続・フィラデルフィアより
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大学構内をミニ台車に乗せて、木琴移動!
等々、スマホをみると、まだ紹介できていない衝撃的(笑)な写真がいろいろあるのですが…..
無事全行程を終え、日本に戻っています。
以下、終盤の振り返りなど。
最終日、フィラデルフィアでのコンサートは、フィラデルフィア郊外にある音楽教室のホールで開催されました。
壁には、オスカー・シュレンマーのポスター。
弦楽器を習っている子ども達が、楽器を覚えるのに塗り絵した絵など。
センスよく整った空間でした。
さりげなく置かれたマリンバが、戦前ディーガンのインペリアル、というところにもアメリカの鍵盤打楽器層の厚さを感じました。
お客さんからは、温かい拍手をいただき、
無事、program終了。
ピアノのアサナシオスさんは、当摩泰久さん「Amaryllis」など、少し込み入った楽譜も充分にそのウィットを表現する余裕。指のヤヤコシイ松園洋二さんアレンジ「カルメン綺想曲」も、すかっ!と。「テネシーワルツ」ではアドリブを繰り出すなど、とっても素敵な伴奏をしてくださいました。
この日は、クッツタウンでの仕事の前後、フィラデルフィアでお世話になったアサキさんに、アンコールの伴奏をお願いしました。
アサキさんは、堀音、京芸の2年先輩で、よくよく知っているものの、合うのは卒業以来?!合わせるのは初めて、でしたが、リハーサルなしで気持ちよく演奏できました。なんというか、嬉しかった!
さらには、こちらにお住まいの日本人のお友達もたくさん誘ってくださって、とても有り難かったです!
終了後はアサキさんのご自宅に戻り、フィラデルフィアのペールエールで乾杯!
ご主人が用意してくださった、美味しい!ケーキもいただき、大満足。
実は、アサキさんのご主人の浩さんは、私の高校時代の親友「あっちゃんのお兄ちゃん」というご縁もありました。ゆっくりお話しするのは初めてですが、とっても素敵な方で、大好きになりました!
https://www.cancer.columbia.edu/profile/hiroshi-nakagawa-md
中川家は代々お医者さまで、お部屋に飾られたこの額は、伊藤博文を治療したお礼に贈られたというものだそうです!すごっ。
翌朝、7時前の飛行機に乗るため、4時に出発。
ご夫妻で送っていただき、有り難い限り。
おっしゃっていたとおり、4時台のフィラデルフィア空港は大混雑でした。
帰りも行きと同様に、フィラデルフィアから、サンフランシスコを経由。
3席を独り占めで、関空に戻りました。
書きそびれていたのですが、
到着したのは、7月4日、4th of Julyで、独立記念日。
アメリカンなディナー
アサキさんが、この日必ず作る、というデザートをいただき
近くの公園に連れて行ってもらいました。この日は、あちこちで花火が行われます。
はい、アメリカ生活4半世紀のアサキさんです!
素晴らしいホスピタリティでおもてなししてくださいました。
5日、クッツタウンに移動する前には、帯広から到着された野田美佳さんと落ち合い、しばし、フィラデルフィア観光。
フィラデルフィアで一番行きたいと思っていた(笑)「イースタン州立刑務所」に行きました。ここは、1829年に開所したゴシック様式石造りの建物で、1971年まで使用されていました。
それぞれの部屋が独立しています。
こんな感じで、部屋がいっぱい。
すなわち、広間に雑魚寝で押し込まれていたわけではない。
懲罰より、矯正を重視する近代的な刑務所制度の基準となった刑務所です。
アル・カポネが使っていた部屋という空間は、綺麗に整備されていました。
さすがに、塀が高い!
刑務所ファーストではありましたが、フィラデルフィア美術館にも行きました(笑)
様々な絵画はもとより、1600年代の大判のタペストリー群に圧倒されました。
修復振りも素晴らしかったです。
日本でいう鎧兜系のものも、なんだか現代アートに見えますが、こちらがオリジナルですね(笑)
レオン・フレデリックの作品群など、イマドキの絵を描く芸大の学生さんらが観ると勉強になるのだろうなぁ、と差し出がましいことを思いました(笑)
椅子のコレクションも
楽しいものでした。
食レポを書き出すと止まらないので、それはまたの機会に。
GW の頃から、父の容体が悪くなり始めたのですが、何があっても7月半ばまでを駆け抜けると決めていました。
17日に帰国し、昨日、無事に父の四十九日の法要を勤め、ほっとしています。
最後に、アサキさん作、空港出迎え用うちわ!
お世話になった皆様、ありがとうございました!