展示し、演奏を聴いていただくことになりました。 
京阪電鉄がこの秋にオープンする新駅(駅出入り口は安藤忠雄設計)
「なにわ橋駅」のアート・スペースが会場。
京阪電鉄新駅オープニング企画の一つにも入っているそうで、学会メンバーだけではなく、一般の方にも公開されます。 

今回、打ち合わせに来てくださったのは吉村典子さん。 
この方もご専門の領域が広く一言で説明できないのですが...
例えばこの本も吉村さんのお仕事です。

打ち合わせする吉村さんと谷本さん。
うまくいきそうです! 
朝からおつかれさまでした。
yoshimura06.jpgtanimoto06.jpg


展示は、13時から見ていただけます。 

18時から以下のパネリスト(ファッションやデザインの研究者)の
トークとディスカッション  

ドロレス・ドピコ(スペイン・ビゴ・大学教授) 
エリザベス・ダムール(フランス) 
ネーレ・ベルンハイム(アントワープ美術アカデミー研究員) 
高橋晴子(大阪樟蔭女子大学教授) 
吉村典子(宮城学院女子大学准教授) 

そして、20時から1時間ほど私の演奏と
トーク&ディスカッションとなります。 
谷本さんにも出ていただく予定です! 

先着160名(うち120席は国際ワークショップ参加者)
問い合わせ先などわかればまたアップします。

港さんと。

|
明日は、10月5日、福井県で開催される「えちぜんマリンバコンサート」の打ち合わせのため、港大尋さんがうちに来てくださいます。 
私の使っているマリンバを製造している「こおろぎ社」は福井県鯖江市に本社・工場があります。そんなこともあって、このあたりはマリンバがさかん。この日も、マリンバフェスティヴァルのような形で、子ども達を含む一般グループのアンサンブルから地元のプロ奏者の演奏と、盛りだくさん。私たちはゲストで1時間半ほど演奏します。 
詳細が決まれば、またお知らせします。 

ところで、東京在住の港さんですが、
8月30日には京都でライブがあります。 
今回は、ギターの弾き語りだそうです。
minato_als.jpg
場所は、スペースALS-D! 
ALS-Dといえば、谷本さんが京都工芸繊維大学の阪田さん(建築学)らとのプロジェクトで改修工事に関わられたところです。建具は全て、池上クンの制作なのです。 

ライブ情報はこちら。
ALS-Dは特別な場所なので、ご興味がおありの方はHPに掲載されたこのスペースに関する記事などあわせてご覧ください。 
建物見学も兼ねて、ライブに是非!

ササヤ書店

|
金曜日、大阪で用事があったので早めに家を出て、久しぶりにササヤ書店に行きました。
ササヤは「書店」ですが、梅田の第2ビルにある老舗、楽譜の専門店。
最近はついついネットで買物することが多いので、楽譜屋さんに行ってたくさんの楽譜が並んでいるのを見るとコウフン。 

ササヤと言えば中学生の頃、一曲9300円の楽譜が欲しくて、お小遣いを貯めてササヤに出かけましたっけ。
値札は貼ったままです。(笑)
sasaya_gakufu_.jpg
購入金額に合わせてもらえる、今もかわらぬちょっとレトロな「ササヤスタンプ」もうれしいです。
sasaya_s.jpg

今日は、10月3日のジョイント朗読会の打ち合わせのために、
田口ランディさんが我が家に来てくださいました。 
当日朗読されるのは「転生」という短編です。
 
tenshow.jpg
音楽はインプロヴィゼーションではなく、朗読に合わせて何を弾くかほぼ決め込んでいます。その決めたことがランディさんの感覚にも合うか、ということを試してみるのが大きな目的でした。 
間奏曲的に現代曲の小品をはさんでみたりというアイディアをおもしろがってくださり、ほっ。 
最終的にどんな曲をどんな風に演奏するか、もう少し時間をかけて練り上げていくつもりです。 

ところで、ちらっと告知したら定員70名のところ、55名の申し込みがありました。今、案内ハガキを印刷中なんですけれど... 
そんなわけで、法然院の庫裏(くり)を予定していたのですが、本堂をお借りして定員を増やすことも検討中です。 

ランディさんのHPに詳細が掲載されていますので、ご興味おありの方はご覧ください。

軽井沢にて。

|
軽井沢八月祭ではコンサートを写真家の十文字美信さんが撮影し、セレクトしたものを楽屋ですぐにプリントしてロビーに展示する、という写真展がおこなわれていました。
なんとも贅沢。 
以前「美信さんに銀座で着物姿を撮影していただくという」松岡正剛さんの企画があったのですが、ちょうどそのタイミングで松岡さんがご病気になられ...ということで、美信さんにはお目にかかれずじまいだったのでした。 なので、思わぬ所で、お目もじすることができ、うれしかったです。 

たまには、ミーハーに。
美信さんと記念撮影!
bishin.jpg
写真をお見せできないの残念ですが、とても力強く迫力のあるものでした。美信さんの他、タナカさんとメラさん、という若い写真家の方も撮影されていて、それぞれの視線の違いも興味深かったです。 

コンサートの夜は「知人のおともだち」(よく読むとスゴク遠い関係...)の素敵な別荘に泊めていただき、軽井沢を堪能しました。
なんだか別世界でした。
写真は、とってもお利口なラウラ。朝は一緒にお散歩しました。
raura.jpg
「あぁ、こんな生活をしてみたい」と心底思いましたが、普段「下町の生活」に馴染んでいる庶民なワタシは、いざとなると、挫折してしまうかもしれません... 

