浜離宮ランチタイム聴き所と近況報告
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21日、浜離宮朝日ホールランチタイムコンサートが近づいてまいりました。
どうしてリコーダーとのデュオか?!
それは主催者さんからの依頼が「リコーダーとのデュオでお願いします!」だったからです!(笑)
これが聴きたいとリクエストしていただけるのは有り難いです。
プログラム解説も、とご依頼を受け昨日校了いたしました。
最初に「この木琴を弾きはじめて14年」と書いて、自分でも固まってしまいましたが、そう、木琴を弾き始めてもう14年になるのです。肩書きもすっかり「木琴奏者」です。
さて、このコンサートの聴き所など。
ゲストのリコーダーは鈴木俊哉さん。京都でも度々共演しているリコーダー奏者・本村睦幸さんは、その繊細な音色が魅力ですが、俊哉さんはダイナミックな演奏振りが魅力です!
コンサートのスタートはエーデルワイス(西邑由記子編)から。
こちらは、本村さんとの演奏です。現代音楽の旗手としてのイメージが強い俊哉さんと演奏すると、どんな風になるでしょう。明日リハーサルですが、私自身とっても楽しみです!
そして、モーツァルト、バロックと続き、伊左治直さんの「スパイと踊子」。
この曲の私のパートに一瞬「踊子シーン」が出てきます。
一瞬の舞に磨きを掛けるべく練習中(笑)本作は、CDにも収録されている曲ですが、このシーンはライブでないと観られないので、是非「観に」「聴きに」いらしてください!
2部では、ピアノのおけいこをされた方ならよくよくご存じのはずブルグミュラーの曲集から、また林光が武満徹の娘、真樹さんのピアノ学習のために書いた作品、バルトーク「44のデュオ」(オリジナル:ヴァイオリン・デュオ)をあつめた小品集。
それから、ピアソラのタンゴ・エチュードをソロで。
続いては、野田雅巳さんがこの編成のために書いてくださった「発明家」。
タイトルは、ピアソラの「革命家」に倣っているというところからして、プッと吹き出しそうな愉快さがあります。
発明家が何を発明したか?!本作には、5つの発明品が登場します。
まずは「美女センサー」。どんな機械か。
「じぶんの好みの、あるいは求める女性の外見上の特徴をこの機械に入力して設置すると、それに合致するひとが通るたびにセンサーが反応、はなれた場所にいても知らせてくれる。」
そんな便利な機械です(笑)さらには「新美女センサー」という曲も出てきます。
「精度がわるく、ぜんぜん理想のひとを見つけることができないうえ、大きくて重く、センサー音もうるさい、という苦情をうけてうまれた改良品。センサー音を小さくすることに成功した。」
さて、木琴とリコーダーで演奏する「発明家」全5曲、どんな音楽になるでしょう!
最後は、森山良子さん、そして夏川りみさんのうたでお馴染みの「涙(なだ)そうそう」。
リサイタルの最後が「涙そうそう」って、かなりの変化球ですが、平日のランチタイム。和やかに愉しんでいただけるプログラムかと思います。まだ少しお席があるようですので、是非ふらりとお出かけください。
さて、前回、父入院の話題を書きましたが、先日無事に退院いたしました。ご心配いただいた皆さまありがとうございます。
退院の時、病院をでたタイミングで、泉涌寺に入られる上皇さまが前を通られ、なんだか縁起が良い!という有り難い気分になりました。
さてさて、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、当HP右上に秋のコンサートのご案内が出ております。
10月11日、銀座王子ホールにて「通崎睦美木琴リサイタル」。弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオとの共演です。今月21日より発売。
お馴染み「今、甦る!木琴デイズ」のシリーズvol.12は、11月13日。今月29日より発売。こちら、昼の部はこれまで多くの回で完売、当日券なしとなっております。私も何かと締め切りギリギリ体質ゆえ、申し上げにくいのですが(笑)できれば早めにチケットご手配いただけると嬉しいです!
水曜日には、連載、産経新聞コラムが出ています。
こちら、紙面本文に1点あやまりがありました。すてきな本『雨の名前』(高橋順子・文、佐藤秀明・写真)をご紹介したつもりでしたが、出版社名が違っておりました。正しくは「小学館」です。次回で公式に訂正いたしますが、まずはこの場で関係者のみなさま、読者のみなさまにお詫びいたします。(web版は訂正済み)
https://www.sankei.com/west/news/190613/wst1906130003-n1.html
明日は、読売で書評が出ます。
この表紙が何か?!は紙面にて!
いろいろありますが、間違いを犯さぬよう!落ち着いていきます。
まずは、21日浜離宮朝日ホールから!
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2019/06/event1336.html