木琴研究会。
16
一昨日は「木琴研究会」!
木琴仲間の野田美佳さんと木村百合香さんを誘って、林千賀子さんの所有のめずらしい木琴の見学にお邪魔しました。(林さんのことは、『木琴デイズ』p250にご紹介しています!)林さんは、我が母校、堀川高校音楽科、京都芸大(前身の短大)の先輩にあたります。打楽器科の学生としては女性ではじめての入学者だったそうです。平岡養一さんのお弟子さんでもあります!以前、古い木琴をお持ちだとのお手紙をいただき、みせていただいた楽器が素晴らしかったので、いつか木琴好きの友達にも紹介したいと思っていました。ようやく実現、みんな大興奮!
これは、1965年林さん(旧姓・多和さん)の初リサイタルのために、浜松の天竜楽器で特注された楽器。平岡養一所有のディーガンを模して作られた物と思われます。約50年前のものですが、新品のような状態でお使いになっています!
そのリサイタルの時のお写真を紹介します。
知的でかわいらしい!
プログラムもおしゃれです。
演奏も聴かせていただきましたが、まさに平岡譲り!マリンバではなく木琴ならではの奏法で演奏されているところに感激しました。
ほんとに、たまたまなのですが、今楽器を置いておられるご実家のスペースが、うちから徒歩5分のところにある、ということにも「木琴」がつないでくれる縁を感じます。
この日は「木琴研究会」。その後、うちに移動して木琴について真面目に語り合いました(笑)
今回は「木琴」という言葉のややこしさについて話しあう。卓上木琴やアジア諸国の木琴、マリンバのルーツといわれる「アフリカの木琴」を含む「広義の木琴」と、ストローフィーデル等「ヨーロッパの木琴」をルーツにもつ楽器「狭義の木琴」が存在する。ああ、これだけの説明で混乱しますねえ。
白熱の議論でお腹が減って、途中休憩。
楽しい時間をはさんで、11時まで語り合いました!
現在「木琴研究会」のメンバーは、今回欠席の飯野晶子さんを含め4名。
「日本木琴協会」は数千人の会員がいるものの、ほぼ全員マリンバ奏者。そのうちマリンバではなく木琴を愛する人限定で、正式に「木琴研究会」をたちあげたいなあと話しています。その前に、木琴とは何を指すのか、の定義をきちんと定めないと!と堂々巡りが楽しかったです(笑)