おとなのおよばれ。
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今週末、久し振りに弾く『椿姫』を暗譜していて、昨日「いづ重」さん、節分の巻き寿司を買いそびれてしまったツウザキです。
ああ、昨年は、取材して産経新聞のコラムに書いたのでした。
https://www.sankei.com/west/news/180202/wst1802020027-n1.html
絶対食べなければ、ということでもないのですが、毎年同じ事ができるというのは有り難いわけで、そういう点ではちょっと残念です。
さて、いづ重の節分の巻き寿司は、祇園石段下、というお店の場所柄、舞妓ちゃんでも食べやすい細めのタイプ。
で、舞妓ちゃん、といえば。
先日、10年以上ぶり!で、祇園甲部のお茶屋さんにいきました。
愛らしい、廣島屋さんの小純ちゃん。
手にしているのは、小説家・黒川博行さんの新刊『桃源』。
http://renzaburo.jp/shinkan_list/temaemiso/191129_book02.html
そう、黒川さんに、連れて行ってもらったのでした。
小純ちゃんも可愛らしいのですが、こちらのお茶屋「大恒」のおかあさんが大変魅力的な方で、すっかりファンになりました。
自分が若い頃は、お茶屋さんに連れて行ってもらっても、いまいちよくわからん、という感じでしたが、愉しめる歳になったかな。
年若い舞妓ちゃんの、まだお稽古を始めたばかりの舞も、ひたすら、かわいい(笑)
これからどんな舞妓さんになって、芸妓さんになって、と育っていくのかなあ、と思いながら見るのが、いいんですね。まあ、その前に、そこにいるだけでかわいらしい、というのが、ありますが。ここに通うおじさま方には、育てる愉しみがあるのでしょう。
で、お茶屋さんの前には、三嶋亭のすきやき。こちらがメイン。
大人のおよばれ、ですねえ。
なぜ、三嶋亭か。
ノンフィクション作家の後藤正治さんが「すきやきを食べたくなったから」ということで(笑)
久し振りで、美味しかった〜
それにしても、この写真。
このまま小説→映画になりそうですねえ。
なぜか「登場人物」に見えてくる。何か事件が起こりそう。(笑)
舞妓さんをはさんで、黒川さんと後藤さん。私の隣は、カンテレのひとみさん。
それぞれにおつきあいはありましたが、4人でのお食事は初めて。「関西テレビの番組審議委員会」つながり、でした。
ごちそうの後は、家で鮭を焼いたり、地味なごはんを食べています(笑)
話が飛びすぎますが、先週末読売新聞書評は田川尚登著『こどもホスピス』(新泉社)を書きました。
マリンバの生徒だった小百合ちゃんが24歳で亡くなってもう10年。彼女のホスピスでの最期の日々を思いだしました。