解体、終わった。
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ようやく、隣の家の解体が終わりました。お互いさまなので致し方ないですが、昔の建物で家がかなり隣接していたので、音と埃でここ3週間ほどは落ち着かないことでした。
それにしても、隣家が更地というのは、なんとなく落ち着かないものです。今週は、うちの外壁の工事のことなどで、人の出入りがあるので、週末色々お片付け。
父が大切なものを閉まっていた引き出しを整理していたら、井上道義さんの写真が。
いつ、何の時か全く思い出せないけど、間違いなく拙宅ですね。
うちに何度か来てくださったことはあるのですが、なぜスコアを開いて勉強してる?!
どんな状況だったか、よくわかりませんが….この写真が父の大切なものだったことは、わかりました。父は道義さんが大好きでしたからね。
道義さんが昨年末で引退されたことについて、まだ何も言及できていませんが、自分との関係だけをいえば、道義さんが木琴を勧めてくださらなければ、今の私はないわけです。だから、本当に感謝しかありません。木琴との出会いそのものはもとより、木琴に情熱を注ぎ『木琴デイズ』を書いたことで、文筆の仕事をいただくようになり、世界がグンと広がりましたから。
引き出しの中から「なくしたかも!なくしたわけはない!」と思っていた、父が買ってくれた扇子も出てきました。
はぁ、よかった。
先日、昔よく父が富山のお土産に買ってきてくれた「ます寿司」を久しぶりにいただきました。
懐かしい味でした。
もう、あと3ヶ月で一周忌。
納骨の段取りもしないと、です。
父は、自分が好きで飾っていた小さなローマングラスの壺に、銀製の蓋を誂えてそこにお骨を入れて欲しいとかなんとか言っていたけど、ローマングラスの壺をどこかに埋めてしまうのはもったいない… と思ってしまう娘、なのでした。