平岡養一著『最新 木琴教本』頒布のご案内
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現在、日本の三大マリンバ・メーカーと言えば「YAMAHA」「斉藤楽器製作所」「こおろぎ社」ですが、かつてそれらの一歩先をいくメーカーがありました。
「ミヤカワマリンバ」です。
『木琴デイズ』の書評(朝日新聞、10月27日)で、作家・出久根達郎さんが「木琴の歴史(すでに江戸期に存在)も面白い。ブリヂストンと関係があるなんて誰も知らないだろう」と書いてくださいました。そのブリヂストンと関係があったのが「ミヤカワマリンバ」です。詳しくは『木琴デイズ』p.228~とp.251~をお読みください!
そのミヤカワマリンバ元社長・宮川武さんのご子息が、この度倉庫を整理したら出てきたので利用価値があるならと、平岡養一著『最新 木琴教本』(音楽之友社・1959/昭和34年)をお贈りくださりました。ちなみに、この本の話もp.318に出てきます(笑)
平岡養一さん自身がモデルになって、楽器の構え方からが解説されています。
教本は、ハ長調のやさしい音階から始まり、だんだん調号が増えていくなかで、スケールとアルペジオが学べるようになっています。
後半には、「熊蜂の飛行」など10曲の小品、そして「卒業試験のつもりで」と、ヘンデル「調子のよい鍛冶屋」の楽譜が載っています。
さらに、補遺として、四本バチの持ち方も解説されています。
さて、ここからが本題です。
宮川さんがご恵贈くださったこの教本、私が資料として持っておきたい分等差し引いても15冊残ります。せっかくのご厚意を無駄にしないためにも、大切にしてくださる方におわけしたいと思っています。資料として持っておきたい、また実際活用してみたい、と思われる方は、是非お申し出ください。
11月24日(日)午前10時より、info@tsuuzakimutsumi.comにて、お申し出順に15名まで、受付致します。お名前と送付先をお書きください。どうしようかと考えたのですが、お気遣いいただいてもいけませんので、ゆうメール着払い料金310円のみご負担ください。基本的に一人一冊とさせていただきますが、複数冊ご希望の方は、簡単にその理由をお書き添えください。
では、ご連絡をお待ちしております。
最後に「ミヤカワマリンバ」の広告を紹介しておきます!