困った男の人。
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前回のブログに続き、困った男の人編(笑)
以下は、昭和七年に発売されたレコード「百萬円」という曲の歌詞です。歌ったのは、一時期、エノケンとも活動した二村定一(ふたむらていいち)。うら悲しいアコーディオン、ニ短調のメロディーにのって歌います。「ナンセンス小唄」という分野らしいです(笑)
「百萬円」
百万円拾ったら
女学校建ててぼく先生
月謝は少しも取りません
綺麗な娘さん募集して
毎日恋愛 エロ講義
裸ダンスを教えます
面白いですね
「面白いですね〜」って困った人ですねぇ。この最後の1フレーズの歌い方がなんともいえません(笑)
この歌詞はまだマシな方で、ここには書けないようなかなりきわどい曲をたくさん歌っています。ご興味のある方は、YouTubeで聴くことができます。二村定一のCDも出ていますよ。
「ナンセンス小唄」だけではないので、さらにご興味のある方は、毛利眞人『沙漠に日が落ちて〜二村定一伝』(講談社)をどうぞ。
いやぁ、かなり愛すべき方です。