村山知義「スパイと踊子」
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昨秋のリサイタルで、伊左治直さんの新作「スパイと踊子」を初演しました。ひょんなことから、偶然にも、村山知義に同じタイトルの戯曲があることを知りました!
この作品は、1930年(昭和5年)の『改造』(3月号)で発表されています。
オリジナルを入手しました!!!!
やった〜!というところですが、落丁なのか、ここだけきれいに抜き取られたのかこの作品が収録されているはずの「創作」のコーナーがありませんでした….. 古書店の方に尋ねたところ、確かに付録別冊ではなく巻末に収録されているはず、とのこと。まあ、安価でしたし、目次だけでもうれしいので購入!
こうやってせまい部屋にモノがたまっていくんですね….(笑)
お話しに興味のある方は、鈴木貞美編『モダン都市文学Ⅱ・モダンガールの誘惑』(平凡社)に収録されていますので、こちらをご覧下さい。絶版になっていますが、図書館や古書店で比較的簡単に見つけられると思います。