本日発売!
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通崎睦美コンサート「今、甦る!木琴デイズvol.20」のチケットが本日発売となりました。
今回のチラシは、記念すべき20回ということで、A32つ折りで、中面には、これまで谷本天志さんがデザインしてくださった素敵なチラシが網羅されています。そのチラシを作ってくださったのも、谷本さんですが(笑)
オンラインでも、これまでのチラシと各回のプログラムが見られるサイトを作ってもらいました。こちらの制作は、阿部研二さん。是非、下記をクリックしてご覧ください!
https://www.tsuuzakimutsumi.com/days/
コンサートの内容については、また追々書いていきたいと思います。
さて、このところ、更新が途絶えていたのは、まず今年で引退を表明されている指揮者・井上道義さん最後の大フィル定期に行った感想を書こうと思ったのですが、そう簡単に書けない。それで、1日、2日….
演奏を聴く直前に、指揮者の小澤征爾さんの訃報が届く。
そんなこともあり、余計に書けずに、3日、4日…
小澤さんの音楽について語れるようなものは持ち合わせていないのですが、水戸芸術館で行われた吉田秀和賞の受賞式に、井上道義さん、そして水戸芸術館館長である小澤さんがお越しくださった話は拙著『天使突抜おぼえ帖』に書きました。一番前に小澤さんのアタマ。その後ろに井上さんのアタマ。
で、拙著に書いていない話。
平岡養一は、バースタイン指揮/ニューヨーク・フィルで初演するため、黛敏郎に「木琴協奏曲」を委嘱しました。でも平岡は、できあがった『木琴小協奏曲』を「気に入らない」という理由で生涯演奏することはありませんでした。
そんな話をしたところ、小澤さんがおっしゃったのには、バーンスタインはマユズミが苦手だったから(<苦手>の細かなニュアンスは定かではありません)演奏しなかったのではないか、という可能性。「だから、マユズミ作品は僕にまわってきた」という意味のことをおっしゃっていました。
平岡さんは、他のオーケストラとも演奏しなかったので、おそらく「気に入らなかったから」という理由なのだろうとは思うのですが、この件も含め、小澤さんのお話は大変興味深いものでした。
左から、井上道義さん、わたし、平岡養一の二女・清水良子さん、小澤征爾さん。
小澤さんは若い頃、平岡養一さんのアメリカのお宅によく遊びに行っておられたので、良子さんのこともよくご存じだったのでした。
話はそれますが、私が東京交響楽団と黛敏郎『木琴小協奏曲』を演奏した時の指揮者、外山雄三さんも鬼籍に入られました。だんだんと寂しくなりますね。
先日の演奏を聴いても、井上道義さんには、まだまだ現役で頑張っていただきたいのですが… 井上さんには井上さんのお考えがあるのでしょう。
このところ、父が体調不良。原因がわかり入院予定日に急変、救急搬送、というエキサイティングな出来事がありましたが、本日無事退院。この件は、備忘録として、いずれまた。
4月、文化パルク城陽で開催される、ギター・永田参男とのコンサートも、すでにチケットが結構出ているそうです!
http://www.bunkaparcjoyo.net/event_01.html
気軽にお越しいただける料金設定ですので、よろしければ是非ご来聴ください!