半日は、得意な分野!乗り放題のレンタサイクルで一人ぶらぶらしました。 地図にないところの方が、人が少ないかなあとこんな標識にもめげず、走りました。
karuizawa_a.jpg
1時間ほどは人とすれ違わなかったです...少々不安になりつつ...よく走りました。 

そうそう、コンサートには京都からもお客さんが。 前日には、そのお嬢さん、お友達も交えてお食事をご一緒しました。 メテユンデのゆかた(右)を着て来てくださった、東京で洋服デザインのお仕事をされている千鶴さん。ありがとうございました!
chizuru_mete.jpg

オリンピックのおかげで

|
ちょっとオリンピックも気になる。
かといって、じっとテレビの前に座っているのも落ち着かないので、 
このところ見て見ぬふりをして過ごしていたマレットを巻き替え。
mallet_dame.jpg

もう、限界を超えていました... 

糸をとって、ハダカにします。 
今までの糸よ、ごくろうさま。
mallet_zangai.jpg

今回は、毛糸ではなくやわらかい風合いの綿の糸を見つけたのでそれを使うことに。 
クリアながら丸みのある音色になる予定。

オリンピックのいい場面でも数を間違えないように、きちんと巻数を数えながら巻きます。
mallet_a.jpg

一本につき175回巻きました。 
なぜ「175」? 
時々、音を試しながら数えて175のところでちょうどいい感触になったからです。4本を1セットにしているので、それぞれ「175」数えながら、一気に4本分を巻きます。
mallet_b.jpg

右手は糸をひっぱり、左手はマレットを回しながら支えるので、
結構手が疲れます。 
あとは上下を綴じて、出来上がり。
mallet_kansei_.jpg

ところで、オリンピックの何を見ていたかって。 
フェンシングの決勝です。 
太田選手、銀メダル、おめでとうございます!

軽井沢へむけて

|
軽井沢でのコンサートに向けて、最後の合わせの練習をしました。 
プログラムの詳細はこちら。 

ハーモニカの和谷さん、今日は暑い中「徒歩」で来てくださいました。
watani080811.jpg

和谷さんのご実家は、本願寺さんの近くのろうそくやさん。
たしか、当代で10代目だったかな。
お寺に納められるような大きな和ろうそくなど作っておられます。 
「ろうそくとハーモニカ」なんとも不思議な取り合わせですね。
うちは「風呂敷とマリンバ」なので人のことは言えませんが...

林光バースデイコンサート

|
9月23日林光バースデイコンサートのチラシが出来ました。
hikaru77.jpg
デザインは、もちろん、谷本さんです! 
私のスキャニングの具合で少し暗めですが、実物はもう少し明るく軽やかな感じです。
真ん中に立っているのは、林光さんでは?! 
そうです。谷本さんによる光さん、です。
hikaru.jpg

なんだか「ひかるちゃん!」と呼びかけたくなりますね。 
切り抜いて持っていると、いいことがありそうな(笑) 

平林知子さんと。

|
ピアニストの平林さんが写真を送ってくれました。
この夏は、メテユンデのゆかたを楽しんでくれました!
ネットで着方を覚えて一人で着たとか。やりますね。
写真もさすがご主人(=カメラマン)の撮影、決まってます。
これから夏の演奏会のプロフィール写真は、コレでいかがでしょうか。
hirabayahi.jpg

平林さんとは、堀川高校音楽科、京都芸大を通じての同級生なので、もう25年のおつきあいになります。 
そう、ちょうど今話題の「桑田・清原」と同じです! 

年内、平林さんとのコンサートは、
以前チラシを紹介した10月16日焼津。 
そして11月19日徳島郷土文化会館(徳島)
20日たかまつテルサ(香川)の予定です。 
お近くの方は、是非お越しください。

メテユンデ大集合

|
ブライトン、聴きに来てくださったみなさまありがとうございました。
メテユンデ大集合の巻。
mete_brighton.jpg
みずきちゃんも、ありがとうね。
mizuki_brighton.jpg

コンサートのチラシ 焼津

|
10月16日、焼津市文化センターでのリサイタルのチケット、
明日発売です。 
通常、コンサートのチラシは主催者サイドで準備されるのですが、
今回は是非チラシのデザインもお願いしたいとのご要望。 

そんなわけで、谷本さんに作っていただきました!
yaidu_f.jpg

ご担当の方からは「本当に素敵なチラシで、職員一同感激いたしました」とご連絡いただいています。 
さすが谷本さんです!

この日は通常のコンサートとはひと味違い、京都のお話しをしたり、実際に着物をお見せしたり、という流れで進行することになっています。 
ピアノは平林知子さんです。 
お近くの方は、是非お越しください!

