ハイドンのチェロ協奏曲 / 江文也作品
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ちょっと前に、ハイドンを研究してみようか、と150枚組のCDを買いました。
研究というのはちょっと大げさですね。木琴に合う曲がないか探してみようというくらいのことです(笑)
ピアノソナタや弦楽4重奏をアレンジしたりと、いろいろ選択肢はありそうなのですが、まずは手始めに明日(28日)の本番で、チェロ協奏曲ハ長調の第3楽章を弾いてみることにしました。
http://www.brightonhotels.co.jp/kyoto/hotelevent/ongakusai2014/
低音の響きが魅力のチェロのための曲を、軽やかな高音が特徴の木琴で演奏するのは、ちょっとした冒険ですが、これがなかなかいい感じ!(←だと、本人は思っています・笑)
明日(28日)は、江文也の「祭ばやしの主題による狂詩曲」も演奏します。江文也は、1936年のベルリン・オリンピックの芸術競技に「出場」?!し、日本人で唯一「選外佳作」という評価を得た作曲家です。手書き楽譜のサインからして、この曲は平岡養一に捧げられたことに間違いはないのですが、実はフルートのための「祭典ソナタ」(1937)と全く同じ曲であるということが最近わかりました。フルートのために書いたけれど、後に平岡養一の木琴を聴いた江さんは「これは、木琴に合う!!!」とひらめかれたのでしょう。どうやら、タイトルを代え、バチの指示を書き入れ、平岡さんに献呈されたようです。(細かいところまでは検証できていませんが、おおよそ、そういうことに間違いなさそう)
ピアノは、西脇千花さん。深淵な響きから軽快なリズムまで自由自在、一緒に弾いている私も楽しいばっかり!なピアノです。
レストラン、ラウンジの予約席以外は無料ですので、お近くの方は是非、ふらっとお出かけください。