水戸から銀座へ
25
水戸芸術館での夏休みアート体験!「こどもこらぼらぼ」でのワークショップ「世界でひとつだけの木琴を作ろう!」が終わりました。
このワークショップでは、木を切って鍵盤を調律し、自分で音階を作ります。ドレミファソラシドが「当たり前」と思っている子ども達がほとんどですが、世界の各地にはいろんな音階が存在します。例えば、琉球音階は「ドミファソシ」、ヨナ抜きと言われる日本の音階は「ドレミソラ」、その他にアフリカやインドネシア…..数え上げるときりがありません。それらを紹介して、自分の好きな音階で木琴を作ってもらいます。もちろん、紹介されていない自分だけのオリジナル音階を創造するのもアリです。「世界で一つ」というのは、造形的にもそうなのですが、調律する音階がオリジナル!という意味なのです。
参加者の約半数が「ドレミファソラシド」の長音階を選びました。とはいえ、ここでも、ハ長調あり、ヘ長調ありと、いろんなカラーの音階ができました。5音階では琉球音階が人気でしたが、やはり個性的で素敵なオリジナル音階を作っている子もいました。
鍵盤が仕上がると絵を描きます。
全ては紹介できませんが、これも個性的でした。
このワークショップは、岩野さん、黄瀬さんら、京都の美術チームに協力してもらい作り上げてきたものですが、今回は水戸芸術館の音楽/美術スタッフの方々との共同作業。当初不安がなかったと言えばウソになりますが(笑)打ち合わせを重ねた結果、段取りよく、且つ気持ちよく動いてくださり、とてもよいワークショップができたように思っています。やはり材料調達などでは京都チームにもお世話になりました。黄瀬さんとかつくんにも感謝です。今回は、音楽面での制作サポートとして、木琴研究会の飯野晶子さん、小山理恵さんにも参加していただきました。
お披露目会は、立派なコンサートホールの舞台で参加者の皆さんと共に演奏しました!
その後、東京で2日間リハーサルをして銀座王子ホールで演奏会。子どもの世界から大人の世界へ!
楽器屋さんが撮ってくださった写真によると…
開演前は舞台袖で緊張の面持ちを見せるも(左はピアノの鷹羽さん、真ん中は譜めくり担当・鷹羽さんの愛妻)
舞台の上では、とてもご機嫌。
時には不敵な笑みを浮かべ(笑)
ご機嫌にお話し、
大暴れしていたみたい(笑)
と、冗談はさておき。
楽屋も心地よく、ピアノのコンディションも申し分なく、響きも木琴にぴったりのホールで、気持ちよく演奏させていただきました。お天気に恵まれたのも有り難かったです。
関西人からすると、銀座はなんとなく気取ったイメージがありますが….
客席の雰囲気は上品ながらも、私のトークにうなずき、笑い、と大阪並みの(?!)リアクションで応えてくださいました(笑)
聴きに来てくださったお客さま、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。来年が楽しみです!
あっ、そうだ!
最後に、最年少ボーイフレンドを紹介します。