リレー音楽祭のプログラム

|
京都ブライトンホテルでは毎夏音楽祭が開催されています。
http://www.brightonhotels.co.jp/kyoto/hotelevent/ongakusai/index.html
演奏家が入れ替わり、7月中毎日開催されるというもの。
私は7月25日マリンバトリオで演奏します。
メインはトリオ(3人)ですが、中には、ソロもデュオも。

プログラムは以下の通り。 

1 タンブーラン J.M.ルクレール 通崎編 
2 夏きらきら,あめ,あおぞら  野田雅巳 
3 「ピクニック」より Ⅳ   S.バーバー 通崎編(デュオ) 
4 「届くことのない12通の手紙」よりBut 港大尋(ソロ) 
5 天水スイープ 野田雅巳 

2曲目の野田作品は、日本のうたがメドレーになっています。メドレーの最後には、CD「1935」に収録されている「しゃぼん玉」がマリンバトリオ版で顔を出します。 

3曲目は、つい最近、楽譜やさんで立ち読みしていて「コレ、いけるかも!」と思ったサミュエル・バーバーのピアノ曲「ピクニック」。バーバーというと映画などでもよく用いられる「弦楽のためのアダージョ」が有名ですが、こんなにかわいい曲も書いています。 

5の「天水スイープ」は昨年徳島で初演した、阿波踊りがテーマの作品。 

何せこの日は、無料ですからね。 毎年かなりたくさんのお客さんが来られます。カフェやレストランを予約してゆっくり聴いていただくのもいいですが、立ち見の場合は、1階の奥より、上階のバルコニーの方が音が良いので、エレベーターで上に上がられることをオススメします。

川畠成道さんのコンサートに出演

|
話題がとびとび、でスミマセン。 

少し先の話ですが、
11月8日、ヴァイオリニスト川畠成道さんのコンサート
「デビュー10周年コンサートツアー 〜新たなる始まりのきざし」に
ゲスト出演します。 
昼の部と夜の部がありますが、ワタシが出るのは夜の部です。 
川畠さんのHPhttp://www.kawabatanarimichi.jp/のプロフィールを拝見すると、「今最もチケットがとりにくいクラシックアーティストといわれ〜」と書いてありましたので、早々に、これはココにアップしなきゃ!と。 
昼・夜公演ですもんね。人気のほどがわかります。

7月5日より、前売発売です!
今回は京都コンサートホールですが、
来春には東京での公演もあります! 

まだお電話でお話ししただけなのですが、
とてもおだやかで素敵な方に思えました。 
寺嶋さんのピアノも素晴らしく、うっとり。 
ご一緒させていただくのが、とても楽しみです。 
是非、ご来聴ください。 

演奏するのは、以下の曲目の予定 

川畠さんとのデュオで、 
プロコフィエフ 「3つのオレンジへの恋」より 行進曲 
グノー アヴェ・マリア 
寺嶋陸也さんのピアノも交えてのトリオで、 
ピアソラ   鮫 
ピアソラ   オブリヴィオン 
ディニーク  ひばり  
いずれも編曲は寺嶋陸也さん。

木琴作りワークショップ

|
私の木琴を紹介します。
xylo_a.jpg
かわいい「すいか」の模様です。 
下には、紙コップの共鳴管がついています!
xylo_b.jpg
結構いい音がします。 
以前、子ども達との夏休みワークショップで制作した物。 
鍵盤には、ラミンという材を使っています。それで、「ラミンの夏休み」という曲を作って、みんなで合奏しました。曲の中に「ラとミ」が出てこない、というシャレの曲です。 

今日は、次回来たるべきワークショップ!に向けて打ち合わせ。 大阪成蹊大の岩野さんのところにお邪魔して、これまでのいろいろを検証したりしました。
iwano_seikei.jpg
これは、ちゃんと、のこぎりで木を切って、各自、鍵盤を調律しオリジナルの木琴を作るワークショップなのです。 いつも、工作の部分を岩野さん他学生さん達に手伝っていただいています。 こんな感じ。調律した音板に穴をあけているところ。
iwano086.jpg
とっても耳のいい黄瀬さんも欠かすことのできないメンバー!(にしてしまっています!)かなり贅沢なワークショップです。
kise_seikei.jpg

本日のできごと

|
今日は、ハーモニカの和谷さんと2回目の合わせ。 
ほぼプログラムが決まりました。 
お疲れ様でした! 
と、2階に降りていくと。 

誰?! michi_a.jpg

お勉強姿が妙に馴染んでるんですけど... michi_b.jpg あらま。
イノウエミチヨシさんでした。 michi_c.jpg

本日のコンサート

|
この間こんなことをしていた裕子ちゃん。 
今日は、地元、ということで、お手伝いに来てくれました。 
自分でも演奏活動しているので、さすが、かゆいところに手が届く!
もったいないアシスタントです。 
まずは、楽器の組み立て。
そして、ピアニストの譜めくり。
matsuzono_yuko_.jpg

打ち合わせ中のお二人は、なんだか楽しそう。 

本番は、このコンサートシリーズの企画者でもある、池田に在住で、この会場は「庭」といった様子の川村輝夫さんの進行で進みました。楽屋の川村さん。 
kawamura_.jpg


聴きに来てくださったみなさん、そして段取りよく、かつ臨機応変に気持ちの良い対応をしてくださったいけだ市民文化振興財団の山本さん他スタッフのみなさん、ありがとうございました。関係者のみなさんお疲れ様でした。 

コンサート終了後は、多くの方に「ブログみてます!」と声をかけていただきました。 
そんな声を励みに、本日も、無事更新。

こどもの日のコンサート

|
今日は、5月5日のコンサートの練習で松園洋二さん(作曲家・ピアニスト)がうちに来てくださいました。 
どんな方が来てくださっても、迎えるのは30年以上使い込んだアップライトピアノです。 ピアニストのみなさん、スミマセン。 
5日は、かなり盛りだくさんのプログラム。 
ピアソラ作品などもやりますが、今回ちょっと「宣伝」したいのは、これらのあまり知られていない小品です。 
こどもの日にちなんで、子どものために書かれた作品を探していて出会ったもの。 
それぞれに個性的でステキです。 

