銀座カンカン娘
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この夏、銀座でのコンサート。
「昭和モダン、銀座でモッキン」
タイトルが「決まった!」と思うと、3日分ほどの仕事をこなしたような気分になってしまいます。平岡養一が木琴に出会ったのは、銀座の映画館。デビューリサイタルは、昭和3年の帝国ホテル。どこかそんな雰囲気を感じるコンサートにできればと考えています。
時代的には、戦後に飛びますが、銀座にちなんで「銀座カンカン娘」を演奏しよう!と決めて、伊左治直さんにアレンジをお引き受けいただき、もうすでにコンサートがうまくいったような(笑)
さらには、今日、生地屋さんで「昭和モダン的」な布を見つけ、気分が盛り上がりました。う〜ん、やりすぎかなあ。
フランスのメタルジャガードです。
コンサートは、詳細が決まればお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします!
今日はその後、京都国立近代美術館で開催中の「志村ふくみ〜母衣への回帰」展へ。文化勲章授章記念として開催されている展覧会です。
少し前、京都新聞で紹介されていた話。同志社中学校の教諭であった青田五良という人物が、民芸運動の柳宗悦に共鳴し1927年設立「上加茂民芸協団」で草木染めと手機をはじめました。青田は「ほぼ技術の中心を掴み得た」という言葉を遺し、三十代で夭逝します。彼には「必ず誰かが後から来る。自分が踏み台になる」という言葉がありますが、これを聞いたのが、志村ふくみの母・豊。青田から染織を学んだ豊さんが、娘のふくみに手ほどきをしたそうです。
今日は、志村さんの作品を越えて青田五良のことを考えてしまいました(笑)
すぐ近くの細見美術館では、東京では列をなしたという「春画展」開催中。行列はできておりませんでした(笑)