村本一洋先生!
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先日、「明日への京都 文化遺産フォーラム」ブルーレイ<未来への歩み>完成披露シンポジウム〜京商家杉本家の慣らいと暮らし〜 にて、講演をしました。
先代御当主・杉本家第9代・杉本秀太郎氏についてお話するということで、それなりのプレッシャーでしたが、なんとか終わりました。
この日は、秀太郎氏のご功績を滔々と語るというよりは、直接うかがったエピソードなどを披露するという方向でまとめました。
そこで、登場したのがこの写真。
私の伯父、昭明。松原中学校で、秀太郎氏とクラスメートでした。
この写真は、伯父がお習字が上手かったとかで、姿勢のお手本として教科書に載ったというもの。自慢することがない通崎家の家宝だったようです(笑)伯父は早くに亡くなりましたが、大事にとってありました。
講演は、この頃、昭和18年、すなわち戦時中のお話からはいりました。秀太郎氏のエピソードを、過去のこととしてお話するのは寂しいことでしたが、いろいろと聞かせていただいたことを思い出したり、御著書を読み直し考えることは、私にとってもよき時間となりました。
さてさて、明日は産経新聞夕刊コラムの取材でリストランテ野呂さんにお邪魔します。
二条城近くのこちらのお店、ほんとに美味しいのです!
さて、どんな話題になりますか。掲載は今週木曜日(web版金曜日)
ああ、それから!
先日宇治で予定外の時間ができたので、堀音でお世話になった元京都市交響楽団打楽器奏者・村本一洋先生を訪ねてきました。お身体の調子をくずされているとうかがっていたものの、なかなかお見舞いにうかがえず気になっていたので。中学〜高校時代通った宇治市小倉の先生のお宅。こわくて、恐ろしくて、みんな震え上がっていた先生のレッスン。まず、時間ちょうどに行かないといけないので、早く着いて、お宅の前をいったりきたり。時計をみてちょうどに「ぴんぽーん」。玄関の九官鳥が出迎えてくれたことなど、ほんとに懐かしい〜
お目にかかれなくてもいいかな、と思っていたのですが、ちょうどご在宅で出てきて下さいました。病院に行く以外はお宅におられるのだとか。先生に褒められたことなど一度もなかったのではないかと思うのですが、今回は「あなたは、とても親孝行している、よい娘だ!」と頭なでなで、褒めてくださいました。ほんとに喜んでくださって、ビビりながらもお訪ねしてよかった!
堀音、そして昔の京芸、打楽器科卒業のみなさん。ほらっ。村本先生は、もうおっかなくないです(笑)