A.グレチャニノフ  「アーリー・モーニング・スイート」
子どものための10の小品 から 
朝の散歩・ジョーク・ワルツ・冬の夜・たのしい仲間 

G.ピエルネ/松園洋二編 「我が子らのためのアルバム」から 
鉛の兵隊の行進・小さなガヴォット・昔のうた・ファランドール

 [ピアノソロ] 
S.M.リャプノフ  「6つのやさしい小品」から 
ポーム球技場・ブランコにのって・子供達のおしゃべり 

zonodin_.jpg

ところで、松園クンに「こども、こども」と言ってたら、偶然にも彼は、今春から平安女学院大学短期大学部の准教授に!平安女学院も目のつけるところが違います!
「保育科」です。音楽を通して子どもに接する人達、を育てる立場ですね。 かなり贅沢な授業が展開されそうです。平女のみなさんお楽しみに、って私がいうことでもないですね。 

これから、松園作品にも「こどものための曲」が、たくさん生まれるのではないかな、と楽しみです。
今年は、京都ブライトンホテル開業20周年ということで、いくつかの記念イベントが予定されています。 
先日は、ピアニスト熊本マリさんとその衣装を担当されているコシノヒロコさんの「ピアノトーク」。
9月9日には、清水寺でソプラノの中丸三千繪さんと作曲家千住明さんの「清水寺奉納コンサート」。
そして、10月23日は「井上道義と素敵な仲間ディナーコンサート」です。 
井上道義さんは指揮者なわけで、仲間がワタシひとりじゃ、コンサートになりません。井上さんは「箏なんか、いいんじゃない?」と言い残して去っていきました... 
プログラムを検討した結果、 
この日のメインは、マリンバとお箏の四重奏にパーカッション、そして井上さんはピアノを弾きながらの指揮、で、なんとラヴェルの「ボレロ」をやります。
こういうのは、もう、アレンジ、野田雅巳さん、です!
どんなアレンジが届いても大丈夫なように、箏は、スーパー・プレーヤー西陽子さん
http://www.nishi-yoko.com/にお願いしています。 
その他にも「決して他では聴けない」楽しい曲が並びます。 

あっ、チラシは「是非谷本さんにお願いしたい」とブライトンの担当の方がおっしゃってました。 谷本さんの都合もきかず「たぶん大丈夫です」と答えてしまいました。
すみません、谷本さん。 

2008年10月23日(木)18時半より 
京都ブライトンホテル 
慶祥雲の間 18000円(コンサート・夕食・飲み物・税サ込み) 
本日より受付開始 20周年イベント係 
075−441−4411

和歌山

|
昨日の和歌山は、とってもお天気がよく、海がきれいでした。
wakayama_umi.jpg
くらげも、きれい。
wakayama_kurage.jpg
こんな穏やかな町では、消防車が出動することもないんだろうな〜 
と思いながら消防署の前を通ったら、突然出動しました。
たき火中に「ひやっ」としてよんだけど、なんともなかった、そうです。
ほんと、よかった。 
やっぱり穏やかな町です。

wakayama_kaji.jpg
山も、すばらしい!
一言、感動。

 wakayama_sugi_yoko.jpg
ところで、今回の和歌山行きは、
ピアニストの平林さん伴奏でのコンサートでした。 
会場の裏手で見つけた、昭和風情のアパートもオマケに。

wakayama_apart.jpg 最近、やっと少し、ブログとデジカメに慣れてきたので、嬉しくなって、いろいろ撮っちゃいました。 
コンサート翌日の和歌山観光、報告終わり。

ハーモニカの和谷さん

|
今日は、ハーモニカ奏者の和谷さんと8月のコンサートのプログラムの打ち合わせ。

東京経由、軽井沢での仕事なのに、
共演者はなぜかご近所!出身の和谷さん。 
子どもの頃から、めちゃくちゃハーモニカの上手いお兄ちゃんでした。 
watani_b.jpg

普段は東京在住ですが、定期的にお弟子さんのレッスンのため京都に来られているので、今日は、その流れで、うちに来てくださいました。 
いつも楽器の運搬に苦労しているので、ハーモニカひとつで世界を飛び回れる、というのは本当にうらやましいです。まぁ、ハーモニカ奏者にも別の面での苦労はいろいろあるのですが...
watani_a.jpg
今日いろいろ試してみて、いい感触をえました。 
また来月、続きをやります。 
普通なら、こんなに贅沢にリハーサルの回数を重ねられることはないので ほんとにご近所万歳!です。 
いかがでしょうか。8月の軽井沢。 
軽井沢八月祭

林光さんとのデュオ

|
16日、ザ・フェニックスホールでの林光さんとのデュオも無事終了。 
前日は、うちで練習した後、音楽評論家の池田逸子さんも合流され、一緒にゴハンをたべました。 
「は〜い、光さ〜ん。こっちむいて〜!」とか、言えませんので、
こんな写真がかろうじて一枚。 
そういう意味では、ライブ感がでている、といえるでしょうか。 
盛り上がってなさそうですが、実際は楽しく過ごしました。はい。
hayashi_ikeda.jpg
次回、林光さんとのデュオは、11月25日東京都葛飾区亀有のリリオホールです!

