号泣です。
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私が音楽の道に進もうと決めたのは、同志社中学校の管弦楽部で「ベートーヴェン」に出会ったことがきっかけでした。
その管弦楽部の顧問、私財を投じてオーケストラを維持してくださった本宮啓先生が逝去されました。昨夜、管弦楽部の先輩からご連絡いただき、今日平安教会での告別式に参列しました。
受付に展示された先生ご所有のアルバムを見て、びっくり。
なんと、私のページがあるではないですか!
「この子が通崎睦美」!!!
本宮先生は、1年D組の担任でもありました。入学式の写真です。
これは、いつだろう。
京響メンバーの顔ぶれからして、20年くらい前?
いや、木琴ではなくマリンバ時代だから、もっと前です。
ずっと応援してくださっていたのですね。これには、号泣です。
手締めのティンパニを叩いている写真も!
この後、ペダル式のティンパニを買ってくださったのでした。
「十字屋の田中君(←当時の十字屋田中社長も、中学生時代本宮先生のクラスだったそうです)に頼むから、欲しい機種を選びなさい」と言われた日のことは、昨日のように思い出します。
いろんなご縁がつながって今がありますが、本宮先生がいらっしゃらなければ、あの時代、中高のオーケストラでベートーヴェンチクルスが実現することもなかっただろうし、私は演奏家になっていなかったと思います。拙著『天使突抜おぼえ帖』にも、先生のことを書いていますが、本当に暖かく見守ってくださいました。ありがとうございました。
天国でも、どうぞ音楽を楽しんでください。
偶然といえば、偶然なのですが、先週末は宇治の教会でコンサート。
こちらも同志社と同じプロテスタント。牧師さんも同志社の御出身ということで、合間のトークで中学校時代の礼拝の話なんかをして、当時のことを思い出していたのでした。
中学時代の礼拝の思い出… 遅刻したら地下の食堂へ、もっと遅刻したらチャペルの前にたたされる、というようなたわいものないことですが(笑)
久しぶり、ママになった笹まり恵さんとの共演も楽しいものでした。
まり恵ちゃん、ありがとう!
一昨日は、京女の高校生に着物の授業をしていたので、これはすごく前のことのような気がしますが….
先週は、松園洋二さんが教授を務められている武庫川女子大学の授業で演奏しました。
学生さんらに、木琴の歴史や平岡養一のことを紹介できる機会は、貴重で有り難いことでした。
同じく教授、メゾソプラノの福原寿美枝さん(京都芸大の先輩)とも久しぶりにお話しできて楽しかった〜
この日は、諸事情あって、急遽顔見世に。
2階の最前列で楽しみましたが、なかなかハードな一日でした。
今年も残すところ2週間、頑張ります。