12日サントリーホール/黛敏郎「木琴小協奏曲」
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明後日(12日)、東京交響楽団&サントリーホール「こども定期演奏会」で、黛敏郎作曲「木琴小協奏曲」を演奏します。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20140712_M_1.html
この曲は、戦前のアメリカで活躍した木琴奏者・平岡養一が、戦時中に帰国し、20年を経てアメリカの音楽界に復帰する際、自身の音楽生命を賭ける曲として委嘱した作品。
バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルでの初演が決まっている、と公言していたにもかかわらず「気に入らない」との理由で、生涯おそらく一度も演奏しなかったといういわく付きのものです。
スコアにも、確かに「平岡養一に捧げる」と記載されています。
その後、楽譜が出版され、打楽器界のスタンダードとなりましたが、平岡の楽器「ディーガン・アーティスト・スペシャル・ザイロフォン」で、オーケストラと演奏されるのは、まさにこれが初めてだと思います。
今日、明日と練習なので、今から出かけるのですが、私自身とても楽しみで「遠足の日」のように早く目が覚めてしまいました。
シリーズ全4回の年間チケットは完売ですが、一回券は販売中のようです。
「こども定期」と銘打ちながら子ども向けのような、実はマニア向けのようなプログラム(笑)私の出番は、トークと演奏合わせて20分弱ですが、他の曲目もなかなか面白そうです。小学校1年生から入場可。大人も子どもも区分なく3000円というのがいい感じです。
11時開演!
お聴きいただけるとうれしいです。