踏み台

|
ミカちゃんの踏み台。 
http://www.tsuuzakimutsumi.com/blog_old/2008/01/post-84.html
新しいのをオーダーしておいたところ、黄瀬さんより設計図が届きました。
これから身長が伸びても対応できるよう、足も3段階で付け替えられるような仕様でお願いしました。 
プランは、3パターン。 
ネジの種類や付け方などが微妙に違います。 
「プラン1」にしようかな、と黄瀬さんに連絡したところ
「天板にでてくるネジの頭が足に触ると、こどもがネジの位置で音を覚えてしまう恐れはないですか?」。
うん、そう言われればそうかも、と。 
製作には一番手間のかかる「プラン2」でお願いすることになりました。 

今のところ、素材も、赤松の集成材、ベニヤに杉のフローリング材を貼るなど、いろんなプランがあります。
なにより丈夫さ、そして見た目、コストも気にしつつ、というところです。 
仕上げの塗装は、天然素材の塗料を用意してもらっています。

どんな台ができてくるか、楽しみです。 
黄瀬さんよろしくお願いいたします。 
ミカちゃんも、日々の練習、よろしくお願いします。

マリンバと京菓子

|
昨日は、石川県小松市でマリンバと京菓子を楽しむ、というコンサートでした。 
1部はマリンバ・トリオのコンサート、2部は着物に着替えて、京菓子司「末富」のご主人との対談という内容。  1部の衣装と2部の着物、実はおそろい。左の着物がオリジナル。右側のパンツはその色違い、絹の着物地、谷本さんデザインの「シクラメン」を使って誂えたものなのです。 
sikuramen.jpg

音楽と着物、両方の仕事は何がたいへんって、まずは忘れ物をしないこと!です。 
足袋とか草履とか...ついうっかり入れ忘れそう。 

忘れ物もなく、無事一日が終わりました。 

ほっ。

suetomi_hanakanzashi.jpg
お客さまに出されたお菓子、私もいただきました!

コンサートお知らせ

|
ikeda.jpg
昨日のコンサートには、このブログを見て、という方も来てくださっていたようです。 
ありがとうございました。 
舞台から舞台袖にかえる時、ふと2階を見上げるとかわいらしい女の子を見つけたので、このサイトに「3才のこどもを連れて行ってもいいですか」というお問い合わせがあった方かな、と思わず挨拶してしまいそうになりました。  

さて、次のコンサートのお知らせです。 
この日のピアニストは、松園洋二さん。
平林さんの力強いピアノ(?!)とはまたひと味違う響き、作曲家の弾くピアノ、です。 
5月5日池田市民文化会館 13時半 
お問い合わせは、池田市民文化会館072-761-8811まで。



林光全集

|
今年の7月、小学館から林光さんの作品集成が出ます。
hayashi.jpg
CD20枚と書籍1巻(400頁)だそうです。普通なら何年もかかって全何巻、と発売される分量を、全1巻に! 

ただいま編集作業真っ只中ということで、林光さんも大忙しの様子です。この全集の中には、昨夏初演させていただいた「木琴協奏曲〜夏の雲走る」も収録されます! 

9日も、前日に続いて林光さんの伴奏で演奏しました。この日はこどもたちのためのコンサート。その様子を取材するために、小学館の担当の方、そしてデザイナーの勝井三雄さんなどが、来られていました。写真は開演前、打ち合わせの様子。左から編集長の大原さん、林光さん、カメラマンさん。
ohara_hayashi.jpg

ちなみに、この日も「所長の弟子のミツナガです。」でお馴染みのアヤコちゃんがよく働いてくれました。 終演後、空のマリンバケースを運ぶ、アヤコちゃん。
ayako.jpg

「通崎睦美のCD「1935」は、「アマリリス」「金婚式」、そしてモンティの「チャルダシュ」と、大正から昭和のはじめの音楽好きにはこたえられない、「懐かしの名曲」がつまっている。重要なのは、それらの曲が人びとがクラシックの世界に入り込んでいくための通路になっていたことで、それなしでは、こんにちの、世界に伍しての私たちの成人した音楽生活は考えられない、いわば幼年期の遺産なのだ。  
通崎さんのレパートリーに導かれて、私たちの、また世界の音楽生活の幼年期を探ってみたい。 林光」

 というわけで
「林光 つめ草音楽の学校 / 幼年期の遺産〜通崎睦美さんと共に」
作曲家林光さんの講演の中で、演奏させていただきます。
もちろん、伴奏は林光さんです。
3月8日(土)19時 関西セミナーハウス 
主催:京都音楽教育の会 
お問い合わせ 電話:FAX 0771−23−9907(山本誠さん)
参加費3000円です。

ここで、先日見た、映画(DVD)を一つ紹介。 
その名も「秋津温泉」(1962)
akitsu_onsen.jpg
吉田喜重監督・脚本 
岡田茉莉子映画出演100本記念作品 
いやあ、もう岡田茉莉子さんが美しくって、ずっと見とれていました。 
ストーリーなんて、気にしません...はい。
実は、この映画の音楽も林光さんなんです。

バス

|
こんにちは。所長の弟子のミツナガです。 
まずは、先生の笑顔をご覧ください。
bus_naka.jpg
よく見ると、足元がヘンですね。 そうです、これは幼稚園バスの中です。 今日は幼稚園でのコンサート。 コンサート終了後園長先生(写真右)の計らいで、幼稚園バスで駅まで送っていただきました。
bus_soto.jpg
先生は「公立の幼稚園だったし、毎日歩いて通ってた」と、生まれて初めて「憧れの幼稚園バス」に乗れて、とっても嬉しそうでした!

