二股物語、塩谷瞬の気持ち。
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このネタ、もういいや、という感じですが(笑)
先日『週刊ポスト』で、小学館ノンフィクション大賞の発表がありました。華々しく大賞賞金500万円のずっと下に「その他の最終候補作」として、私の名前がめちゃくちゃ小さく載っています(笑)
選評もいただき、う〜んなるほど、という感じ。
で、それはさておき。
実は、もし受賞していたら!
500万円をいただく贈賞式は8月31日、すなわちアンサンブル金沢の練習初日だったのです。「丸の内の東京會舘で18時半、受賞者が欠席すると盛り上がりに欠けるのでお伝えしておきます」とか「受賞者スピーチあります」とか小学館の担当者さんから連絡が来ますし、受賞した時のプレスリリース資料とか出しましたし。
候補作を見れば、プロのノンフィクション作家、山口由美さんの作品が大賞なんだろうなあ、とは思っていましたが、新人作家の登竜門という賞だから、一番無名のツウザキに何かの間違いで、な〜んてこともあるかもしれません!ほんとに、どうなることかと思いました。
もし初日の練習を休ませてもらえるなら、贈賞式に出て夜行バスで金沢に向かえば2日目の練習には間に合うか。あるいは、一生アンサンブル金沢からの仕事はナイこと覚悟で、仕事を下ろしてもらうか。まさか、当日お腹が痛くなる、なんていう作戦は使えませんし…. かといって、もしも受賞した場合は仕事を下ろしてください、なんて予告して落選も、ただの「お騒がせ」ですし。
そこで、考えたのは「考えない!」でした。
二人の女性にプロポーズし、二股で話題になった俳優塩谷瞬の気持ちがわかりました(笑)
おかげさまで?!落選し、事なきを得ました。
金沢から京都への車中、マエストロから「最近おもしろいことあった?」と尋ねられこの話をしました。「もし、受賞して、贈賞式に出たいとお願いしたら、道義さんどうしてました?」と聞くと「行かしてあげたかな、100万円で」。さすがマエストロ!(もちろん、たら、れば、の話なので、軽く流してください!)
まぁ、なるようになる、ってことですね。
なんというか… 2012年の夏が、無事に終わりました。