文机
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「文机」(ふみづくえ)という言葉も、あまり聞かなくなったかもしれません。
20日からはじまる「ながらの座・座」での展示。適当な展示台がなかったので、うちから文机を持ち込むことにしました。
これは、家業(風呂敷の三ツ巻縫製)で祖父の代から使っていた「作業台」から作った物。畳1.5畳ほど、約5センチの板からこの机が五脚できました。親戚でわけて持っています。
刃物を使った後も味になっています。
もう随分長い間しまっていたのを出してみるとシミが目立ったので、ちょうど来てくださっていた黄瀬さんにヤスリをかけていただきました!
上から荏油を塗ったらいい感じに仕上がりました。
黄瀬さん、本来はこの木琴のパーツの修理を納品に来てくださったのですが「飛んで火に入る初秋の黄瀬さん」状態になってしまいました(笑)
突起部がぐらついていたのですが、中から補強し、下からボルトをいれて安定するようにしてくださいました。古い物を使い続けるのはなかなか苦労もありますが、みなさんに助けていただいて、なんとかやっています。長く大事に使っていきたいと思います。