一応、ハラマキも撮っておきました。幼稚園だから、やっぱりピンク!ですね。
haramaki_pink.jpg

コンサートには、先生の京都芸大の先輩でお嬢さんがこの幼稚園に通っておられたというフルート奏者の大久保香さんも出演され楽しく行われました。朝9時からのリハーサルは大変そうでしたけど...
youchien.jpg
ピアノは武知朋子さんでした。
実は私も2曲一緒に演奏させていただきました。(さすがに写真は撮れません...) 
報告終わります。(mitsunaga)

どうしよっか。

|
気に入っている音色のマレットがここまで無惨にむけちゃいました。
このところ、このマレット、大活躍していたからね。ご苦労さま、というところです。 
芯の上に糸を巻いているので、糸をほどいて巻き直せばいいだけの話しなのですが、むけていくあたりがちょうどいい音色だったりするのです。それに、巻き直すと、妙に堅い音色になって、しばらく馴染むまで本番では使えないことが多いのです。 だから、もう少し使えるか、なんて思っている間に、日が経つのです。
アボガドの食べ頃を迷うような感じ、かな。 
でも、近々、巻き直さないといけないんだからね、えいっ、と糸をとっちゃおうかな。 
いや、まだ、結構いい音するんだよね。 
今日は、優柔不断な私です。
mallets.jpg

コンサート情報

|
現代日本を代表する作曲家のひとり、林光さんとのデュオリサイタル情報をお知らせします。  
hayashi_duo.jpg
この日は、光さんの新アレンジ、マリンバとピアノのためバッハ作品で幕開け。光さんの唯一のピアノの生徒だった武満徹の娘、真樹さんのためにかかれたピアノ作品をマリンバとピアノで...と一部はピアノのソロもとりまぜ進みます。 
2部では、親しみのある素敵な小品を並べて演奏します。
少し色の違う曲も、ということでマリンバ・ソロでは、高橋悠治作品を弾きます。 
一昔前までは、弾きたい曲があると「この間、○○さんの演奏会で聴いた作品を私も是非演奏してみたいので、楽譜を送っていただけないでしょうか」というお願いの手紙を直接作曲家に送ったものですが、今は、高橋悠治さんなどHPから無料で楽譜をダウンロードできる時代です。
便利なような、さみしいような。 
今も残している、この「橋をわたって」を送ってくださった封筒を見ると、なんだか感慨深いです。 
初めて林光さんにそんな手紙を書いたのは、もう15年ほど前になるでしょうか。

以前、林さんとのデュオの演奏を初めて聴いてくださった方がこうおっしゃいました。 
「林さんのピアノって、子どもがはじめてピアノを弾けるようになって嬉しい〜!って喜びながら弾いているような演奏ですね」と。 
音楽の喜びがあふれた初々しい演奏、とでも訳しましょうか。う〜ん、うまく説明できませんが、なかなか出会えないホンモノの音楽に違いありません。 
是非、ご来聴ください。

コンサート報告

|
こんにちは。所長の弟子のミツナガです。
9日、高槻現代劇場でのコンサート、11年振りの大雪の中開催されました。 周辺地域でバスの運行がストップし、来られなかった方もあったようで、大変残念でしたが、それでも!たくさんの方がご来聴になりました。 

先生が所属されているヒラサ・オフィスhttp://www.hirasaoffice06.com/の平佐さんです。 ピアニストの平林さんと「紳士って感じの方ですね〜」と話していると、先生に「ってかんじ、じゃなくて、紳士!」と言われました。
hirasa.jpg

高槻現代劇場のスタッフの方もとても気持ちのいい方ばかりで、私も快適にお手伝いさせていただきました! ホールで準備してくださったお弁当も、こころなしか上等だったような(笑) 
ちなみに、先生は、いつもポットにいれたご自分の「いり番茶」を持参されています。「天使突抜一丁目」でも紹介されている京番茶です。 http://www.ippodo-tea.co.jp/zukan/zukan_37.html

コンサートは大成功だったと思います。 最後に、先生の本日のハラマキ、よく見るとおへそのところがマレット柄、を紹介しておきます。(mitsunaga)
haramakimallet.jpg

幼稚園のコンサート

|
来月は幼稚園でコンサートがあります。
小学校での公演はここのところ毎年、年間数回あるのですが、幼稚園は5年振りくらい? 
最近の幼稚園のこども達って、どんな曲を喜ぶのかしら、と幼稚園の方に尋ねてみたところ、FAXをいただきました。 
合奏している曲「ラデツキー行進曲」
聴いている曲「アルゼンチンよ泣かないで(ニニ・ロッソ)」等々。 
なんだか、すごい幼稚園。 
でもリストを見ると、謎の曲もありまして。
「森のファミリーレストラン」
「公園にいきましょう」
これってどんな曲?! 
今度の休みに調べてみることにしましょう。 
全体的には、知ってる曲、知らない曲、いろいろあった方がいいですから、子ども達にも、ピアソラだの、港大尋だの、聴いてもらうことになるんですが。 

ちなみに以前、小学校公演のために「NHKみんなのうた」をチェックして知った、宇多田ヒカルの「ぼくはくま」。とても気に入ったので、「こどものうた」にしてしまうのはもったいないと、マリンバトリオにアレンジしてよく演奏しています。 http://www.emimusic.jp/hikki/kuma/cd/index_j.htm

練習終わり。

|
港さんと中川さんと、練習終わり。
renshuowari.jpg
今日は、港さん日帰りだしね、練習終わって食事に行く時間もないしね、じゃあ、何か作って家で食べましょう!ということで、京都らしいお野菜を。サッカーボールほどある大きくて丸い「淀大根」と薄揚げを炊きました。あと、もう立春だし「菜の花のからしあえ」その他、いろいろ。
okazu.jpg
港さん、おいしいってたくさん食べてくれました。
ominato.jpg
仕上げは、火鉢で焼く「豆餅」。
mochi.jpg
いい演奏会になりそうです。ん?!

