「古道具、その行き先 坂田和實の40年」展 など。
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コンサートの当日会場へは、10時過ぎに着かないといけないので、やはり前日入りかな。というわけで、せっかくなら、ゆっくり日本郵船歴史博物館の展示も見たいので、早めに出かけました。
で、前夜は横浜の街を楽しむ。といっても、いわゆるデートコースではなく(笑)野毛、でした。
横浜にも、こんなディープな下町があるんだと、感動!
ベルギービール専門店 le temps perduで、少し時間をつぶしてからご飯を食べて、こんな所へ。
どこへ連れて行かれるのかと、ちょっと焦りました(笑)
「日の出理容院」という名の、バーです!
耐震性ゼロな感じですが、雰囲気のいい、ツウザキ好みなお店でした!店の中から。この写真の左手前がカウンターになっています。次の日が本番でなければ、もっとゆっくりしたかった(笑)
コンサートの翌日は、一人ふらっと、ホテルからすぐそこの、横浜みなと博物館へ。
博物館にいけば、平岡が1930年に乗船した当時の秩父丸の、これまで見ていなかった資料があるかな、くらいに出かけたのですが、ちょうどやっていたこの企画展「魅惑の日本客船ポスター」展は、想像以上の展示量で驚きました。私の好きな時代(1920〜30年代)の面白いものもたくさんあって、得した気分。
午後からは、この間『週刊新潮』をぱらぱらと見ていて気になっていた、渋谷区立松濤美術館「古道具、その行き先 坂田和實の40年」展を観る。
もちろんレヴェルは違うけれど、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、そして時代、さらには世間の評価に関わらず、自分の感覚にあったものを集めるという点で、自分の考え方と共通するものがあり、なかなか楽しめる展覧会でした。モノを愛する心が試されます。
とはいえ、特に昭和以降の「古道具」に関して「恭しい展示にだまされないぞ」と身構える、自分の性格の悪さが気になった(笑)
古物歴、ようやく20年の私ですが、あらためて、見る眼を磨くこと、信じること、そして疑うこと、どれをとってもむずかしいと思いました。
帰りの新幹線は、カバンに入れてきた本を結局一度も開かず熟睡。遊んで、働いて、遊んだ、3日間が終了。えっ、遊んだ方が多い?