「マリンバとピアノで巡る・林光」
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林光さんの新しい本が届きました。
およそ20年にわたる『楽譜音楽書展望』(ヤマハミュージックメディア)の連載がまとめられたものです。
池田逸子さんによる「あとがき」に「公私を問わず、さまざまな場で音楽をめぐるあれこれについて語る林さんは、まるで秘密を見つけた悪戯っ子のように、いつも愉しそうだった。古今の音楽へのひとかたならぬ通暁に筆者などついていないこと度々であったが、それでも、凡庸な視点からは推し測りがたい林さんの炯眼、そのおもしろさ、読みの深さに舌をまき、愉しみのお相伴にあずかりながら、たくさんのことを学ばせてもらったのだった」とあります。
ほんとに、そうそう!と言いたくなります。池田さんは謙遜してこのようにおっしゃっていますが、私などついていけないことの方が多かったので、本になったものをゆっくり読めるのは、うれしいことです。
こういうのも、あります。
2011年10月、80才を迎えられる記念に制作されていた「林光2011年の軌跡〜多彩な音楽活動を映像で追いかけた1年」姫田蘭さん撮影・構成・編集のDVD。私も映っているはずで、それらしきところを早送りしてはみたけど、見ると淋しくなるので、まだ飾ったまま、です。
今度の土曜日は、林光さんが厚い信頼を寄せておられたピアニスト志村泉さんと初共演です。志村さんは30年以上も光さんとお仕事をされていました。本当に楽しみですが、ちょっと緊張。
演奏会は「マリンバとピアノで巡る・林光」と題して、
「3声」のインヴェンション~マリンバとピアノのための J.S.バッハ「インヴェンションとシンフォニア」より 林光編曲(全曲初演)
他、林光のソング「わたしのすきなこなひきさん〜「じぶん」はひとり〜二月」、マリンバとピアノのための作品「道がないところにも道がある」他、林光作品を盛りだくさん!です。
ゆるやかなクローズド(有料:3000円)という会なので、もしよかったら、私の方にご連絡ください。