明日から

|
明日から、うたの中川保子さんのコンサート「絵本を歌うvol.3」のリハーサルがスタートです。 
http://phoenixhall.jp/evolution/2008/4/中川保子の絵本をつくろう+~コンサートから絵本が生まれる~%0D%0A絵本を歌うvol.3 (共催)
絵本に音楽が付く、というこのコンサート。実際ステージではスクリーンに絵本が映し出され、それを見ながら音楽を聴いていただくことになります。 

昨年は、野田雅巳さん作曲「きらい」(二宮由紀子・文/永島正人・絵)という作品等を演奏しました。今年は、その再演に加え、港大尋さんの新作があります。 今回、港さんは曲のみならず、お話も作っておられます。 明日、その曲が届きます。というか、港さんが曲を携えて東京から京都にやってきます。 

先に届いている絵本のテキストの一部 

「はじまりはどこにある」 

月に憑かれて 月に疲れて 
月を落として ツキが尽きた 
月の顔つき 月の腰つき 
月はキツネに キツネはキツツキに 
キツツキはツキノワグマに ぐるぐる憑いた(....と続く。) 

これに、どんな曲がつくのか、楽しみ。 
港さんのことを一言で説明するのはむずかしいのですが... 説明するのに、奇才、機才、鬼才、どれを使おうかと迷うような、才人です。音楽はとびきり楽しいです。 このコンサートでは、「絵本を歌う中川さん」をマリンバで伴奏するのみならず、港さんとのデュオでも演奏することになっています。
ehon.jpg

ご報告

|
本日より「(株)ヒラサ・オフィス」の所属アーティストとして演奏活動させていただくことになりました。
http://www.hirasaoffice06.com/ 
ヒラサ・オフィス代表の平佐さんが、若い頃「梶本音楽事務所」で、私の木琴の前の持ち主、往年の木琴奏者平岡養一さんのマネージャーをされていたというご縁もあり、このような話しにつながりました。 

このHPを見て下さる方にとって、マリンバはとても身近な楽器だと思いますが、いわゆる「クラシック業界」は、オーケストラがあって、指揮者がいて、ピアニスト、ヴァイオリニスト...という世界。 なんだか、わたしは、ヒラサ・オフィスの「異色物件」といった様相ですが...だってカテゴリーは「others」(笑)...
みなさんにいい音楽を聴いていただけるよう、より一層がんばりたいと思います。 

ところで、一昨日は、渋谷神泉の「文琳」という中華料理のお店で、平佐さんが歓迎会をしてくださいました。平佐さん、平佐さんの片腕松原さん、事務仕事を一手に引き受けておられる美声の四元さん、そして平佐さんの奥様、というメンバー。 「あっさり中華」と一言で片付けるにはもったいない、複雑且つシンプルな奥深いお味で、とてもおいしかったです。 その「文琳」河田シェフのレシピ本を見つけました。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054014100/qid=1097814785/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2794498-1773835同じ味が作れるわけないのに、購入してしまう私。 どこまでも「体当たり」です。 

これは、平佐さんの奥様が選んで贈ってくださった型絵染め、塩野圭子さんの作品。うちの壁の色とよく似合います。12年後の「子年」には、どんな気分で飾るのかな、と思いつつ。

katazome.jpg

またかわいい楽譜

|
今日は、松園さんがいろいろ楽譜を持ってうちに来てくれました。
メールでやりとりしているうちに、なんとなくそういうことになって。

新しいレパートリーの開拓。 
実際、音を出しながら考える作業は、楽しいです。 
この曲は、マリンバにあうね、とかその反対とか。 

5月5日のコンサートでは、ピエルネの他にもう一つ子どものための作品、グレチャノフという作曲家の「Early Morning Suite」を演奏することにしました。 

この楽譜にも、かなり惹かれたのですが、装幀には惑わされず...今回は見送り。

プログラムも決まったところで、展覧会の搬出に行ってきます。

gretchaninoff.jpg

フランスの楽譜

|



5月5日、池田市民文化会館 にてコンサートがあります。 
明日が、チラシ原稿の締め切り。「曲目をいくつか提出してください」と言われていたのでした。 
せっかく「子どもの日」なので、何か「子どもにまつわるもの」をと思い、その日のピアニスト松園洋二さんと相談。松園さんの本業は作曲家。CD「1935」の中でもいくつかの編曲を担当してくださっています。松園さんは隠れた名曲マニアとでもいうのでしょうか。頼りになります。 
一番に決めたのは、フランスの作曲家ピエルネの「我が子らのためのアルバム」。
この楽譜、装幀も素敵で、心惹かれます。


高槻現代劇場

|
ご案内しております高槻現代劇場でのコンサート。 
明日あたり「完売」 マークがでるようなので、
ご予定いただいていてチケットはまだ、という方はお急ぎください。


