Look, Listen and Learn!
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来年の4月、ニューヨーク州立大学オスウェゴ校でのコンサート、パンフレットが完成したと、写真が届きました。
今期コンサートシリーズ、パンフレットの表紙になったようです。
このコンサートをコーディネイトしてくださったのは、本大学アシスタント・プロフェッサーの堤美保子先生。美保子先生との出会いは、私が堀川高校音楽科の学生時代だから32年ほど前。先生は、数ヶ月ソルフェージュの授業を受け持っただけの私のことを覚えていてくださり、今年のお正月拙宅まで尋ねてきてくださったのです。それがここにつながるとは!
何を隠そう、私は海外で活動することに、なぜか全く!興味がなかったのですが(笑)
今弾いている楽器は、1935年アメリカ製。しかも、以前この楽器を使っていたのは1930年代のアメリカで活躍した平岡養一。アメリカからお声がかかれば、行かない理由はありません!喜んでお引き受けすることにしました。
専業「マリンバ奏者」だった頃は、お声をかけていただいても「面倒だなあ」となかなか重い腰が上がらなかったのですが、木琴を弾くようになって心も軽やかになりました(笑)
クラシック音楽の分野で木琴奏者は、なんと世界で私一人!
クラシック音楽界で、「マリンバ」ではなく「木琴」でリサイタルをすることを活動の柱としている人は、どうやら世界で私一人らしい、という意味です。
楽器の移動などを考えると、それだけで頭が痛かったのですが、木琴仲間の木村百合香さんの紹介で以前我が家まできてくださった、元打楽器奏者、楽器メーカー、調律師のビル、ことWillam Youhassさんが、全面的に協力してくださることになり実現に向けて動き出しました。
日本の打楽器専門店の季刊誌で紹介された、ビルさんです!
広いアメリカ、ビルさんのお宅が、oswegoの大学まで車で90分ほどというのも、すごいことです!
みなさんとのご縁、そしてご尽力に心から感謝します。
ところで、アメリカといえば、英語です。
同志社中学校、最初の英語の授業。
忘れもしません。
このページの最後の1コマ。
隣の席の今西くんに向かって「Thank you, sir.」というのが恥ずかしい!と思った瞬間に、音を立てて落ちこぼれたのでした(笑)
諸々整えるべき資料は、現在翻訳を仕事にしている中学の同級生にお世話になっています。
彼女もスタートはこの教科書だったと思うのだけれど(笑)