戦後16年?!
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21日は北海道の厚真町でコンサート。
12月21日(日)午後1時10分開場、1時30分開演 厚真町総合福祉センター大集会室
問い合わせ 厚真町教育委員会 社会教育グループ 01452-27-2493
教育委員会主催の催しですが、ご担当の宮下さんがとても熱心にご連絡くださるので、ついリクエストに応えて(笑)着物を展示。銘仙8点を壁に吊すだけですが、初めて見てくださる方には愉しんでいただけるかなと思います。
木琴のコンサートなので、これははずせませんね。
「木琴協会の設立を記念して作られた着物です」というと、みなさん関心してくださいますが、冗談です(笑)
北海道大雪のニュースで、楽器も着物も予定より早く送ることにしたのですが、実際に延着が出ているようですので、大正解でした。ほっ。
もう一つ、リクエストに応えて地元の吹奏楽団と共演の予定があったのですが、さらにもう一つ、リクエストに応えて、地元マンドリンアンサンブルとも共演することになりました。
これには、断れない理由があります。『木琴デイズ』284ページに登場する、かつて平岡養一さんが訪れ、共演したという室蘭商業高校マンドリン部元顧問の先生からのお申し出だからです。平岡さんと共演された「太陽がいっぱい」と「ペンシルバニア・ポルカ」をお願いしたい、とのことで、この2曲を演奏することになりました。取材させていただいた際、平岡養一さんは田舎の生徒との共演も快く引き受けニコニコ演奏してくださったとうかがったのですから、私が断れましょうか(笑)桑原先生、楽しみにしています。
ところで、昨日は女子高生に着物の講義。
アンティーク着物の説明をしようと、「来年は、戦後何年?」と聞くと、堂々と「16年!」と返ってきました。びっくりしたのですが、彼女らの日常に「戦後」という語彙はなく、どうやら自分たちの「生後」と思ったみたいですね。高校一年生、15歳だから来年16歳になるわけか(笑)
着物の楽しさを教える、というよりも、80年、90年前の人達も自分たちと同様、流行を追いかけ、オシャレを楽しんでいた、という感覚を知ることで、歴史の手触りを感じ、昔の事にも興味をもってくれたらなあ、と思っています。
この3つのバラのモチーフ、どれがいい?
真ん中!
と言うんですが、これはこの中で一番安い着物です(笑)まあ、そんなところから話題を広げて、楽しみながらの講義でした。
それにしても、寒いですね….