徳島のこととbookの件

|
徳島の展覧会、楽しみですね。 
「天水スイープ」の作品もあるとは、びっくり。野田さんも喜ばれると思いますし、演奏した我々も光栄です。 「四国」というと遠い気がしますが「徳島」は関西からは比較的すぐ、です。 車で行くと、淡路島を通る快適なルートでもありますので、是非お出かけ下さい。 
私も、今年は11月に徳島、香川でのコンサートが予定されています。 また、近くなったら詳細お知らせします。 

さて、戸矢崎さんの質問、
杉田さんに問い合わせておりましたところ、以下の通りご連絡いただきました。必要であれば、裏打ちの資料も送って下さるそうですよ。「ウールでbook」が待ち遠しいですね。


「早速、ブログ拝見致しました。

ウール素材で、bookは可能?とのことですが、

天然素材なら、和紙で裏打ちをすれば、表紙に十分使えます。

ただ、厚すぎるものは、角の処理が難しくなります。

どうしても折り返して重なる部分が多くなるので、

盛り上がってしまうのです。

(その部分だけ、あて布をしてトンカチでとんとん叩いてやると

少しフラットになって、綺麗に仕上がります。)」



FMシアター

|
今日はFMシアターの収録。 nhk.jpg
野田さんは、今朝7時まで作曲していたらしいです。
出来た曲から順次写譜屋さんにFAXし、演奏する楽譜は、写譜屋さんが清書して、直接スタジオに届けてくださいました。東京では、コマーシャルの音楽を始め、この手の仕事が多いのですが、関西はそれほどでもありません。誰と、何をやるのか、行ってみるまでわからない、という仕事も、たまには楽しいです。
 野田さん、チェロの美女と談笑。いや、打ち合わせ。

nhk_noda_cello.jpg
最近バラフォンを演奏する時は、池上将暢さん製作の譜面台を愛用しています。

fumendai.jpg

私の音はさておき、時折顔を見せる、野田さんの「ヒューマンタッチ?!な旋律」をお聴き逃しなく。http://www.nhk.or.jp/audio/prog_fm_future.html 

14曲中、私の出番は、3曲。というか、3個所、かな。収録は1時間半ほどで終わり、次の仕事に向かいました。 

夜は、別の場所でマリンバのコンサート。控え室で写した写真でピアノ伴奏の平林知子さんを紹介します。堀川高校音楽科、そして京都芸大と同級で、よく伴奏をしてもらっています。 平林さんのご主人は、私の1st. 2nd.CDのジャケット写真を撮ってくださったカメラマンです。

hiratomo.jpg

というわけで、簡単に今日の活動報告。

おやすみなさい。

FMシアター

|
FMシアターの情報です。 
野田さん、現在一所懸命作曲中。 
私は、バラフォン(アフリカの木琴)を演奏するらしいです。 
あらすじを見ると、なんだか怖そうな話です。 

梅干しパワー?

|
和歌山、みなべの梅干し! 
と盛り上がっていたら、 
和歌山での演奏会のスケジュールがはいりました。 
梅が私をよんでいるのでしょうか?! 
詳細は、追って。 

今日は、2月、高槻現代劇場でのコンサート情報です。 
マリンバではなく、木琴だけでやります。
(ピアノ伴奏 平林知子さん) 
プログラムは、CDに収録されている曲が中心ですが、
新しいところで是非聞いていただきたいのが、 
フランスの作曲家、プーランクの「フルート・ソナタ」。 
中学生の頃はじめて聴いて、
なんと美しい曲だ!と感激した思い出があります。 
これを木琴で弾きます。 

2月9日土曜日14時開演 前売りはお菓子付きで2000円と、
価格もうれしいコンサートです。 
お問い合わせは高槻現代劇場まで。072−671−9999

takatsuki.jpg

コンサート情報

|
展覧会情報が先行しておりますが、演奏会もございます。 
今月のおすすめは、 
平岡養一生誕100年記念 
通崎睦美マリンバ・木琴コンサート 
1月25日19時開演 豊能ユーベルホール(大阪) 

前半では、「徹子の部屋」でも演奏したショパン「ノクターン」の他、
この日初めて演奏する曲もあります。
後半は、マリンバでの演奏となります。
木琴とマリンバってどこが違うの、
という疑問が一気に解消するコンサートです。

ロビーでは、平岡養一さんの古いレコードやプログラム、
楽譜、写真など貴重な資料を展示します。
この展示ケース、もちろん通崎好み製作所の製作です。 
ご来聴くださるみなさまは、演奏、資料、
そして「展示ケース」にも!ご注目下さい。 

そうそう、11日にはNHK-FM「FMシアター」
ラジオで放送されるドラマ、の音楽の収録があります。 
音楽は野田雅巳さんが担当。
野田さん、まだ楽譜きてませんが、大丈夫でしょうか〜 

放送日がわかれば、お知らせします。

toyono.JPG

通崎好み製作所からメールまたは郵便で楽しいお知らせをお送りします。ご希望の方はこちらからお申し込み下さい。

2009年9月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
    通崎好み製作所SHOP
    melody name

筆記者

通崎睦美
製作所スタッフ
谷本天志(tanimoto)
戸矢崎満雄(toyazaki)
山崎暢子(yamazaki)
近藤あかね(kondo)

エッセイ一覧

過去の日誌一覧

  • メテユンデ 通崎睦美プロデュース ゆかたブランド METEYUNDE(メテユンデ)プロモーションサイト