ムネ?
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ん? ムネ??
ん?? ムネムネ???
ああ、そうか、昔は四分休符のことを「ムネ」と言ったのか〜
ありゃ??? 八分休符もムネ????
はは〜ん、休符のところは、木琴を叩いてしまわないよう、自分の胸を軽く打って休むんですね!!!!!
しかし、それだけでは、終わりません!
付点二分音符(3拍のばす)と四分休符(1拍休む)のところ。
「タ」と一つ打って(1拍目)次に音を伸ばしている気分でバチを空中で2度回し(2,3拍目)、そしてムネ(4拍目=休み)。これで1小節!計4拍になるわけか。
昔の小学生が教室に机を並べ、一人一台ずつの卓上木琴を前に、これをやっていたかと思うと、微笑まし過ぎて涙がでます(笑)
面白いのは、右手を「タ」左手を「カ」と決めて、タカタカと教えるので、トレモロの部分は、こんな複雑な説明になります。
おそらく、小学校低学年用。この日本語を理解しようと努力した子ども達は凄い!
木琴のバチの持ち方、悪い例もかわいいです。
これは、昭和26年、全音教科書株式会社から発行された木琴教本です。
古書市で見つけたと送ってくださった方があるのですが、送ってくださった方も、私がここまで喜ぶとは思っておられなかったと思います(笑)この時代の教本をいくつか持っていますが、この教授法はかなり斬新。レアものです!
なんだか、ムネムネが癖になりそうです!