140キロ!
13
同じ演奏家でも、打楽器以外の方には、なかなかわかってもらえないのですが、例えば私が木琴と共に移動する場合、荷物は約140キロです。もちろん、遠方の場合は、一緒に移動するのではなく、ヤマトにおまかせですが、運搬の準備、そして現地に着いてセッティング完了までその荷物を扱うわけですから、なかなかに大変です。
今、私が所属している事務所http://www.hirasaoffice06.com/ヒラサ・オフィスの社長、平佐素雄氏は若い頃、梶本音楽事務所時代にこの楽器の前の持ち主平岡養一さんの担当マネージャーで、この楽器を運んでいたそうです。
平岡先生のお宅に楽器を取りにうかがい、会場まで運んで組み立てる仕事。昔の歴代マネージャーさんにお話しをきくと、みなさん楽器運びが印象に残っているとおっしゃいます。「青函連絡船に乗るときなど、特に大変だった」とか(笑)
ディーガン社のヴィンテージ木琴を使い始めた頃は、楽器を触るのもこわごわだったのですが、さすがに最近は、持ち運びするのにも慣れました。
楽器は1935年製、ケースも40年以上前から使われているもの。この楽器の場合、ケースからしてヴィンテージ。なので、楽器をケースにつめてから、またエアクッションで梱包するので、ちょっと面倒。でも、この作業もかなり手早くなりました。
普段、ホール主催のコンサートであれば、前日着でホールに保管してもらえるのですが、主催者がそのホール自体でない場合は、楽器も当日着。
なので、宅急便に託すのもドキドキです。宅急便のお兄さんのノリがよいと演奏がうまくいきそうな気がするのも、可笑しなものです。クロネコヤマトと一心同体?!明日のコンサートのために「ヤマトさん、よろしくお願いいたします!」と、ただいま、いい感じで楽器を送り出しました。この作業がすむと、とりあえずは、ほっとします。
明日14日午後7時からルーテル市ヶ谷ホール。「リコーダーと木琴〜本村睦幸・通崎睦美デュオコンサート〜斜面のクーラント」お近くの方は、是非、お出かけください!